メインコンテンツへスキップ
見出し画像

[ インフル念写 ]:毎週ショートショートnote

    ↑コチラのお題【インフル念写】に参加してみました。
    定番のネコ型ロボット風のショートショートです。
    このフォーマットはショートショートの基本ですねぇ😊♪


    画像
    画像:naota/illustAC


    [ インフル念写 ]

     
    タッタラ〜♪

    「インフル念写!!!」

     と、青くて丸いやつが、カメラを取り出した。

    「インフル念写?」

     小首をかしげるメガネの子。

    「このカメラで念じながら撮影したものは、なんでもバズるアイテムになるんだ。試しにバズるように念じながら、キミの0点のテストを撮影してみよう」
    「えー、いやだよ」
    「いいから、いいから」

     青くて丸いやつは、マイペースに話を進める。

    「バズれ〜、バズれ〜」

    ”カシャッ”

    「これで、このテストはバズり出す」
    「本当に? なにも変わって……ん!? こ、コレは! チョー映えてる!!」

     テスト用紙を凝視するメガネの子の目は、大好きな女の子の写真を見てるかのようにキラキラ輝いている。

     ウフフフフ、と満面の笑顔の青くて丸いやつは「ママに見せてくるといいよ」
    「うん! ママー、コレ見てー!」

     メガネの子は、バタバタと階段を降りていく。

    「なぁに、騒がしいわねぇ」

     居間にいたママに、とびっきりの笑顔でテストを見せる。
     ママはテストを少し見ただけで、目を丸くする。

    「まぁ、素敵な0点じゃないの〜」
    「そうでしょう、そうでしょう」

     メガネの子は、自慢げに胸を張る。
     ママは頬に手を当て、うっとりと0点のテストを見ながら「こんな素敵な0点、近所の方々にも自慢しないといけないわね。さぁ、あなたも来なさい」
    「はーい」と両手を挙げるメガネの子。

     こうして、親子は0点のテストをご近所中に自慢するのであった。
     ちなみに、効力がいつまで続き、人々の記憶にどう残るのか──、
     それは青くて丸いやつだけが知っている。

    おしまい

    #毎週ショートショートnote
    #インフル念写

    ↓前回参加したお話はコチラから読んで読んで

    ↓にっこりみかんのお話集はコチラから読んで読んで

    ↓にっこりみかんのTALESも読んでみて


     
     
    こんにちは!工場長のにっこりみかんです。 ここは、みなさんの顔を「にっこり^-^」にする工場です。 ショートショートを中心に、笑顔を濃縮還元していきます。 ▷すまいるすごろくコーチ ▷ほめ達検定1級

    あなたへのおすすめ