
落ちたツバメが飛び立った|不可能が可能になった日
我が家には、毎年ツバメが来てくれます。
わたしが生まれた頃からずっと来ているので、わたしにとっては、ツバメがいるのが当たり前の人生でした。
ありがたいことに、これまで間近でたくさんのツバメ生を見させてもらってきました。
みんな無事に巣立っていってくれた年。
そして、その逆の年も、もちろんありました。
わたしが小学生低学年のとき、剣道の素振りで竹刀を巣に当ててしまい、ヒナがいた巣を落としてしまったこと。
3つある巣の中で、いつもひとつだけ野良猫に狙われてしまう巣。
我が家の愛する番犬がいなくなってからは、カラスがやってきて、さらわれてしまうヒナたち。
自然界の出来事を目の当たりにし、ヒナ1羽が無事に育ち、巣立つことの難しさを学んだ気がします。
そして、今年のツバメたち。
元気なヒナが3羽いました。
毛が少し生えてきて、ポフポフしてきた頃。
1羽のヒナが、巣から落ちていました。
とても元気な子で、歩いて動き回っています。
人間の匂いをつけたくないので、あまり触りたくはありません。
でも、家の前の道路に出てしまうと危ない。
そこで、安全な場所に移動させます。
ところが、このヒナ。
元気すぎて、またすぐに移動してしまいます。
そこで、家族の間でこんな話になりました。
「ツバメって、ヒナが弱くて育たないと判断すると、親が巣から落とすよね。」
「でも、この子、あまりにも元気じゃない?」
「落とされたんじゃなくて、元気すぎて落ちちゃったんじゃない?」
「あ〜、1羽すごい元気がよくて、落ちそうになっていた子がいたわ。」
「じゃあ、元気すぎて落ちたなら、巣に戻したらいけるんじゃない?」
「でも、一度人間が触った子はどうだろうね。」
……と、あーだこーだと家族会議が行われました。
落ちたヒナを巣に戻して、無事に巣立ったことは、我が家では一度もありません。
でも。
もしかしたら。
そんな希望を胸に、この元気すぎるヒナを巣に戻してあげることにしました。
巣に戻った、元気すぎるヒナ。
そしてなんと。
落ちたヒナを、親が再び育て始めました。
我が家では、初めての出来事です。
それからしばらくして。
みんな無事に飛び立っていきました。
落ちてしまった、あの元気すぎるヒナも一緒に。
今年の我が家のツバメたちからは、
「不可能だと思っていたことも、可能になることがある」
そんなことを教えてもらった気がします。
今、我が家には第二弾のツバメたちがやってきています。
この子たちからは、今度は何を教わるのかな。
そんなことを考えながら、今日もツバメたちを眺めています。
では、みなさん Have a lovely one 🧚🏾♀✨️
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