
デザインの筋トレ|1日10分からはじめる「観察思考」の鍛え方【2026版】
観察思考とは、日常的なスケッチを軸に「なんとなく見る」を「設計に使える気づき」に変える思考法です。特別な才能や絵を描く技術はなくても大丈夫。観察→考察→洞察→自分ならこうつくる、の4段階を回すだけです。
ステキなもの、オシャレなもの、かっこいいもの、かわいいもの、世の中に数多く溢れたキラキラした憧れを目にした時に、それを欲しいと思ったり自分もあんなものをつくってみたいと思ったことはないですか??
InstagramやPinterestやSNSでいいなと思った画像を保存していくと、まるで自分でもそれが作れるような気持ちになったりします。
でも実際にやってみると、全然できない。あの保存した画像をすごく薄めたような、ぼんやりした仕上がりに感じてしまう。
それどころか、そもそもの作り方すら全然想像できない。
最近ではそれでもAIに丸投げできるとか言うけれど、実際にAIにお願いしてやってみても変な方向性のまるで違うパチモノが出てくる。
人の作ったものには文句を言えるのに、自分の作ったものはどこを直せば良くなるのかがさっぱり見えてこない。
でも…本当はその原因を自分でもわかってるんです。
デザインの根っこになるはずのセンスや技術を磨かないといけない。
もっと見る目を鍛えたり、画力や色の使い方を基礎からやらないと、いつまでたってもこのモヤモヤした不安や自信のなさからは逃げられない。
だからって、今さらデッサンや美大受験の予備校に通えるような年でもない。
家事や育児や仕事だってある。独学のコソ練は不安だし、かといってSNS上でよく見かけるスクールはちょっと信用できない。
このnoteは、悩んでいるそんなあなたのために書いています。
デザインをもっとうまくなりたい、センスを磨きたい、仕事の役に立てたい、でも漠然とした概念すぎて何をしていいのかわからない…
そう思っていた20年前の自分自身へ向けて、先へ進むためのヒントと地図になるようなものを残すためにこのnoteを書きました。
ただし…全体の流れを説明する前に、大切なことをひとつお伝えしておかなければなりません。
この先には、今日いますぐにデザインを上手になる魔法は載っていません。
特別な裏技もなければ、売れっ子作家にショートカットする方法もありません。
それでも、きちんとこの方法論を理解して続けさえすれば…必ずあなたのデザイン力は磨かれるとお約束しましょう。
伝説のデザイナーに教わった訓練法
この方法論は世界的インテリアデザイナーであり芸術選奨文部科学大臣賞や紫綬褒章を受章した偉大なる恩師の故・内田繁先生直伝の方法です。
内田先生いわく
「これをちゃんと毎日続けて3年間やれたなら、お前はきっとすごいデザイナーになっているだろう。」
と言われていました。
それくらい効果絶大な方法です。知っているかどうかで生涯で大きな差が出るでしょう。
内田先生は僕が教わっていた60代後半の頃にも日々この訓練を続けていたそうです。「俺がこれを毎日やっている限り、お前たちは永遠に追いつけないぞ」と笑われたのを覚えています。
そしてこのnoteで紹介する方法は内田先生直伝の方法をベースに、僕が20年間のプロとしての現場経験から得た発見や工夫を組み込んだものです。
その方法とは…
「毎日、1つの物をじっくり観察してスケッチする」
です。
なんだ、1日1個スケッチ描くだけなんて簡単そうじゃん。
そう思うじゃないですか??
もしも簡単そうに思えるなら、あなたは観察の本質をなにもわかっていません。
このnoteが2018年にバズって広まったのも、多くの人が知っている形だけのスケッチではない観察と発見に重点を置いた訓練法だったからです。

鍛えるべきは観察力
この訓練法で鍛えられることの本質は「見えないものを見る」ことです。
観察スケッチの訓練は工業製品はもちろんグラフィックやサイン、Webデザインや映像、空間や建築、そして実体のない歌や音楽から概念であるビジネスモデルやマーケティングまで活用できます。
つまり構造化して捉えられるもの…いわば言語化できるものはすべて観察の対象にできるのです。
この訓練方法は上手なお絵かきができるようになるのを目指すわけではありません。
画力ではなく観察力にフォーカスした訓練であり、短時間での観察と分析、発見と考察をスケッチとしてまとめる事でデザインの引き出しを増やしていく方法です。
美大の基礎=見る力なんです。画力は反復訓練でも身につきますが、本当に大事なのは観察力。
観察というかたちで今日から積める訓練法こそ、美術予備校でもなくSNSのデザインスクールでもなくAmazonで本を買って満足する独学でもない、あなたが通るべき基礎への道なのです。
続けることが最大の関門
この先の有料部分では僕が実際にやっているスケッチを解説しながら、どのように世界を紐といていくのかをお話しします。
そして、この訓練法の最大の壁でもある「継続」をクリアできるようにします。
その為に最後には7日分の課題テーマと深掘りのヒントをご用意しました。
8年前、2018年のnoteでは「観察をはじめること」にしか注力できませんでした。
だからこそ今回2026年の改定版では「観察を続けること」と「観察の視野を広げること」「思考の解像度を深めること」まで挑戦できるようにしています。
過去にご購入いただいた方や、過去に観察スケッチに挑戦したけどいつのまにかやめちゃっていたという方、更新の通知を見ていただいたら是非また挑戦してみてください。
このnoteは2018年に執筆した「デザインの筋トレ〜伝説の世界的デザイナーに教わった観察力を磨くとっておきの訓練法〜」を下敷きに大幅加筆・再編集を加えたものです。AI文章のコピペではなく、僕が手打ちで書きました。
また、このnoteではあなたが観察を習慣化することであたらしい世界を発見・発明していくことをゴールに考えています。
無料部分でも基礎的なところはわかるようにしていますが、今後も更新&加筆しつつ価格改定を予定していますので、先が気になったら早めのご購入をどうぞ。(ご購入後は値上げ後も追加料金なしで加筆部分までぜんぶ読めます。)
大事なのはまず挑戦すること、そして続けることです。
3年分、1000スケッチの壁は高いですが、積み上げた先には今とまるで違う景色が見えるようになります。
地図は見せました、さあここから本編です!
※本記事はnoteの高評価機能導入(2024年8月)よりも前から公開・更新しているnoteの為、スキ数に対して高評価数が少なく見えるかもしれません。2024年の高評価実装前の時点で1500を超えるスキと、おすすめをしてもらっていました。数字を見て不安になった方に、なぜその数字なのか説明でした。