20261017
テラスから庭に頭から倒れ込む人を見かけた
笑っているようだった
3匹の猫が周りをぐるぐる回って
いい天気ですね
と声をかけると
こくりと頷き
手を差し出し
手招きをする
途端に雨が降り出して
慌てて軒下に入り壁にもたれ掛かると
私の体は壁の中に入っていく
メガネだけを残して
そこは食卓であった
さっきの彼はスイカであった
カボチャでもあった
古い本には答えがあるという
分からないが分かった
変わってしまった
彼女は言う
あなたもね
ほっとしました
腕が上がらず
髪も拭けないです
拭いてあげましょう
ありがとう
初めて
あげましょうが嫌な感じがしなかったのは
不思議な感じ
何かが底に
少し怖いわ
怖さと安らぎは永遠にロープを引っ張り合って
私たちを生かしているの
目覚めてから眠りにつくまで
踊る時
泣き
笑い
怒り
哀しみ
許し
恨み
食べ
花を育て
空を見上げて
地面を踏み締め
胸を張り
塞ぎ込み
風を受け
立ち上がり
逃げる
手を繋ぎ
手を挙げ
這いつくばる
時が経ち
星となる