
Number_i『No.Ⅱ』が初週Billboard4冠&タワレコ1位❗️前作『No.Ⅰ』との違いと、Spotify集中から多層ストリーミング戦略への進化を考察✨❗️
みなさん、こんにちは!なっき~です。
今日は、Number_i のセカンドフルアルバム 『No.Ⅱ(ナンバー・ツー)』 の初週チャート結果を、 前作『No.Ⅰ(ナンバー・ワン)』とも比較しながら、 “いま、Number_iがどんなフェーズにいるのか”を、見ていきたいと思います。
確かに今回、CDの初週売上という観点では前作より少し減っていたと思いますが、でもその裏には、音楽の届け方そのものが変わってきているという、とても大きな意味もあると思いますので、表面的な結果の数字だけではなく、多角的に考えていけたらなと思います。 では、さっそく見ていきましょう!
📊 第1章:初週チャート実績まとめ
まずは、最新アルバム『No.Ⅱ』の初週(9月22日〜28日)の実績から。
✅ Billboard JAPAN Hot Albums:総合1位(三冠達成)
CD売上は 298,426枚、ダウンロードは 22,259件。
ストリーミングも含めて、三冠を達成して“日本で最も聴かれたアルバム”に輝いたと言えるのではないかなと思います。
✅ Billboard JAPAN Top Albums Sales:1位
✅ Billboard JAPAN Download Albums:1位
✅ Billboard JAPAN Artist 100:1位
つまり、Billboardでは“総合・販売・DL・アーティスト力”の4冠制覇。
この時点で、国内トップアーティストの地位をさらに固めました。
そして、
✅ オリコン週間デジタルアルバム:1位(24,684DL)
✅ オリコン週間アルバム(CD)2位(32,961枚)
TOBE公式販売しかなかった過去と違い、今回はタワレコ全店で販売。
このため3.3万枚という数字が初めてオリコンに反映されて、ついに“オリコンに正式登場”。歴史的な1ページが刻まれました。
さらにもう一つ重要な記録、
🏆 タワーレコード全店総合アルバムチャート(9/22〜9/28)1位!
TOBE所属アーティストとして、あくまでタワレコのみではありますが、初の全国流通チャート1位を獲得しました。 “リアル店舗で勝つ”というのは、このデジタル時代では超難しいことだと思いますし、今回は特に初めてのことで期間も限定されていますので、ファンが実際に足を運び、フィジカルを支えている証拠だと思います。
欲を言えば、私のように、TOBE公式で3形態まとめ買いで、既に予約していて、さらにタワレコでも追加して購入するファンだけではなくて、せっかくの実店舗販売ですので、初めてNumber_iのアルバムをタワレコで買ったという、ファン層の横の広がりがどこまで見られたかというデータが可視化されると非常にいいなとは思いますが、そうしたデータはもちろんありませんので少し残念ですが、
今回の『No.Ⅱ』は、“Billboardで4冠”“オリコン初登場”“タワレコ全店1位”という、まさに三位一体の快挙を達成したと言えます。
他にもレコチョクは週間、デイリー、月間、ハイレゾでも1位、MORAのハイレゾランキング1位などなど、様々なチャートを席巻したと思います。
🧩 第2章:前作『No.Ⅰ』との比較
では、ここで前作との比較を見てみましょう。

確かにCDやDLは減っています。
でも――今回重要なのは ストリーミングの上昇。
『No.Ⅰ』ではCDやDLが中心だったのに対し、『No.Ⅱ』では Billboardの“Hot Albums三冠”を支えるほど、再生数が伸びています。
Number_iの音楽が“ダウンロードやCDを買ってその個人の端末や世界の中で保存されて完結する”ではなく、よりグローバル指標の中で世界と繋がりながら“聴かれ続ける”方向に進化した。これはまさに、アーティストとしてのフェーズが一段上がった証拠です。
🌐 第3章:海外反応と展望
海外の動きも見逃せません。 アグリゲータ ‘Kworb’ のデータでは、『No.Ⅱ』は iTunes Worldwide で Top20 圏(Peak16位) に食い込みました。
