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「ストーリーとしての競争戦略」を読んで


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    年末に、今更読んでの感想。

    新しく事業を始めるときには、ストーリーが重要である。要はそういうことが言いたい本なのだと思ったけれども、それで500頁を超える!

    でも読み飽きずに、流れるように読めました。この本も、一つのストーリーなのかもしれません。

    ストーリーとは、何なのか。何ではないのか。ということがたくさんの事例から紐解かれていて面白かったです。

    自社とか地域の魅力というものが、強みとして言われるのだけれども、同じ強みであっても、どう伝わるか?どういう流れで伝わるのか?というのがキモだということなのでしょう。

    ポイントとして、押さえておきたいと思ったのは、コンセプトとクリティカル・コアですね。

    コンセプトは、本質的な顧客価値にこだわるということで、突き詰めていくべき対象です。考えるのには時間がかかるはずです。私も、昨年末にこのコンセプトをどうしようかと、事業が終わるまでの一貫したストーリーを構成する、一本に繋げるコンセプトをどうしようかと悶々と考えておりました。

    コンセプトがきちんと編み出されていれば、きっと、事業構築を進めていく中で、また、戻ってきて、「ああ、あってるな」とか、「なんか、違うな」と確認ができると思うのです。

    クリティカル・コアで面白かったのが、「一見して不合理」というところですね。

    一見して不合理だったらダメなんじゃないの?と思ってしまうところに対して、「いや、一見して合理」だったらみんなやってるでしょ、それじゃあ差別化は図れないよ、ということで、実は合理的なのであるという考え方なのかなと思いました。

    一見して不合理だからみんな真似しようともしない、それにもかかわらず、ストーリーが整合しているから、競争優位に立つ、気が付いたら周りは追いつけない。

    「部分の非合理を全体の合理に転化する」これがストーリーの醍醐味である。うまくはまったら、気持ちよさそうですね。

    この本の、クリティカル・コアは、このクリティカル・コアの説明の部分なのかもしれません。

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