
お台場について。
レインボーブリッジを過ぎると、そこはメトロポリスにあるリゾート地であった。
海を渡る長い吊り橋を…
川端康成が現代にいたらこんな風に書くでしょうか。
さて、今回はお台場について語るnoteになります。(書き物なのに語るとは此は如何に。)
1.導入
さて、皆様はお台場に行かれたことはありますでしょうか?
観覧車、大江戸温泉物語、ヴィーナスフォート、パレットタウン、メガウェブ、船の科学館…
かつて、江戸時代に砲台があった埋立地には、これら多数の建造物がありました。
しかし、今ではパレットタウンを除き全て解体されています。(パレットタウンは廃墟状態)
また、ヴィーナスフォートはイマジナリフォートに変わりましたが、これも2年で撤退。
そんなお台場に私はバイトで通勤していました。(厳密に言うと港区台場ではなく、江東区青海に当たるのでお台場ではないが、臨海副都心エリアには内包されるという認識)
さて、本題に入る前に少し整理を。
臨海副都心の湾岸道路より北側を「お台場」
南側を「青海」として扱います。
品川区東八潮(潮風公園などがある)付近はお台場として扱います。
2.通勤していた人間から見る「お台場」
私は江東区の青海にあるコンテナ埠頭で、バイトをしていました。
そんな人間から見る「お台場」は通過点でしかありませんでした。
(というより交通機関から通勤用の自転車に乗り換える地点)
埼京線や有楽町線で海側まで一気に来て、そこからは ゆりかもめ や りんかい線 に乗り東京テレポート駅(ゆりかもめ:テレコムセンター駅)まで来ていました。
そこから自転車に乗って、コンテナ埠頭まで通勤していたわけです。
そんな人間がお台場に抱く印象は…
2-1.「遠い!!!」
…ということ。いやほんと。
めちゃくちゃ遠いんですよ。
池袋駅から埼京線でりんかい線直通を引けば、30分ほど…
しかし!早朝の通勤時間帯は新木場行き(りんかい線直通)がありません!
よって、山手線で大崎(りんかい線の始発駅)まで行き、そこからりんかい線に乗るわけです。
それに帰る時は夜8:00ぐらいでした。
それならさすがに埼京線直通の電車もあります。
問題は本数が…都会の電車なのに少ない…ということです。
あるだけマシでは?それはそう。
だとしても本数が少ないのは痛いんですよ…
平日土休日共におおよそ20分間隔でした。
夕ラッシュ朝ラッシュはもう少し本数が増えます。それでも1時間に4本くらいです。
泣くぞ。埼京線直通する気あるんですか??
と言いたくなる。
それに接続がよろしくない。15分間隔や20分間隔の間には、大崎止まりのりんかい線内完結の電車が走っています。
ならいいじゃん!
良い訳ないのである。
土日なんかは悲惨です。
埼京線に直通する快速電車を逃して、次の大崎行きに乗ったら、大崎で乗り換え。
乗り換えた先の大崎でやってきたのは新宿止まりの電車。(相鉄線?から来るそうです)
新宿止まりて!!池袋とかまで行ってくれ!!
そこからまたその先に行く埼京線に乗り換えをします。
これで、次のりんかい線から埼京線に直通する快速電車と、池袋への到着時間に大差はありません。なんで2回も乗り換えなきゃいけないんですかね…
こんなんだからJR線の使用は辞めました。
次に選んだのは東京メトロ有楽町線の新木場乗り換えで、東京テレポートまで行く方法です。
こっちは多少時間がかかれど、乗り換えが少なく済みます。そしていくらか運賃が安いのも魅力ですね。(新木場だけで乗換が済みますから)
…それでも時間はかかるので、お台場は遠く感じるものです。
そして、経路選択では免れない課題がひとつあります…
2-2.「運賃が高い!!」
池袋〜(埼京線経由)〜東京テレポートは588円です。(IC運賃:所要時間約30分)
池袋〜(新木場経由)〜東京テレポートは524円です。(IC運賃:所要時間約45分)
さて、有楽町線経由の運賃を詳しく見てみましょう。池袋〜新木場(有楽町線)252円/16.8キロ
新木場〜東京テレポート(りんかい線)272円/4.9キロ
…りんかい線区間、割高に見えませんか?
