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Photo bynanadays

全身の水が一巡した日

    今日も暑かった!
    ここのところ毎日思っているような気がするが、本日は一日のうちでも特に暑い13時頃から外に出たので余計に感じた。

    日本舞踊のお稽古があったのだが、その前に図書館に行く必要があった。
    図書館は家の最寄り駅から一駅。いつもであれば、40分くらいかけて図書館まで歩いていき、そこから電車に乗ってお稽古場に行くコースとなる。それはさすがに無理な話だろうと思いつつも、たった一駅乗るのもなんだか悔しい。ということで、途中までバスに乗り、そこから20分歩いて図書館に行くコースにした。
    でもそれがそもそもの大間違いだったのだ。

    いくら木陰が多くても、太陽がてっぺんにある真昼間。雲もほとんどない。
    ぎらぎら照る中というよりも、暑い湿気の中を歩くのは全身汗まみれにした。
    その後もお稽古場へ行く電車の乗り換えのたびに汗をかき、最寄り駅からお稽古場まででも汗をかき、持って来た水筒の水は空になってしまった。

    お稽古が始まれば、いくらお稽古場がクーラー効いていようがまた汗をかく。特に今はなかなか激しい踊りをお稽古しており、立ったり座ったりが嫌っというほどあるし、くるくる回ったり、走り回ったりしている。
    お稽古で着ている浴衣も洗濯へ即GOの状態。
    行く途中で買った麦茶も空になってしまった。

    お稽古の帰りは、母と妹でご飯を食べに行く予定だった。
    予約してあったレストランまで歩いて15分。日は大分落ちてきたとはいえ、湿気がまとわりついて暑い。
    お店についたらまずは水をがぶ飲みした。

    レストランで一息つくと、なんだかホッとした気分となった。
    思えば今のところ今年一汗をかいた一日で、全身の水が一巡したような気持ちになった。水を飲みながら、デトックスされた気分だわなんてなんだかいい気持ちにすらなった。

    ところが、帰り道、まだ暑さが残る中歩いているとまた汗をかき始める。
    電車もクーラーが効いているはずなのに、割と人が乗っているせいか冷え切っている気がしない。乗客も暑さを満喫してきたような人ばかりで、一様に日に焼けて、なんだか体からも熱を発しているようである。
    そうなると先ほどのいい気持ちは吹き飛び、ひたすらシャワーのことしか考えられなくなってしまった。

    こうして家に帰ってきて、ようやく浴びたシャワーの気持ちの良いこと。すべてのイライラが文字通りすべて水に流れていく感覚である。
    そしてその後の水は甘露のようで、全身に染みわたる。帰り道で目減りしていた体内の水が満たされた気がした。

    これからもっと暑くなるのだろうが、イライラ募りそうな時は、帰宅後のシャワーの爽快感を思い出して乗り切ろうと思ったのだった。

     
     
    絵描きになろうと、意を決して退職。 その道のりは遠いなか、美術館行ったり、旅行いったり、日々思うこともなどを綴っています。

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