
【第7回】期待値の計算:勝率、平均利益、平均損失<第2部-2:期待値の考え方>
期待値は「自分の記録」から出す
前の記事では、期待値は「勝率」と「勝ち負けの大きさ」を合わせて見る考え方だと整理しました。
この記事では、実際の取引記録から期待値を計算する手順を、ステップごとに確認します。
必要なものは、取引ごとの損益の記録だけです。表計算ソフトで、数分あれば計算できます。
計算の流れ
取引ごとの損益を記録する
勝率、平均利益、平均損失を求める
期待値を計算する
結果を、損益比・損益分岐の勝率と照らし合わせる
有料パートでは、20回分の架空の記録を使って計算し、表計算ソフトの数式、よくあるミス、練習問題まで紹介します。
1. 記録するもの
期待値の計算に最低限必要なのは、1回の取引ごとの損益です。
次の項目をそろえておくと、あとで検証や振り返りにも使えます。
項目|内容
取引番号・日付|並び順と期間がわかるように
通貨ペア・売買の方向|どの条件で結果が出たかを見る
損益(pips)|スプレッド込みの結果を記録する
メモ(任意)|ルール通りだったか、理由など
損益をpipsで記録する理由
取引数量(ロット)が回によって違うと、金額で比べたときに、数量の影響が混ざります。
pipsで揃えれば、「手法の性能」を数量と切り離して見られます。(数量が違う場合の見方は、第5部の資金管理で扱います)