1ヶ月の通勤定期では有楽町線区間が9.150円、りんかい線区間が10.600円。
距離短い方が高いやんけ!!!
…ということで、りんかい線は通勤で使うと本数が少なくて、高くて不便な乗り物に見えるわけです。あまりにも使いづらかったので、湾岸道路(国道357号線)を自転車で走ってました。
こっちの方が速くて安い。
(もっとも、臨海副都心エリアの道は坂が多かったりしますので、自転車だと意外と大変です。夢の大橋の坂がキツかったんすよ…)
2-3.「飲食店が少ない!!」
普段使いできる飲食店が本当に少ない。
特に飲み会とかに向いてるタイプの飲食店が全然ない。サイゼリアですら無くなったんですよ。
飲食店を探そうと思っても、青海側はほぼお店がありません。コンビニくらいです。
ダイバーシティ東京に行けばいくつかありますが、飲み会に向いている…ようなお店はありません。
ではお台場側は…ファミレスとかはあります。
この他、アクアシティお台場やらに行くとフードコートなどはありますし、東京ラーメン国技館なんてものもありますが、飲み会向きとは言い難いお店ばかり。
会社終わりの飲み会でポムの樹とか行きます?
多くの場合行かないでしょう。
そもそも、お台場の飲み屋がなくても、ゆりかもめ乗って新橋まで出れますからね…
しかしまぁ、飲み会が目的ならその選択肢はアリなのですが、お台場で仕事を終えて帰る前にすこし、という需要を満たすお店がないのです。
これがまぁまぁ不便なんですよね…
本当にビジネス街にする予定があったんですか…?
今はリゾート地だからね、仕方ないね。
3.オタクとして見る「お台場」
お台場が舞台になった作品…といえば、踊る大捜査線をあげる人が多いですが、お台場はラブライブ!(虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会)の聖地にもなったりしています。
(私は虹ヶ咲から…)
そんな虹ヶ咲のオタクとして思うことが色々…
3-1.アクセスが微妙
大阪にいた時から虹ヶ咲が好きで、お台場に何度か行っていたのですが…
本当にアクセスが微妙なんですよね。
新幹線で東京まで来て、新橋まで少し戻りゆりかもめに乗る。これが基本的に最速になりますが…(有楽町線経由だと少し遠回りになる)
正直、2回も乗り換えあるのダルいんですよね。
東京駅からバスは…と言っても、東京ビッグサイトに向かう都営バスの都5-2系統や、東15、東16系統などがあります。
が、ビッグサイトは臨海副都心エリアと言えど、お台場のエリアではないので…
ちなみに品川駅で新幹線降りて、港区のコミュニティバスに乗り継げば、レインボーブリッジを渡ってお台場に行けます。
1時間に3本〜4本ですので、時間の確認だけ必要ですね。
しかし、羽田空港まで空路を使うとリムジンバスがあるので、ラクに移動できます。
少し前までりんかい線と東京モノレールの乗車券が500円で売ってたんですよ。
東京テレポートから羽田空港までの切符なのですが、いつの間にかなくなってしまいました。
「お台場モノレールわくわくきっぷ」なんて名前で売られてたのに…という思い出話はさておき。
3-2.とにかく移動が不便
働いてて思う。お台場へ行くのが不便だと。
オタクしてて思う。お台場へ行くのが不便だと。
では、お台場や臨海副都心エリア内での移動はどうでしょうか。
これがまた、微妙に面倒なんですよね。
遠回りをするゆりかもめ。駅と駅が800mとか微妙に離れているりんかい線の駅と、ゆりかもめの駅。
ひたすら深い地下の駅から上がって、地上に出たら跨道橋を跨がないと、ダイバーシティ東京にもデックス東京ビーチにもアクアシティお台場にも行けない東京テレポート駅。
これ、1回だけ行くとかなら全然気にならないんですよ。
毎日通勤したり、聖地巡礼しに何回か行ってみてください。めちゃくちゃ気になりますからね。
完璧じゃないのは仕方ない。我田引水の意見ばかり聞き入れてたら、都市構造はめちゃくちゃになってしまいますからね。
…だけど…!だけど…!
