
庭のブドウとイチジク戦記🕊️【家庭菜園2026】
家庭菜園は生き物達との共存であり、戦いでもある。
昨年から大事に育てているブドウがある。その名はナガノパープル。8房つけたものの、ジベレリン処理後の生育が悪くて4房間引いた。はじめに欲張って房をつけすぎてしまったせいか、4房に残る実もまばらに数粒程がビー玉大までしか育たなかった。せめて味見をしようと、クッキングペーパーで作った雨避けの傘を掛けて様子を伺い、そろそろ味見してみるかと思った翌日の朝。


昨日までそこにあったはずのブドウ3房の実が、跡形もなく消失していた。

事件です
その瞬間、喪失感と共に、ここに記すには少々乱暴な言葉が湧いて出た。かのジャイアンさんのお言葉をお借りするならば、誰か分からんけど犯人を「メッタメタのギッタギタにしてやる」とギラついた思春期さながらのやり場のない怒りに包まれた。もう思春期ではないので、お隣さんに聞かれて困るような声は出ていなかったと思うけど。
犯人は一体誰なの?ヒューマンなの?週一で庭を通るパルシステムの人なの?動物なの?などとヒントを探していると、地面に散乱したブドウの皮と、ブドウの葉に残された青白い羽毛を見つけた。犯人はトリの可能性が高い。
クッキングペーパーの傘で隠したはずなのに場所を覚えていて、下から攻めて中の実だけを食べる手口。相当賢い。しかも本来皮ごと食べられるナガノパープルの実だけを食べて、皮は排除すると言う狼藉。マジ許すまじ。
しかし、この下方からのトリ攻めを許してしまった失態。
もし江戸時代であったなら、今年は味見だからと油断して、袋掛けを横着した己の責任でござると切腹していたかもしれない。だが今は令和、ガチガチのコンプラの世なので、来年は万全を期すと誓うに留めたので御座候。
来年へのメモ
・ジベレリン処理は粉末より錠剤の方が使いやすそう。
・フルメット処理も行う。
・幹の太さにもよるが、房は4房まで。
・主枝も適切な長さにして養分を集中させる。
・ブドウ用の袋で袋掛けを行う。
・春までに土を育てる。
生き残った1房は実が3粒しかなく、ほとんど大きくならなかったので傘も掛けず放っておいたものだ。つくづくトリ(容疑者)は美味しい所を持っていく。その1房にはイチジク用のメッシュの袋を被せて守りを固め、しばらく経ってから味見をした。

枝に付いたまま熟成されて、一回り小さくなったようにも見える濃いパープルの実は柔らかく、甘みもフォクシー香(巨峰の香)も強く濃縮されて、渾身の一雫となっていた。
うめぇ。
これがトリ(容疑者)に食べられてしまったのかと思うと、滲む悔しさもひと塩だった。そしてトリ達がブドウを食べて歓喜し舞い踊る姿を想像した。
…恩返し、待っているでござるよ( ;∀;)/.:+プシャア
プランターで育てているイチジクの実も、長雨にも負けず緑色からダークチェリーみたいな赤紫色に変わり始めた。


ウチのイチジクは熟した途端、無数のアリとダンゴムシ達が狙いに来る。高い所に実るものは被害が少ないが、裂果すると飛行するムシ達も群がってくる。樹上で熟させたいのに、熟す程にシメシメと群がるムシ達。樹上の完熟パラドックスである。


そんなイチジク達も今年は2、3年目。なんとかムシ達に競り勝ち収穫したイチジクを口にすることができた。
レディグレイ、グリスビファレ、ブリジャソットグリースはそれぞれ3〜6個、ホワイトイスキアは10個以上を収穫し、食べ比べることができた。

それぞれに味わいが違うけど、この中ではレディグレイが1番好きだ。別にレディと名がつくから好きな訳ではない。まだ熱を残す夏の終盤、グレイに熟したレディの様に味わい深い甘さで…などと言い出すと妄想収集がつかなくなるので自重するが、1番青臭さがなく甘いと感じる。逆にホワイトイスキアは小さな実を沢山つけるが、少々青臭い。
この青臭さはイチジクらしさでもあるが、クセでもある。お菓子にして、そのクセを消化することにした。イチジクのコンポートなら簡単で、クセがあったり甘くないイチジクでも美味しくしてしまうけど、どうせならイチジクをそのまま使いたいと思った。
米粉が余っていたので、米粉のイチジクマドレーヌを作ることにした。
レシピメモ📝
【先混ぜ】
卵…1個
きび砂糖…30g
【後混ぜ】
米粉…60g
ベーキングパウダー…2g
無塩溶かしバター…40g




案外上手に仕上がった。
実を半分に切ったものより、丸ごと入れたものの方が美味しかった。全体の水分バランスを整えるために、イチジクはやや乾燥させてセミドライ化した方が合うかもしれない。

今年の夏は、雨が多くて収穫パトロールもサボりがちになってしまったけれど、春から夏にかけて家庭菜園を楽しめた。






























来年へ続く🍇