
【俳句】待つ時間/シロクマ文芸部
待つ時間足をぶらぶら夜長かな
まもなく10月になろうかとする金曜日の夜。
定食屋で軽く晩飯を食ったあと、よく行くガード下のショットバーへ。7つのカウンター席しかない狭い店。客は誰もいなかったので入口に一番近い席に座る。ちょうど足が届くかどうかの高さの椅子。カウンターの中には細身で丸刈り頭のマスター。自分も丸刈りなので親近感が湧いてくる。
マスターにラフロイグのショットを注文する。スコッチウイスキーはラフロイグが一番好きだ。あの独特の香りは中毒ものである。出されたグラスからラフロイグを一口含む。濃厚な香りが口の中に充満し、その後喉にパンチの効いた刺激が入る。至福のひとときだ。
昨年から俳句を始めた。17音で作る文学。難しい。自分では上手く詠めたと思っても句会では全然点が入らない。しかし、様々な風景、心情などを17音で表現するなんて、素晴らしい。最近は夢中である。
ラフロイグを飲みながら、俳句を考え始めた。ショットバー、ウイスキー、グラス、カウンター等いろいろ言葉が浮かんでは消えていく。足をぶらぶらさせながら、グラスをくるくる回しながら考える。季語は「夜長」。その後がなかなか出てこない。
そんな時は無理せず俳句の神様が降りてくるのを待つのみ。
今回もシロクマ文芸部に参加させていただきます。
よろしくお願いします。