最重要動詞 "avoir"の「現在形」 「過去分詞形」と、過去を表す「複合過去形」 「未来形」
フランス語の最重要動詞 "avoir"(アヴォワール:持つ・ある)の「現在形」「過去分詞形」と、過去を表す「複合過去形」について解説します。
avoir の過去形は、英語の「持っていた(had)」だけでなく、「~した(過去の動作全般の助動詞)」を形作るためにも必須となる、超重要文法です。
現在形における変化
1. 直説法現在(現在形)
主語によって形が大きく変わるため、音とセットでそのまま覚えるのが基本になります。

直説法現在形(Présent)
j'ai(ジエ / 私は持っている)
tu as(チュ ア / 君は持っている)
il / elle a(イル ア / エル ア / 彼・彼女は持っている)
nous avons(ヌ ザヴォン / 私たちは持っている)
vous avez(ヴ ザヴェ / あなた・あなた方は持っている)
ils / elles ont(イル ゾン / エル ゾン / 彼ら・彼女らは持っている)
1. avoir の過去分詞形
avoir の過去分詞は、スペルからは想像できない特殊な形と発音をします。
過去分詞: eu
発音: ユ (「エウ」ではなく、口を「ウ」の形にして「イ」と言うようなフランス語特有の「ユ」の音です)
英語の相当語: had
2. 過去形(複合過去)の作り方
avoir の過去形(~を持った、~があった)を作る際、なんと助動詞にも自分自身(avoir)を使います。
つまり、[ 助動詞 avoir の現在形 ] + [ 過去分詞 eu ] という組み合わせになります。
主語ごとの過去形の全パターンは以下の通りです。

je j'ai eu(私は持った)
tu tu as eu(君は持った)
il / elle / on il a eu(彼/彼女/私たちは持った)
nous nous avons eu(私たちは持った)
vous vous avez eu(あなた/あなたたちは持った)
ils / elles ils ont eu(彼ら/彼女らは持った)
3. 過去形(avoir eu)を使った代表的な表現・例文
フランス語では、英語で「~(の感情・状態)になる」と言うときにも avoir を使います。そのため、過去形にすると「~になった」「~を体験した」という意味でよく使われます。
J'ai eu peur.(私は怖かった / 怖い思いをした)
J'ai eu une bonne idée.(良いアイデアを思いついた / 良いアイデアを持った)
Tu as eu de la chance !(きみは運が良かったね!)
Il a eu un accident.(彼は事故に遭った)
3. 半過去(Imparfait)
過去の「状態」「習慣」「進行中の動作(~していた)」を表します。
je j'avais(私は持っていた)
tu tu avais(君は持っていた)
il / elle / on il avait(彼/彼女/私たちは持っていた)
nous nous avions(私たちは持っていた)
vous vous aviez(あなた/あなたたちは持っていた)
ils / elles ils avaient(彼ら/彼女らは持っていた)
. 単純未来(Futur simple)
「~だろう」「~する予定だ」という未来の予定や推量(~でしょう)を表します。
je j'aurai(私は持つだろう)
tu tu auras(君は持つだろう)
il / elle / on il aura(彼/彼女/私たちは持つだろう)
nous nous aurons(私たちは持つだろう)
vous vous aurez(あなた/あなたたちは持つだろう)
ils / elles ils auront(彼ら/彼女らは持つだろう