残業ほぼゼロを実現した「3つの仕事哲学」― 特別なツールなしで時間を生み出す方法―
社労士開業準備中のともちかと申します。
前回の記事では、フルタイム共働き・育児をしながら社労士試験に挑んだ「勉強法」についてお話ししました。
今回はその土台になっている、仕事における「3つの仕事哲学」について詳しくお伝えします。
私が5年間、フルタイム共働きで子育てをしながら、残業をほぼゼロ(5年で10時間未満)に抑え込めた理由。
それは、日々の業務において徹底している「3つのこだわり」があるからです。
特別なツールは必要ありません。
明日から誰でも真似できる、私のタイムマネジメントの本質をお伝えします。
① 「探す時間」をゼロにする:机とPCの徹底的なクリーン化
仕事が遅れる最大の原因は「迷子」です。
書類が見つからない、目当てのデータがPCのどこにあるか分からない。
この「探す時間」は、1日の中で驚くほど積み重なっています。
私は常に、物理的なデスクの上はもちろん、PCのデスクトップやフォルダ内も綺麗に整理しています。
具体的には、PCのデスクトップにはゴミ箱以外、何も置いていません。
よく使うアプリやファイルを探す場所を「デスクトップ」ではなく「タスクバー」と「スタートメニューのピン留め」に一本化しています。
特にタスクバーには、ブラウザ・エクスプローラー・Excelを常時ピン留め。
エクスプローラーは右クリックからの「クイックアクセス」機能を使い、使用頻度の高いファイルへワンクリックでたどり着けるようにしています。
同じ発想は、ブラウザとExcelにも応用しています。
タスクバーのアイコンを右クリックすると、最近使ったファイルやよく開くサイトの履歴が一覧表示されます。
そこからさらに使用頻度の高いものだけをピン留めしておくと、アプリを起動してから目的のファイル・サイトを探すという「1クッション」を省略でき、その分だけ早く動き出せます。
「すべての情報の住所(置き場所)を決めておく。」
これだけで、業務に着手するまでのリードタイムがゼロになり、集中力が途切れなくなります。
② 急な割り込みに動じない:「手」を常に空けておく
「常に予定がパンパンで忙しそうにしている人」ほど、急なトラブルや突発的な仕事が入ったときに破綻してしまいます。
私のモットーは、自分の持ちタスク(手元の仕事)を溜め込まず、常に「手が空いた状態」を維持することです。
具体的なルールとして、「5分以内で終わることは、たとえ優先度が低くてもその場ですぐに片付ける」と決めています。
「後で片付けよう」と一旦保留にすると、その「保留」を管理するための判断コストが余計にかかってしまいます。
小さなタスクを溜め込まずその都度潰しておくことで、タスクが雪だるま式に積み上がるのを防いでいます。
依頼された仕事はその場で判断し、すぐに片付けるか、スケジュールに組み込んで自分の脳内から手放す。
常に「バッファ(余白)」を確保しているからこそ、不測の事態が起きても定時で帰ることができるのです。
③ スピードこそ最大の価値:「70点」でまず出す
「完璧主義」は、タイムマネジメントにおいて最大の敵になります。
時間をかけて100点満点の書類を作ろうとしても、上司や顧客の意図とズレていれば、その時間はすべて無駄になり、やり直し(残業)が発生します。
だから私は、最初から100点を目指しません。
まずは「70点」のクオリティで、圧倒的なスピードで形にして叩き台を出します。
この「70点」の見極めは、感覚ではなく「ゴールからの逆算」で決めています。
最終的に何が求められているかを先に定義してしまえば、そこに向けて「何が必要で、何が不要か」の判断基準が明確になります。
不要な部分に時間をかけずに済むので、結果的に最短ルートで完成形にたどり着けるのです。
「早く出して、フィードバックをもらいながら修正していく。」
このスピード感が、結果的に手戻りを防ぎ、最短ルートでの業務完了に繋がります。
実はこの「70点でまず出す」という発想は、前回お話しした社労士試験の勉強法(1年目は量、2年目は質へ転換)にもそのまま応用していました。
仕事と勉強、どちらも同じ思考回路で乗り越えてきたということです。
理論を、現場でどう使ったか
ここまでが、私の仕事の「考え方」の部分です。
では実際に、この3つの哲学を使って、現場でどんな業務改善を行ってきたのか。
次の記事では、生成AIも活用した具体的なDX事例を、包み隠さずお話しします。