
天かすが旨いところはなんでも旨い
食べ物屋さんを語るとき、切り口として最も話題にあがるのは味です。
味の周辺状況がいくら良かったとしても、わざわざ味がよくない店に行こうとは思わないですよね。そしてそれは、頻繁に行かないハレの日の外食などなら尚更。失敗したくないので慎重になるのです。
でもそれが、普段使いの店ならばどうでしょうかね。味にばらつきがあっても多少は致し方ないと思うかもしれません。
日本のソウル飯=うどん
日本人に生まれて最もよかったことのひとつは「うどん」という食べ物が日常に存在していることです。寒い冬でも暑い夏でも、何かと理由をつけてうどんを食べることができる。
そしてうどんには欠かせないアイテムのひとつが「天かす」。大阪ではね、ハイカラうどんというものがあって、素うどんに天かすだけ入れたものをハイカラうどんというんだよ😋。これがまたチープなんけど、その店のうどんを評価するのにものすごい指標になったりします。
天かすで衣の極意が決まる
天かすは紛れもなく天ぷらの最小単位です。油鍋の中で踊るタネが丸まって天かすになっていくと、本来なら天ぷらとはかけ離れた香りになっていくみたい。これ料理人の方から聞いたことがあるんだけど、
天ぷら屋の実力は「天かす」だけ食べたときにわかる
らしいですよ😋。素人目に考えれば、天ぷらの衣のタネをそのまま油鍋にたらせば天かすができる、というイメージなのですが、こだわりのある天ぷら屋では天かす用のタネを作るとか。天ぷらの衣のタネ以外に何か別のものが入るのか、水と粉の配合が違うのか、温度が違うのか。何が違うのか?こそがこだわりの正体らしいのですが、あまり詳しくは教えてくれませんでした(笑)。
聞けばこれは実際には本当らしく、天ぷら屋さんがうどんも出している場合はこの天かすに出会える確率が高い。なかなかチェーン店のうどん屋ではこんな天かすには出会えないんですよね。
どこだったか一度だけ、うどんに入っている天かすに驚愕したときがあって、そのときの味覚の衝撃はすごいものでした。その体験があるだけに、うどんを食べるときは必ず天かすを試すという体質になってしまった(笑)。
市販品の天かすも試してみました。
昔、あるスーパーの棚にある天かすすべてを買い占め、うどんに入れての食べ比べをやったことがあります。結果は予想通り、あまりおいしくはない。それもそのはず、油分が酸化しないような添加がされてることが多く、一定の香りが長く続く半面、味覚としてのインパクトは抑えられているのが、食べ比べてみたときの総合的な印象。
むずかしいですねぇ、たかが天かす、されど天かす。
かす玉で幸せになる
材料は大したことないので家でも天かす実験は行えます。
卵・粉・水を一定の配合で混ぜ合わせ、どの温度で油鍋に投入するか?だけでも、かなりバラエティに富んだ天かすができあがります。市販品の天かすもいいですが、家で天ぷらをするときには少し手数を奮発して、天かす用のタネからかす玉を作ってみると楽しいですよ😋。
そしてうまくできた配合、作り方を見つけたらそれを客人にふるまってみる。
そうすれば客人は立派なかす玉(カスタマー, Customer)になるね🤣w
興味がわいたら、一度お試しあれ!
さぁ、明日は何を試そうか。