かなり珍しい作品、刷られた数も少ないのかほぼ出回っていない。
荒木村重は織田信長に取り立てられたが、突如として謀反し有岡城に籠城した。調略に訪れた黒田官兵衛孝高は荒木村重に捕らえられて有岡城の土牢に閉じ込められた。その結果、一族郎党が殺されたものの一人落ち延びて道糞と自ら名乗った。
本作荒木村重が取りたてられるきっかけとなったまんじゅうの場面。信長は刀に突き刺したまんじゅうを食ってみよと差し出すと、村重は大口を開けて食べようとした。これを見て勇猛さに信長はたいそう気に入り、その場で脇差しを授けたという。この絵は珍しい村重の視点から。

