
番頭の「疲れ」をなくしました――人を扱うゲームが、数字の管理になっていた話

剣と魔法の大陸で商会を経営するゲーム『ギルドハンド ~こき使うか、守るか~』の開発日誌、第2回です。
今週(10/2〜10/4)に変えたことを書きます。
番頭の「疲れ」をなくした
これまで番頭には「疲れ」があり、休ませたり、無理をさせて強行軍で走らせたりできました。
ところが実際に遊んでみると、疲れ・休ませる・強行軍の3つを見ながら旅をさせるのが面倒で、「人をどう扱うか」というテーマが、ただの数字の管理になっていました。
そこで疲れをなくしました。いまは扱いの違いを、給金と忠誠で出しています。
給金を「安い」にすると儲かりますが、忠誠が下がっていきます。忠誠が30を切ると売上をくすねることがあり、20を切ると山賊に襲われたときに荷と売上ごと寝返ることがある。15を切ると、隊商を捨てて逃げてしまうこともあります。
旅の速さは、乗り物で決まるようにしました。

番頭に、過去と人生を
12人の番頭と名のある人材に、ひとりずつ過去の1行をつけました。
「船を沈めて陸に流れ着いた元船乗り。海の話になると止まらない」といった具合です。
勤めるうちに腕が上がり、結婚もすれば病気にもなる。大事にしないと、ライバル商会に引き抜かれます。
同じ人が2人並んで候補に出てくる不具合も、ついでに直しました。
物件を「1つの街に何件も」に作り直した

街の店や畑を、同じ街で何件も持てるようにしました。同じ街で持つほど、1件ごとの稼ぎが増えます。
はじめは強すぎて、物件を買うだけで2倍以上稼げてしまいました。自動で何度も対戦させて、数字を下げています。
カードには「買うと週いくら増えるか」を出すようにしました。物件の絵も、砂漠は日干しれんが、エルフの森は巨木と、地方ごとに描き分けています。
行き先は地図で選ぶ

となりの街へのボタンを並べていたら、「押しまちがえる」と言われました。
いまは地図で街を押して、道のりを確かめてから「ここへ向かう」で出発します。
地図を全画面にしたら、まわりの欄が地図を隠して小さく見えていたので、欄をよけた場所に地図を収めるようにもしました。
曲をコードで作曲した
無料のAI作曲は商用に使えないと分かったので、8ビット・16ビット風の曲を、楽譜としてコードに書きました。音のファイルは使っていません。全部で9曲です。
ほかに
主人公を6人から選べるようにしました
ライバル商会を6社にしました
これから
まだ試作の段階です。遊びながら直していき、見た目と遊びやすさを整えて、体験版を出すのが次の目標です。
X(@nyossan_games)では、毎日画面や動画を出しています。