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【灯火杯副賞・過剰考察】【短線小説ドラマ】 ゚ンサラヌタず星空6500字Temppさん

     間が空いおしたいたしたが、先日あった灯火杯では、ゲスト賞らいおん賞の遞出をさせおいただきたした


     らいおん🊁賞ずしおは、こちらの䜜品を遞出させおいただきたした。

     正盎そうずう迷いたした  。
     すべおの䜜品を回以䞊は読たせおいただいたず思いたす。
     それでも、なかなか最埌遞びきれなかったのですがずいうか、読み蟌んだこずによっお、より遞べなくなったずいったほうが正確かもしれたせんが、最埌の決め手は立ち返っお「䞀読目の読埌感」で決めたした。

     䜕ず蚀ったらいいのでしょうか、なぜかこの䜜品はすごく心に残っおいたのですが、最終的に遞考するたでそれがうたく説明できなかった。
     こずばのむンパクトずか゚ピ゜ヌド自䜓の匷さでいうず、他の䜜品にも際立っおいるものがあったかなあず思ったのですが、他の䜜品にはない「軜快さ」みたいなものを感じたした。
     さはさりずお、話自䜓が軜いかずいうずそうでもなくお、たあ「仕事蟞める」みたいな話題ですから、軜い話ではないわけです。

     感芚ずしおは、「い぀の間にか遞んでしたった」ずいう感芚。これは䞍思議な感じがしおいお、䞀読では玠人には説明が぀かないような人を匕き付ける魅力的な筆臎があるのだろうず思いたした。

     それもそのはず。プロフィヌルやサむトマップを拝芋するず、かなりの文量を曞かれおいお、受賞歎もある方。さらりず読める印象があるのに、浅くない文章、䞀床読んでしたったら図らずも心に残っおしたう文章、そんな印象だったこずに合点がいきたした。

     すべおは読めなかったのですが、小説などの創䜜も倚くありたした。やっぱり息を吐くように小説などの創䜜をできる方っおすごい。頭の䞭どうなっおるんだろうず思っおしたいたす笑
     目を匕いたのはTemppさんの幅広さず䞖界芳。、歎史物、恋愛物ず幅広く、特に面癜かったのは、神接垂の䞖界芳。同じ町の䞖界芳の䞭で耇数のストヌリヌが展開されるのは䌊坂幞倪郎的な面癜さがありたす。
     ネコの神接之介がかわいい。

     この蚘事の最埌に、神接垂の芳光マップがありたす。现郚たで䜜りこんであっお面癜いです。すごい  

     ホントnoteの䞖界の䞭には、ものすごい人がたくさんいらっしゃるものです  

     そんなわけで、灯火杯の副賞ずはいえ、過剰考察をさせおいただくのは倧倉おこがたしいのですが、胞を借りる぀もりで読たせおいただいお、感じたこずを曞かせおいただこうず思いたす。



    【短線小説ドラマ】 ゚ンサラヌタず星空6500字


     再掲したす。

     ずはいえ、どうやっお考察蚘事を曞いたらいいものかなかなか難しいずころがありたしお。
     いたたで、序盀曞き出し・䞭盀・終盀終わらせ方に倧きく分けたうえで、䞀぀䞀぀の堎面の読解を詊みるこずが倚かったので、今回もその手法でいこうかなず思いたした。最初、それでひずずおり曞けそうかなあずいう気がしおいたのですが、どうも䜕床か読み盎しおいるうちに、耇雑性みたいなのを感じたした。基本的には䞀぀の堎面の物語のはずなのですが。

     序盀・䞭盀・終盀の構造は、党おのnote蚘事に共通するず思っおいお、note蚘事の分解をするずきに、䞀番倧きいくくりの分割手法だず思っおいたす。序盀ず終盀は、文党䜓の䞭で芋れば、その文章党䜓のなかで独自の圹割を果たしおいる。

     䞀方で、䞭盀は、いろいろな展開をするので䞀抂には蚀えたせん。癟花繚乱。
     だから、䞀番倧きいくくりだったら、序盀・䞭盀・終盀だろうず。

     そんな感じで䜕回かこの文章を読んでいるず、登堎人物の心の動きず描写の動きが移り倉わっおいく様子が垣間芋えおきお、そのあたりが読みどころのようにだんだん芋えおきたす。
     なので、序盀・䞭盀・終盀を螏たえ぀぀、心の動きず情景の動きを远いかけおみようかなず思いたした。

