
手作りの 箱には磁石 揚げたもち 桜でんぶと 赤ちゃんの足
2月28日(金)
「いつも、忘れていくから、学校用に筆箱を作った」と、次男が見せてくれたのは、お手製の筆箱。厚紙の方眼紙を丁寧に切り合わせ、うちの冷蔵庫からくすねた磁石で、パチンと気持ちよく開閉できるようになっている。
でも、私の手のひらサイズで、えんぴつが入らない仕様なのは、なぜか。開けてみると、消しゴムが一つ入っていた。
そして、彼は、その筆箱を忘れて学校へ行ってしまった。
3月1日(忘れた)
子どもの送り迎えもないので、料理を作りながら、ワインを飲む。コストコで買った白ワインが美味しい。そして、生協で買った「揚げもち」が美味しすぎて、いつも、一人で隠れて食べている。
3月3日(月)
ひな祭りだそうだが、我が家には関係ない。
「そうめんと、桜でんぶは、冷凍していたら、一生持つ」と、義理の母が言っていたけれど、本当だろうか。
二年前の桜でんぶが出てきて、捨てられずにいる。
3月4日(火)
駅のホームで並んでいて、前に立っていた男性が、抱っこ紐で赤ちゃんを連れていた。可愛らしい足がぴょこぴょこと動くので、目を細めて見ていたが、どうも、赤ちゃんが着ている洋服の素材がおかしい。ツルツルしていて、レインコートのようなズボンだ。まあ、雨も降っているし、赤ちゃん用のレインパンツなのかな?それにしても、伸縮性もなさそうだし、おっさんの傘みたいな、ガサガサの布だな…、なんて、思っていた。
電車が来て、前の人が座席に座り、赤ちゃんの顔が見たいわたしは、その人の前に立った。
結論を言えば、その男性は、リュックサックを前に抱えており、ピョコピョコ動いていたのは、まぎれもなく、おっさんの折り畳み傘だった。