アグリゲータは、複数のデジタルチャート(iTunes、Spotify、Apple Musicなど)からデータを自動収集して、独自に順位をまとめて表示する非公式サイト・ツールというイメージだと思いますので、あくまで公式の発表ではないため、「参考指標」と捉えていますが、 それでも iTunes Worldwideでの上位に食い込んできたというのは、海外のファンが発売直後に反応して“買っている/聴いている”証です。ストリーミング強化+アルバムの魅力が合わさることで、これから Coachella、Head in the Clouds、さらには Apple のグローバル企画などとの接続も期待したいところです。
🎧 第4章:Spotify偏重からの脱却
ストリーミングが今まで以上に強化されてくると、次の課題としては、ストリーミングのSpotify一極集中問題が出てくると思います。私も、グローバル指標や、デイリー指標の分かりやすさや、自分が聞くことで、こうした指標にダイレクトにつながっている感覚が、やはりSpotifyは分かりやすいので、モチベーションも高まります。
特にこれまで Number_i は、ステーションヘッドをいち早く活用して、ストリーミングの強化=Spotify での再生力が中心軸だったと思います。
でも Spotify はそういう意味で、若干“コアファン向けのあえて能動的に”“探して聴く層向け”のプラットフォームという一面もあり、もちろん人それぞれで、聴き方にもよりますが、 ライト層や“偶然聴く層”に届きにくいという面も若干あると思います。
そういう意味では、このSpotifyの数字を分析していただいているサイトで、よくNumber_iのことも取り上げていただいていますが、
https://www.imaoto.com/entry/2025/09/03/070000
例えば先日のINZMのビルボードジャパンでの集計で累積ストリーミング再生数が1億回を突破するという快挙を達成したというのが記憶に新しいですが、かなりSpotifyでの割合が高いそうです。

それだけコアなファン層に支えられていて、縦方向のエンゲージメントを高めていくには、大成功しているのですが、今後のファン層の拡大、横展開、海外展開にどう繋げていくのか、という広がりを意識していくと、1億再生回数をひとつの基準としたときに、理想はSpotifyの割合が3割程度になったうえで、1億回再生されるようになると理想的な展開ということになるんだと思いました。
もちろん、そうした課題と戦略はNumber_i陣営も十分分かっていて、まず初期フェーズとして、ダウンロード主体から、徐々にストリーミング主体に切り替える戦略を自然の流れの中でファンにできるだけ負担なく浸透させつつ、ストリーミングのレベル感が一段あがってきた段階では、Spotifyの一極集中から、ある程度他のサービスへの横展開も必要だということを十分理解しているんだと思います。
ご注意いただきたいのは、同じファンの人が、例えばSpotifyもアップルミュージックも両方契約して欲しい、そういう意味では全然ありません。あくまでも最終的な理想の目標は横展開、ライトなファン層の拡大であり、ここ最近は特にその“多層ストリーミング展開”を意識して動いているなと感じておりました。
同じ目線で考えると、Number_iの様々な素材をSNSで活用できるのは、(まずはファンに楽しんでもらいたいというのは当然のこととして)グルーバル基準で、この横展開を狙って、よりNumber_iを知らない人にも少しでもリーチするように接点を最大化するための戦略のひとつだと思います。縦方向のエンゲージメント(もともとNumber_iのファンの人によりファンになって欲しい。愛を深めて欲しい)を高めたいだけなら、全部公式に一本化して、ファンが公式のページで全て見ればそれで事足りると思いますが、最初から、グローバル目線と基準で横展開を意識したSNSの利用を認めているということだと思います。
私が運営するYoutubeチャンネルで、(ごく稀ですが)事情を知らず、Number_iの素材を使って動画を作成していることに、否定的なコメントをいただくこともあるのですが、これは縦方向のエンゲージメントの深堀りを見ているのか、横展開、横方向の広がりを見ているのか、その人それぞれの視点の違いや、目標、目的の違いだと私は思っています。
話が少しそれましたが、
Spotify:コア層の深さを支える核