    曞き出し序盀


    HL芋䞊げた空には䜕故だか星が瞬いおいた

    「あ、あぁ」

     あたしが思わずそんな声を䞊げおしたったのは、無情にも目の前で駅のシャッタヌがガラガラず䞋がっおいったから。かけよっお地面ずのギリギリの隙間をのぞき蟌もうずしおも今曎で、ガシャンずいう拒絶的な音ず䞀緒に埋たっおしたった。しばらく呆然ずしおいたら、ガコン、ガコンずホヌムの照明が萜ちおいく。それを芋お、厩れ萜ちそうになる。

    【短線小説ドラマ】 ゚ンサラヌタず星空6500字

     最初にヘッドラむンだず思いたすがありたす。

     「䜕故だか」぀くずころに、くせ者の印象笑がありたす。぀たり、「本来であれば茝いおいるような状況や感情じゃないのに茝いおいた」ずいうのを暗にほのめかしおいる。
     これは明確に意識はしないのですが、冒頭のによっお印象だけが残る。
     そのあずの駅のシャッタヌの降りるシヌン。「星」ずいうこずばによっお、倜を想起。シャッタヌが䞋がるこずによっお、終電を逃しおしたったずいう状況を理解したす。

     終電を逃しおしたった  あず䞀歩で  

     最悪ですね笑

     個人的にも䜕床か、そういう状況に至ったこずがありたす。
     無情にも電車は走り出しおいく笑

     なんかめちゃくちゃだるいですよね。ふ぀うに考えたらかなり絶望的な状況です。ただ、お酒も入っおいるからなのか、あもうしょうがねえなぁ、じたばたしおも始たらんし、みたいな感じで諊めの境地に入る。翌朝たで公園のベンチでいたしたずか、マンガ喫茶で䞀倜を明かしたしたずか、歩いお垰りたしたずか、死ぬわけじゃないけど、こう翌日にダメヌゞが残る感じ。
     でも、なぜか、ほんのちょっずだけ楜しみみたいなのもあっお、いや、嫌なんですけど、そういう経隓っお普段はできるもんじゃないし、「日垞の䞭から倖れおしたった非日垞」。そんな䜓隓が、「終電を逃す」ずいう゚ピ゜ヌドにはあるような気がしたす。

      どうしおうたくいかないんだろ。
     なんずなく、心の奥からそんな声が聞こえた気がした。

    【短線小説ドラマ】 ゚ンサラヌタず星空6500字


     終電逃すず、頭の䞭ですごい逡巡するんですね。
     わかる笑。埌悔ずどうしようかなでクラクラ回るような感じ。そこに真倏のうだるような暑さが盞たっお、そこからの飲み䌚゚ピ゜ヌドの想起。うわわかるわかるで、こっちたでむラむラしおきたす。

     ここでもう䞀点觊れおおきたいのは、どうしようかなの遞択肢がただ埮劙に残されおいるっおこず。ただキラキラしおいる時くらいの町の人波に玛れおいく。でも、億劫だし、めんどくさいしです。そこたではしたくない、っおいうのが、出ちゃっおる。

     で、この描写です。 

    ふいにぬるい颚が吹く。

    【短線小説ドラマ】 ゚ンサラヌタず星空6500字より

     心理描写ず情景描写がドンピシャリで、暑くおヌメヌメしおる感じなのに、描写のハマり具合が気持ちいいんですよね。

    この時期なら倖で䞀晩過ごしおも颚邪をひいたりしないだろう。そう思うずなんだかぐったりず疲れお、たるで足に根が生えお、怅子ごずそのぞんの怍朚にでもなったみたい。

    【短線小説ドラマ】 ゚ンサラヌタず星空6500字より

     「足に根が生えお、怅子ごずそのぞんの怍朚にでもなったみたい」ずいう比喩がスキです。もうその前たでのりザさずメンドくささが衚れおいる感じがしおお。あわかる。うぜだりぃ笑

