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武士道 第13章 #21 主語を確認できるか?


    #21  Sharkskin and finest silk for hilt, silver and gold for guard, lacquer of varied hues for scabbard, robbed the deadliest weapon of half its terror; but these appurtenances are playthings  compared with the blade itself .

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    私の訳:柄には鮫の皮、絹の糸を巻き、鍔(つば)には金銀を鏤(ちりば)め、鞘(さや)には様々の色の漆を塗った、。しかしこれ等の付属品は刀身そのものに比べると玩具である。
    武士道を訳するにあたり、私は矢内原氏の訳を最も参考にしている。

    コメント:
     
    「私の訳」と書いてあるが、これは矢内原氏の訳を現代の仮名遣い、現代漢字に直し、かつ言い方を改めたものである。
     しかし、英文に忠実になるべく直訳を心がけている。
     この文もそうである。矢内原氏の訳を読んで英文に当てはめていくと、この文章は比較的簡単にはまっていく。
     これで終わりか、と思った、ハッと考えてみた。

    Sharkskin and finest silk for hilt, silver and gold for guard, lacquer of varied hues for scabbard, robbed the deadliest weapon of half its terror;

    の文章の主語は何だろうか、と。

     矢内原氏の役を読むと「この最も怖るべき武器はその恐怖の半(なかば)を失った」とある。この日本語を読むと「刀」が主語であろう。
     しかし、英文ではそうではない。
     rob A of B (AからBを奪う)というのは重要な熟語。

     だからこの文の主語は、英文の通り、Sharkskin and finest silk for hilt, silver and gold for guard, lacquer of varied hues for scabbard であるのだ。主動詞は robbed である。

     (このような様々な装飾をすることが、最も恐ろしい武器から恐怖を半分奪った)とここでは私は訳したのである。
     こちらの方が英文にそって和訳を作ったことになるだろう。このようなことを心がけてやっている。

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