ミスをしても、自分まで否定しなくていい
転職してから、少し時間が経ちました。
以前の職場と比べると、今はずいぶん落ち着いて仕事ができています。職場の雰囲気も穏やかで、分からないことを相談しやすく、心理的安全性の高さを感じています。
それでも、なかなか変わらない自分の癖があります。
それは、仕事でミスをすると、必要以上に気にしてしまうことです。
先日も、少し慌ただしい中で仕事を進めていた際、確認漏れをしてしまいました。
普段なら気づけたかもしれないことでしたが、その日は余裕がなく、結果として見落としてしまったのです。
周囲から指摘されて気づきましたが、特に厳しく注意されたわけではありません。ごく普通の指摘でした。
以前の職場なら、ミスをしたことで今後の人間関係が悪くなるのではないか、仕事がやりづらくなるのではないか、と不安になっていたと思います。
でも、今の職場ではそうした恐怖はあまりありません。
それなのに、やっぱり落ち込んでしまうのです。
考えてみると、職場の環境は変わっても、自分自身に対する厳しさは、まだそれほど変わっていないのかもしれません。
ふと、以前受けた心理テストのようなものを思い出しました。
そこには「責任感が強い」「課題は早めに終わらせたい」といった自分の特徴が示されていました。また、物事を一人で抱え込みやすい傾向についても触れられていました。
実際には、今の職場でそこまで多くの仕事を抱えているわけではありません。
ただ、仕事そのものではなく、失敗したときの責任や感情を一人で抱え込みやすい、という意味では、少し思い当たるところがありました。
もちろん、ミスをしたら反省は必要です。
今回も、確認が漏れた原因を振り返り、メモに残し、次回の確認項目に追加しました。
同じミスを繰り返さないために、少しずつ仕事の精度を上げていきたいと思っています。
でも、そこでふと思いました。
必要な反省と対策を終えたあとも、自分を責め続ける必要があるのだろうか。
ミスをした事実は変わりません。
けれど、ミスをしたことと、自分自身の価値は別の話です。
一度の失敗で、仕事ができない人間になるわけではありません。周囲から指摘されたからといって、自分の存在価値が下がるわけでもありません。
頭では分かっていても、気持ちはすぐには切り替わらないものです。
それでも最近は、少しずつ考え方を変えていきたいと思うようになりました。
目指したいのは、ミスをしても何も感じない人になることではありません。
ミスをして落ち込んでも、必要な反省を終えたら、また普段の生活に戻れる人になることです。
これからも、仕事がうまくいかない日はあると思います。
忙しい日もあれば、暇な日もあるでしょう。周囲から指摘されることも、確認漏れをしてしまうこともあるはずです。
でも、その一日だけで、自分の仕事人生全体を評価しなくてもいいのだと思います。
今の職場では、できれば長く働いていきたいと考えています。
だからこそ、仕事の能力を高めることと同じくらい、自分を必要以上に追い詰めない考え方も身につけていきたいです。
仕事は丁寧に。でも、自分には少し寛容に。
反省すべきことは反省する。改善できることは改善する。そして、仕事が終わったら、家族との時間や自分の好きなことも大切にする。
まだまだミスは気になりますし、落ち込むこともあります。
それでも、気にしてしまう自分まで責める必要はないのでしょう。
少しずつでいいので、そんな考え方を身につけていきたいと思います。