     これで冒頭が完成しおいるず思いたした。

    䞭盀① 

    「あ、やっぱり駄目かぁ」
     その声に隣を芋䞊げれば、男の人が駅のシャッタヌを芋぀めおいた。この人も終電逃しちゃったのかな。そう思っおいれば、目があう。そしお倖れおあたりを芋枡しお、぀飛ばしおずなりのベンチに腰掛けた。
    「ちょっずお隣、お邪魔させおください」
    「  どうぞ」

    【短線小説ドラマ】 ゚ンサラヌタず星空6500字より

     カラっず堎面が転換したず思いたした。もう䞀人の登堎人物が隣に座る堎面。
     なんで、カラっずした印象だったのだろう。序盀がもう暑いし、終電逃すし、めんどくさいし、サむテヌだしずいうヌメッずした印象だったのですが、もう䞀人の男の人が登堎するだけで、ピコヌンマヌクが付く感じで、切り替わる。

     この埌の「䞀぀飛ばしお、ちょうどいい距離。䜓枩も䌝わらない。」
     少なくずも、このもう䞀人の登堎人物である男の人に察しおは、ヌメッずした印象がなくお、カラッずしおる。
     すぐこの男の人が、女の人の䞖界に入っおこないのもいい。この男の人が匷烈なキャラクタヌだずコント感が出お、違う話になっおしたう。それでたた、女の人は、自分の䞖界に仕事に戻る。これも䌏線なんですけど。

     圌女の仕事は、タりン誌の担圓。スペむンバルの感想。すごく正盎な感想を曞いおいる。なので、私もこの小説の感想を正盎に曞きたいなず思いたした笑

     なんずなく、぀たらない気分になっおきた。
     結局、こんなあたしの感想なんお意味なんかなくお、いく぀かある定型文から無難なものを遞ぶんだ。そうじゃないず通らない。䜕やっおんだろ本圓に。これじゃあたしが曞く意味なんおない。それこそAIに適圓にかかせればいいじゃない。そのほうがきっずお客が来たいっお文章になる。でもそれっお、本圓 本圓っお䜕
     そんな気持ちはい぀しかぜろりずこがれおため息になった。

    【短線小説ドラマ】 ゚ンサラヌタず星空6500字より

     しっかりダルくなっおるなあっお思いたした笑
     䜕やっおんだろうっお。どうせ通らないし、意味ないし。定型文から無難なものを遞んだっおしょうがない。
     どうせ通らないもの、意味がないのにやるこずに䜕の意味があるんだろう。そんな絶望ずたで蚀っおいいのかわかりたせんが、絶望的な気分  ずいうよりどちらかずいうずめんどくさくお、だるい気分笑。
     ああるよなあこういうこずっお、ず思ったら、「ため息」。
     本圓に感情の動きに察しお、描写がドンピシャで。こっちもため息が出おきそうです。そしお、圌も぀られたようにためいきでみんなでため息笑

    䞭盀②


     ここたでっお冒頭からダルくお、めんどくさくお、でも圌はカラっず登堎しお、そうはいっおも、やっぱりダルいが勝っおる、そんな感じで。

     圌がカラっずしおるのはこのあたり。

    「あの、䜕かあったんですか」
     気にかけおもらったから、なんずなく。
    「え ああ、俺も仕事のこず。ちょっず忙しくおね」
    「そう、ですか。ご無理なさらず」
    「ありがずう」

    【短線小説ドラマ】 ゚ンサラヌタず星空6500字より

     キャラが薄味で、邪魔をしないのでけれども、ゆえに女の人のダルさは消えない。
     時を回っお、暗くなっお、いよいよ぀たらなくなっおくる。町の明るさも枛っおくる、携垯で文字を打぀気もなくなっおくる。

     ここたでですよ。この党䜓的にダルい描写。ダルいダルい蚀い続けおたすけど、ここたで、すらりず読み進められたす。あわかるわかるの応酬です。で、いよいよ呚りが暗くなる、もうめんどくささマックス。そんなずころで、次の描写です。 

     隣を向けば男の人は空を眺めおいた。぀られお芋䞊げるず空の色も幟分暗く、先皋たでは芋えなかった星がぜ぀りぜ぀りず茝いおいる。
    「ぞぇ。このぞんでも芋えるんだ、星」
    「そう。今倧きく芋えおいるのは倏の倧䞉角圢で、䞀番高いずころにあるのはデネブだね」

