
感性でダメなら計算で作ればいいんじゃない? | Google FlowでMV作成ツールを作った
このツールは、動画生成AIで作成される8秒や10秒の動画とmp3の曲をプログラムで解析し、スピードや色調を調整・補正しながら結合するMV作成に特化したツールです。
MV制作での試行錯誤を元に、プログラム的にできる補正機能を詰め込み、ワンタッチで使えるようにしたGoogle Flowのツールを作成しました。
Google Flowのツールとして作成していますが、他の動画生成AIで作成したクリップを取り込んで使用することができます。
Q. Google Flowを使っていなくても使えるの?
A. Google Flowへのユーザ登録は必須ですが、動画生成以外の機能はGoogle Flow限定ではなく、他の方法で作成した動画をアップロードして使用することができます。
このツールは「ツール使いたい放題」プランに参加頂くことで使用できるようになります。
1度使用できるようになれば、退会後も引き続きご利用頂けます。

Google FlowでMV作成補助ツールを作った
Google AIの画像や動画をあれやこれやするAIツール「Google Flow」。
「統合型AI映像・クリエイティブ制作プラットフォーム」
などと、ものものしい定義のものらしい。
このプラットフォーム上に「Flow Tools」というカスタムツール作成機能がある。
触ってみた感じ、正直ツール作成をするAIが賢くない。
ツール作成は、その賢くないAIにまるっと頼るしかなさそうだ。
手書きできなさそうなのだ。
「あっちを直して!」と伝えると、こっちを破壊する。
そんなイメージを持っている。
なので、作り進めるのがなかなかにしんどかった。
しんどかったけど、MV作成ツールを作った。
Google AIの課金プランに応じて月ごとにGoogle Flowクレジットがもらえる。
無料なら0、Proなら1000。
さらに、プラン関係なく毎日50クレジットがもらえる。
私はPro課金しているから、この1000クレジット + デイリー50クレジットを棒に振るのはもったいない。
はじめてGoogle Flowの画面を見たとき、なぜかツールを作らないと使えないプラットフォームだと誤解した。
誤解したから、チャットを使って動画を作ろうという発想がなかった。
だからツールを作ったのだけど、苦労しながら作った分、意外に使えるものとなった。
このツールを使って動画を生成すると、8秒動画1本につき、12クレジットが消費される。
なので、毎日4動画、32秒を作るだけならデイリー配布されるクレジットで全て賄うことができる。
ただし、AIガチャがある以上、再生成が必要になってくる。
なので、現実的には無料クレジットだけなら2~3動画。
生成した動画は自動的に「ギャラリー」に保存され、ダウンロードすることもできる。
なので、無料分だけでもジワジワと作成して貯めていくことはできる。
問題は、連続性や色合いが必ずしもうまくいかないところ。
さらにMVにするには、できれば曲と動画のシンクロ率も上げたいけれども、動画生成AIはそんなことを器用に実現してくれない。
だから、ちょっと苦労しながら、そんなことをAIではなく、プログラム的になんとかしてくれるツールを作り込んでみた。

こんなことができます
開始画像と終了画像を用意すれば、画面上の操作で迷わず8秒ずつの動画を作成できる (Google Flowの残クレジットにより回数は制限されます)
mp3の曲からテンポの抽出をして、それにできるだけ動きを合わせた動画を作成できる
mp3を部分的に切り出して短いMVを作成できる
自動で曲のフェードイン・フェードアウト加工ができる
ワンタッチで曲や動画を再解析して、お手軽に動画の部分的なスピード調整を行うことができる
通常の横型動画をもとに、スマホ向け縦型動画、シネマ風黒帯入り動画、フィルム風加工、終了時の暗転・明転ができる
動画の最終フレーム画像を抜き出して、次回作成動画の開始フレームとして設定できる (シームレスな動画生成のために重要)

ツール画面を開くまで
Google Flowはこちら ⬇️⬇️⬇️
アクセスすると、このような画面になる。

「新しいプロジェクト」を押す。
プロジェクトを作っておかないと、ツールを割り当てることができない。
その状態で、ツールのURLをアドレス欄に入力する。
ツールのURLは有料エリアに書きます!