Apple Music:国際展開・ブランド訴求・体験強化の拠点
LINE MUSIC:国内ライト層へのリーチ、日常回遊のプラットフォーム
としてそれぞれ特徴があって、それぞれに機能すると思います。特に LINE MUSIC は、もともと国内利用率の高い “LINE” と直結している強みがあります。
日本発ストリーミングサービスとして 2025年6月に 10周年 を迎えており、
LINE プロフィール BGM・着信音・トークルームへの楽曲共有など、日常生活との接点も設計されています。
さらに、LINE MUSIC は MAU 約1,300万人規模という公式データもあり、
“LINE ユーザー”を音楽利用者に変えるポテンシャルがあります。
また、LINE は既に台湾で LINE MUSIC Taiwan を展開しており、アジア進出の布石にもなっています。
先日の企画で、Number_i は LINE VOOM 上で約1時間のトーク番組を実施し、視聴者数 180万人超 という記録を残したと言われています。
正直180万人も見ていただけるのであれば、Youtubeや、Instaなど、大体公式の登録者やフォロワー数が100万人ですので、もっと増えていてもいいような気もしますが、それだけライト層も見ていたということかもしれません。
これは単なるファン向け番組ではなく、LINE ミュージックへの導線を設計した戦略的イベントだと考えられます。日本国内だけでなく、もしかしたら今後のアジア展開の布石でもあった可能性もあります。
一方、Apple Music は世界市場で一定の存在感があります。 グローバルなストリーミング市場シェアでは、Spotify が約 31.7%、Apple Music が約 12.6% を占めているという統計もありますし、当然国や地域によって、それぞれの特性があって、Apple Musicのほうが強いエリアもたくさんあります。
また、Apple Music は2025年時点で約 94 百万の加入者がいると見積もられています。Applestore全店で未確認領域のMVが流れたり、Apple vision PROを通じたイマーシブで特別な空間での、MVビハインド映像の体験、AppleCEOティム・クックさんとの出会い、AppleMusicでのNumber_i RADIOなどなど、最近は特にAppleとの関係性強化が著しいと思います。
いま Number_i が取ろうとしているのは、Spotify だけに頼らない、多層展開型ストリーミング戦略に移行しているのではないかと考えられます。
Spotify でコア層を固めつつ、Apple や LINE を巻き込んで、ライト層・海外層にも自然に届く布陣を着々と作ろうとしているように感じております。
🎬 まとめ
今回の『No.Ⅱ』は、Billboard 総合4冠、タワレコ全店1位、オリコン歴史的初登場と、三つ巴で成果を刻んだアルバム。
CD や DL は前作より下がりましたが、そのぶんストリーミングが伸びて、
“買う層” → “聴く層”への移行を現実の結果として見せてくれたと思います。
実際、Billboardでは、2週目である2025年10月8日公開(集計期間:2025年9月29日~10月5日)の総合アルバム・チャート“Hot Albums”でも1位となり、自身初となる2週連続の1位獲得なりました。2週目は、CDセールス数5,386枚で13位、ダウンロード数597DLで4位、ストリーミング1位を獲得しての首位ということですので、ストリーミングの力がさらに伸びているというのはやはり、データでも明らかだと思います。
そしてストリーミング数の高まりとともに、次のフェーズ、その背景にあるのは、
Spotify集中型からさらに次のステップ、進化として、Apple Music・LINE MUSIC を巻き込む 多層展開戦略。Spotify で固めたコア層に加え、Apple で国際層、高音質にこだわる層にリーチ、LINE で日常層・ライト層を取り込む。
これらを通じて、Number_i は “国内から徐々に世界へ” そして、“継続してより多くの層に聞かれ続ける” アーティストとしての環境整備や足場固めへと転換点を迎えているのだと思います。
今回も最後までお読みいただきまして誠にありがとうございました。