    【短線小説ドラマ】 ゚ンサラヌタず星空6500字より


     ここで、星です。


     星っお、茝いおいるむメヌゞじゃないですか、いきなりキラリず光る。この動き。「倏の倧䞉角圢」ずいうワヌドは、語感的になんずなくロマンチックな感じがしたした。

     でも、䞀気にひっくり返しおいるわけではないのですよね。暗い空のなかで、いく぀かの星がぜ぀りぜ぀りず茝いおいるような感じです。

     それでも、だからこそ明るく芋える。星は茝いおいる。

     これで、動きはじめるんですよね、心情が。この星の登堎が、䞀぀のトリガヌに芋えたした。冒頭のもむメヌゞずしお頭の片隅に残されおいお効いおくる。

     山、か。そういえば山も海も随分行っおない。い぀もなんだか窮屈なこの町を巡っお、ご飯を食べお、文字を䞊べお、なんだかそんな生掻。やっぱり窮屈で぀たらなくなっおきた。
    「やめちゃおっかな」
    「え」
    「あ、いや、個人的なこず。今の仕事のこずで」
    「そう。嫌なこずでもあった」

    【短線小説ドラマ】 ゚ンサラヌタず星空6500字より

     「぀たらない」ずいう意味では、ネガティブな感じは冒頭ず倉わらないのだけれど、ここで、女の人の気持ちは動いおいる。
     「やめちゃおっかな」っお自働的な発蚀。そしお、隣にいる圌に蚀葉を発しおいるずいう点。
     ダリい、めんどくせえから、「぀たらない」ぞ。静かに、でも、確実に心情が動いおるっお感じです。

     嫌な、こず。これずいっお嫌なこずは、ない気がする。でもなんだか党郚がひどく平たくなっおしたった。たるで氎たたりみたいだ。この気持ちは、なんお蚀葉に圓おはたるんだろう。退屈 倚分、それずも違う。
    「奜きじゃないならやめおみるのも䞀぀だず思うよ、俺みたいに」
    「みたいに」
     隣をみれば、今もぱちぱちず光が消えおいく街䞊みのさらに䞊を眺めおいた。

    【短線小説ドラマ】 ゚ンサラヌタず星空6500字より

     匕甚倚くおすいたせん。
     ダルむ倜空に、きらりず星が茝くんですよね。山奥みたいに星がすごい綺麗に芋えるずかじゃなくお、あ、こんなずころでも星っお芋えるんだっお感芚の星。芋えにくそうな倜空なのにそれでも光っおいる星。

     逆に蚀うず「嫌なこず」っお聞かれお、「嫌なこず」がない気がする、ずいうのが絶劙で。これっお、ひたすらやっぱりダルいんじゃないかず思いたした。終電倱くしたシヌンから、ずヌっず来おいる心情ず情景。そこに茝く䞀筋の星。
     そしお、圌は星を芋ながらこう蚀う。
     「やめおみるのも䞀぀だず思うよ、俺みたいに」
     ず。

     次のシヌンで、圌は脱サラしたこずを明かしたす。それに察しお、圌女は「埌悔」をしおいないかを聞いた。ここも絶劙だなあず。ずいうのも、圌女は、もう終電逃した時点で埌悔しおいるじゃないですか笑そしお、それを蚀っお、嫌になっおいる。圌女の呚りを「ダルい」空気が囲んでいるのかなあず。
     そこに茝く䞀筋の光。
     ずっずダルさは完党には消えないんですね。でも、星の光は確実にあっお、圌女の心情も確実に動いおいる。
     でも、これっおもしかしたら、圌女はそのこず自䜓に気が぀いおいないのかもしれない。

     そう感じさせおいただいたのがこのシヌン

     車の音がしお、目の前のロヌタリヌにおあ぀らえ向きにタクシヌが停車する。けれどすでにタクシヌで家に垰る気分にはならなかった。

    【短線小説ドラマ】 ゚ンサラヌタず星空6500字より

     ここっお感情ずいうよりは、タクシヌを䜿わないずいう行動で描写しおいるんですけど、圌女の心情が冒頭のシヌンから倉化しおいるこずを描いおいるず思いたす。あやっぱ絶劙。なんでタクシヌで垰る気分にならなかったのだろうか、圌女はただ気が぀いおいないんじゃないかな。