「プロジェクトで試す」を押す。

デフォルトではプロジェクト名が日付になっているので、そちらを選択して「開く」を押す


基本設定
画面の左側で基本操作を行います。

赤: MVに使用するmp3ファイルを設定します
青: 生成する動画1クリップの開始画像と終了画像を設定します。
緑: 生成するクリップのプロンプト(どんな動画を作るのか?)を書きます。

Google Flowで8秒動画を作る
開始画像と終了画像 (図解の青枠) を設定します。
プロンプト (図解の緑枠) を書きます。
「8秒動画を生成」ボタンを押します。
生成が終わるとTIMELINEにクリップが追加されます。

mp3を読み込む
mp3を読み込むと、曲の長さや速さを自動検出します。
曲中で使用する位置はこちらで指定することができ、トリム区間フェードをONにすると、切り取った部分の開始と終了をフェードします。
面倒な事前の曲編集は不要です。
また、末尾フェード切れ自動補正をONにすると、SUNOなどでエクスポートした曲の末尾フェードアウトが中途半端な場合、曲の長さに合わせてフェードアウトを強くします。


作成済みの動画を使う
使用するクリップはGoogle Flowへアップロード済み、あるいはGoogle Flowで作成したものを「ギャラリー」から選択するか、あらたにGoogle Flowへアップロードして使用することができます。

読み込んだ動画は1クリップごと、TIMELINEに並びます。
結合時は上から順番。
TIMELINE上で順番を入れ替えることもできます。

クリップの中で使用する位置を時間指定で設定できます。
また、結合動画内での再生時間も調整できます。
基本的には自動調整により停止している部分を省き、曲の尺に合わせてこれらの値を書き換えますので手作業でいじる必要はありません。

クリップを作成・読み込んだあとにできること
クリップのサムネイルをクリックすると、プレビュー画面が開きます。
実際の動画を見て、そのクリップを使うのか作り直すのか確認できます。
クリップ単体をダウンロードすることができます。

「エンドフレームを抽出」すると、動画の最後の画像を抽出することができます。
この画像をダウンロード、もしくは続きの動画をGoogle Flowで作成するときに使用するため、開始画像へ設定することができます。


なぜそのような機能にしているのかというと、動画生成AIは終了画像を指定していたとしても、必ずしもその画像で終了する保証がないためです。
連続したシームレスな動画を作成しようとする場合、少しでも前の動画の終わりと次の動画の開始が近いに越したことはありません。
動画のつなぎ目が目立たないようにするためです。

「自動仕上げ」で結合する動画の調整設定をする
すべてのクリップが揃ったら「自動仕上げ」を押します。

作成したい動画のタイプを選び、適用ボタンを押します。

ボタンを押すと、動画の動きや停止をプログラムが解析し、動画の再生スピードやタイミングの調整設定を行います。

作成する動画にその他のちょっとしたスパイスを
動画の横縦、ノイズの付与具合、終了時の暗転・明転を指定し、EXPORTボタンを押します。


各種設定を適用した結合動画を作り、プレビューとダウンロードができるようになります。
このとき、スローになる部分の補正やフィルター適用なども自動で行います。
結合後の動画の長さはmp3の長さ、もしくは、切り出す時間を指定している場合はその長さとなるよう、自動的に調整します。
この処理にはどうしても時間がかかりますので、処理終了まで気長にお待ちください。

完成した動画をダウンロード!
動画が出来上がると自動的にプレビュー画面が開きます。
ここで出来上がった動画はGoogle Flowには保存されません。
「SAVE TO COMPUTER」を押し、ダウンロードしてご使用ください。

有料部分にはツールの所在が書いてあります。
更新した場合には追記していきます。
