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八九寺 心のマイマイ 墓場まで持って行く気がなかった話


    皆さん、いつも八九寺の投稿記事に「スキ」や「コメント」ありがとうございます。

    『八九寺 心のマイマイ』は八九寺が今まで生きてきたなかで、体験した「面白かった事」や「悲しかった事」など、たいした事ない人生を、たいした事ない文章で書かせていただく新企画になります。笑

    今回は、『八九寺 心のマイマイ』初投稿になります。

    宜しくお願い致します!




    八九寺はその昔、少しヤンチャな坊やでした。

    その当時のお話です。

    当時、東京でフラフラしていた時期がありました。

    ある日、2年ぶりくらいに八九寺は遠方に住んでいる八九寺ママに電話をします。

    「あ、オレオレ!悪いんだけど20万かしてくれないかな?」

    「何言ってんの!お金なんかある訳ないじゃない!!」

    はい、貸してもらえませんでした〜。笑

    それから、数ヶ月後に地元へ帰る機会がありました。

    久しぶりに八九寺ママとも色々と話をしました。

    その中で、八九寺ママが突然こんな事を言い出したんです。

    「墓場まで持って行こうと思ってる話があるんだけど、聞きたい?」と。

    そう言ってる時点で、この人は墓場まで持って行く気がないと思い、教えてくれよ!と言いました。

    八九寺ママの「墓場まで持って行けず話しちゃった話」はこんな内容でした。

    ある日、実家の固定電話に電話がかかってきたという。

    「あ、お母さん?八九寺だけど」

    さらに

    「声変でしょ?喉にばい菌が入り、熱が出ちゃって倒れ病院に運ばれたんだよ、ゴホゴホッ」

    さらに×2

    「それでね、今日喉の手術したから、まだ元の声に戻ってなくて」

    さらに×3

    「今は〇〇病院に入院しているんだけど、どうしても手術費が払えないから50万貸して欲しいんだ」

    さらに×4

    「口座に振り込んで欲しいんだ…ホントにゴメン」


    画像


    八九寺は、ここまでの話を聞いて思いました。

    なかなか演技力の高い役者詐欺野郎だなと。笑

    八九寺は、役所広司さんの演技が好きなので、ここからは、彼を「役者広司」と呼ばせていただこう。

    心配しパニックになった八九寺ママは、「役者広司」に言われた口座情報をメモし、行きつけのマスターがいる銀行(喫茶店みたいに言うな)へ向かい……

    … ピポ

    … ピポ

    … ピポ

    チーン 笑

    お振り込み完了致しやした〜!!!


    がっ、しかしっ!

    これで終わりではなかった…

    さすが八九寺が見込んだだけのある演技力の「役者広司」!

    ここからが役者、いや役所魂の見せ所!

    ただ、振り込ませて終わりではなく、アフターサービスもしっかりしていたのだ!


    行きつけの銀行から帰った八九寺ママに「役者広司」から再度入電!

    「あ、お母さん?ゴホゴホッ!今、振り込みの確認がとれたよ、ホントに感謝してるしゴメン! 泣泣」

    さすが、世界の「コウジ ヤクシャ」… 完敗だぜ…

    燃え尽きたぜ、真っ白にな…(ヘイ、ヤブキ〜)

    泣きのオプションまでサービスしてくれるとは…

    がっ!

    八九寺ママは泣いている「役者広司」にこう言ったんだそう。

    「あなた、八九寺じゃないわよね。こんな事もうやめなさい…今回の事は警察にも誰にも言わないから、2度とこんな事しちゃダメ、やめなさい」と。

    数秒無言の時間が流れた…

    「うん」

    聞こえるか聞こえないくらいの返事があり「役者広司」との電話は途切れたと言う。


    おいおい、勘弁してくれよ…名演してたのは「役者広司」じゃなく、目の前で鼻息荒く話をしている、大女優「八九寺ママ」じゃん。

    お金を振り込む少し前あたりから、何となくわかっていたらしい…

    じゃあ、振り込むんじゃねぇ〜!!笑


    八九寺ママは真面目な人なので、話を盛ったりする人ではないから、「ホントにオレオレ詐欺ってかかってくるんだ」また、「ホントにオレオレ詐欺に引っかかる人もいるんだ」と思っちゃいました。
    この当時は、SMAPの世界に一つだけの花と同じくらい、オレオレ詐欺が大流行し始めた時期でした。笑
    「役者広司」よ!別に詐欺グループの中でナンバーワンにならなくても良いんだよ。


    追伸
    「役者広司」から電話がかかってきたのは、八九寺が20万円貸してと電話をした1ヶ月後くらいだったそうです。
    「お金なんかある訳ないじゃない!」と言って20万円を貸してくれなかった八九寺ママが、詐欺の電話だったとはいえ、息子が入院した事を聞きすぐに50万を振り込んでくれた…

    喜んじゃいけない話(事件)ですが、それだけ心配してくれたんだなぁと、少し嬉しい気持ちになり、帰りの新幹線の中で冷凍みかんに歯をやられながら、目頭が熱くなったのを覚えています。(歯がしみて)笑



    現在
    2年ほど前に父が亡くなり、八九寺ママは遠方で一人で生活をしています。
    LINEも全く出来なかったのですが、やり方を教えたら使いこなせる様にまで成長しやがりました。
    ほぼ毎朝、八九寺が前日にnoteへ投稿した記事を送ってあげ、それを読むのが楽しみになっている様です。

    がっ!

    今回の記事は、さすがに送れませんね。笑
    (怒られちゃう)


    『八九寺 心のマイマイ』初投稿、これにてお話は終わりになります。(文章は難しい〜)

    長くなりましたが、皆さん読んでいただきありがとうございました。



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