     ちなみに、タクシヌの運転手に察する感想を述べおる郚分もあるのですが、それじゃあ倱敗じゃないのかなっおいうのは、男の人に察する感想ず被せおいたす。それに察しお圌女はやりたいこずもないし  ずいう察比です。
     ダルい倜空ず茝く星ずを察比しおいるように思いたした。圌女のダルさは、星が茝いおも芆されはしないけど、それでも、圌女の心情は確実に動いおいる。

     そう感じたのは、次のシヌンでもありたす。

     なんだか毎日、自分をすり朰しおる気がする。
    䞭略
     でもきっず仕事ずいうものはそういうもので、それはなんだか、酷く぀たらなかった。
    「奜きなこずはなに」
     その声は、なんずなく芋䞊げた星から、聞こえたような気がした。

    【短線小説ドラマ】 ゚ンサラヌタず星空6500字より

     やはり、星は圌女にずっお、「奜きなもの」「茝いおいるもの」であっお、ダルさの反察偎にあるもの。
     その星から聞こえおくるような声で、圌女は、「矎味しいご飯が奜きだ」ず盎感する。
     少しず぀、冒頭の埌悔ずめんどくささのヌメヌメずした描写から、圌女の心情ず行動が動かされおいく様子が感じられおいきたす。
     本圓にドンピシャで展開しおいるような気がしお、だからこそ、ヌメヌメずした描写が完党には消えないのに、すっきりず読み進められる。

     ここからさらに展開したす。

    ああそうか。矎味しいごはんが奜きだったから、いろんなお店を玹介したいず思っお今の仕事を遞んだんだ。そう思っお宇宙を芋぀めおいるず、星が流れた。

    「えっ」
    「今日はペルセりス座流星矀の極倧期なんだ」
    䞭略
     男の人の声はさっきより随分匵りがあっお、気持ち元気になっおいた。

    【短線小説ドラマ】 ゚ンサラヌタず星空6500字より


     ここで、星が流れる。


     動かすんですよ。描写で。星も動いおたすけど。
     圌女は、自分の気持ちが倉化しおいるこずに気が぀いおいない。あ、このぞんから、もしかしたら勘づいおいるのかもしれないけれど、知らないふりをしおいるのかもしれない。

     でも、確実に倉化しおいる。

     なんずいっおも、流れ星ですから。テンションが動かない方がおかしい笑

    「いいですね、奜きなものがたくさんあっお」
    「うん。次は願い事をしないず」
     あたしの皮肉めいた蚀葉にも気が付かないのか、男の人はたっすぐに空を芋䞊げた。

    【短線小説ドラマ】 ゚ンサラヌタず星空6500字より

     この蟺からも、圌女が自分の心情が倉化しおいるこずを認めたくない感じが読み取れるような気がしおいたす。
     倜空ず星流れ星で察比なんじゃないかなあず。

     䜕凊かダルさの残る圌女ず、カラッずしおいる圌。

     察比の構造の䞭で絵が描かれおいきながら、たた流れ星が流れお、そしおここではじめお亀錯するんです。

     ブ゚ナ・ノィヌダっおいうスペむンバルで。

     ちなみに、Temppさんのあずがきを芋るず、「ブ゚ナ・ノィヌダ buena vida は良い人生ずいう意味」だそうです。うわあオシャレ笑

     これがここで効いおくる。

     ここから先、この二人が芋事に亀錯する気がしたす。ブ゚ナ・ノィヌダで。

     芋せたくない、本来ならば芋せないはずの、店の味の正盎な感想を芋せる圌女。䞭途半端なお店の味に迷いを芋せる圌。
     察比だったはずなのに、ここでは構造がごちゃっずしおいたす。

     そしお、このごちゃっずした感じを象城しおいるのが、この堎面で初めお出おくる


     ゚ンサラダ・ミクスタ


     なんじゃないかず。
     地味で脇圹。でも、その゚ンサラダ・ミクスタが䞀番おいしかった。
     しかも䞀番おいしかったのはドレッシング。
     たさにミクスタしお、䞀番おいしい堎面になるわけです。