もう少し公共交通機関利用者のこと、考えてくれんかったんか…!
しかもお台場の街開きは1980年代。それに埋立地という立地。
地主は居ないようなものです。実質東京都がドンになりますが、、、
地主いないんだからサ、施設の位置とかもうちょっとやりようあったのでは?!
本当に、アップダウンが多すぎるの何とかなりませんかね。(と、デブは思うものです)
ちなみに、自転車を使うと臨海副都心エリア内の移動はかなり楽になります。
バイクやクルマなら最強でしょう。
3-3.施設の移り変わりが激しい
お台場の過渡期なのか、土地契約の更新時期なのかわかりませんが、施設が消えたり増えたりして…景色が変わるのが早いんですよね。
虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会の聖地になった、パレットタウンやヴィーナスフォートには入れなくなり、大江戸温泉物語もなくなり…観覧車もなくなり…
ユニコーンガンダム?あれももうすぐ無くなります。(2026年8月末まで)2026年8月執筆時点
虹ヶ咲のアニメは、アイドルアニメだけではなく、臨海副都心の移ろいを記録するアニメとしての意味を持つのではないでしょうか。
ともかく、アニメで見た思い出があるものが、いざ巡礼しようとなると無くなってること。
これはファンとしては、少し寂しさを感じるものでもあります。
あったものが無くなってるんですからね。
聖地巡礼する目的は、推しが存在したのを実感したいのであって、諸行無常を感じたい訳ではないのです。
だからこそ、建物の移り変わりを見ると、虚ろな気分になってしまうわけですね。
もちろん、お台場から建物が無くなっていってるだけではありません。
新しい建物も出来ています。
ヴィーナスフォートのほど近く、青海駅周辺にはトヨタアリーナ東京が完成しました。
そして、中央防波堤にある海の森公園も開放されましたし、悪いニュースだけではありません。
倒木が朽ち果てるだけではなく、新しい芽の息吹を感じると、この街にも未来があるのだなと思うものです。
4.ぶっちゃけお台場に行きたいか
正直、休日だ!お台場行こう!…とならないんですよね。
…昔みたいなトキメキがないよなぁ…と思うものです。お台場じゃないといけない理由が…見当たらないんですよね。
ジョイポリスに行くとか…夏フェスやフジテレビに行くとか、虹ヶ咲の聖地巡礼とか、コミケに行くとか。
でもこれは「催し物や建物」に対してのワクワクやトキメキであり、「お台場」に対してのトキメキじゃないんですよね。
あの東京港トンネル(台場トンネル)をくぐった先にお台場があるぞ!と思った時の高揚感。
レインボーブリッジを渡ればお台場に行けるぞ!と思った時のワクワク感。
正直その高揚感が昔より減ってる気がするんですよね。
街にパレットタウンのような廃墟や空き地が増えてるからなんでしょうか。
かつて、「レインボータウン」など名前をつけられていた臨海副都心。
パレットタウンの施設名のように、色とりどりの個性で彩られたかと思えば、いつしか時間が経つと色褪せていくのは都市も同じのようで。
…やっぱり少し、悲しく思うものです。
では日本人が集まらないと言うなら、外国人はどうでしょうか?
外国人が特筆して臨海副都心エリアに多いかというと、そうではありません。
インバウンド客はお台場ではたしかに多いけど、浅草や新宿など、ベタなエリアに比べれば少ないです。
臨海副都心エリア内でも、青海側のテレコムセンターとかでは外航船の船員くらいしか来ませんし…
…ってことは外国人が少ない東京のリゾート地ってコト…?!(not排外主義)
アリかもしれませんね。
よし、今度のお出かけはお台場にしよう。
読んでいただき、ありがとうございました。