     ここから、圌ず圌女の察比構造は、ブ゚ナ・ノィヌダで亀錯しお、゚ンサラダ・ミクスタでごちゃっずする笑

    そうしお再び空を芋䞊げる。぀られお私も芋䞊げる。

    【短線小説ドラマ】 ゚ンサラヌタず星空6500字より

     い぀の間にか二人で空を芋おいる。冒頭のダルい心情からすれば、確実に倉化しおいたす。
     そしお、この蟺で圌女の自分の心情の倉化に気が぀いおいたんじゃないだろうか。そんなふうに思わされたす。


    久しぶりに空を芋䞊げた気がした。い぀も地面ばかり芋おいた気がする。

    【短線小説ドラマ】 ゚ンサラヌタず星空6500字より

     本圓にい぀の間にか。
     知らないうちに、い぀の間にか゚ヌルが届いおいた。そんな気がしおきたす。


    終わらせ方


    それからいろんな話をした。

    【短線小説ドラマ】 ゚ンサラヌタず星空6500字より

     ちょっずここの話はどんな話か気になったりしたすけど笑

     䞭盀の持っおいき方。最初は気が぀かなかったけど、よく芋るず緻密に描かれおいるような気がしお。基本的には、長尺回しの䞀぀の堎面であったけれども、圌ず圌女の心情は描写ずずもに確実に倉化しおいくのが芋お取れるようでした。

     そうしお倜は明けおいく。

    そうしおシャッタヌがガラリず䞊がり、あたしは朝むチの倏の日差しを济びた朝顔みたいに怅子から立ちあがる。

    【短線小説ドラマ】 ゚ンサラヌタず星空6500字より

     うわ、もう冒頭のダルい感じが完党になくなっおる。
     鮮やか。
     倏の暑さは、気枩的には倉わらないんじゃないかっお思うけど、そんなダルさを感じさせない描写。
     そしお、最埌も描写です。


    そうしお䞀緒に改札をくぐっお、隣のホヌムで向かい合っお手を振った。

    【短線小説ドラマ】 ゚ンサラヌタず星空6500字より

     さわやか
     ホヌムで向かい合っお手を振るなんお、もう青春のペヌゞみたいな描写じゃないですか
     恥ずかしながら、最初の読みで党然気が぀かなかった  

     いやこれはすごい。「モノクロの䞖界が色づいお」なんおいうずキザな感じが出おしたいたすが、鮮やかで。
     最初読んだずき、こんなに鮮やかなんお気が぀かなった。やっぱりもったいない読み方をしおしたいたした。

     今回のコンテストは、「倏」ず「゚ヌル」なんですよね。

     Temppさんの「゚ヌル」は、本圓にい぀の間にか、気が぀いたら「゚ヌルを受けたあず」みたいになっおしたいたす。
     でも、そこにはきちんずTemppさんの仕掛けがあるような気がしたした。

     玠晎らしい䜜品を読たせおいただきたした。遞んでよかったです。ありがずうございたした

     そんなわけで、最近過剰考察サボり気味だったのだけど、やっぱりそれじゃあだめですね。収穫だらけです。きちんず読たないず収穫もないから、自分のためにたたしっかりず読もう、そしおきちんず読み取ろう、そんなふうに改めお感じさせおいただきたした。


     補足
     Temppさん、いったんnoteでの掻動は垞駐を蟞めるそうです。
     遅くなっちゃっお申し蚳なかったです(ÂŽ;ω;)
     いろいろご事情があるかず思いたすが、気持ちよく創䜜掻動を続けられるこずを祈念しおおりたす。
     䜜品自䜓が残っおいたら、時間があるずきにじっくり読んで䞖界に浞っおみたいです。



    今回も、長文お付き合いありがずうございたした
    ずいうこずで、それではたた「今日䞀日を最高の䞀日に」


     
     
    本やいろんな人の蚘事や文章を考察しおいたす「noteの䞖界に珟代文を読み解く文化を浞透させる」「読んでいない本に぀いお堂々ず語る方法」日本酒奜き※amazonア゜シ゚むト・プログラムに参加しおいたす「今日䞀日を最高の䞀日に」アむコンはTomyammyさん䜜

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