
第401話 腹穴集 ゴミヒロイ編
久々の腹穴集である。
拾えども拾えどもキリがなし
二十四時間持たず展望台
空明けて 今日は何本 数すくない
モチベさがる 本当はいい事
植栽の 根本にある 空缶2本
あのさ 全然隠れてないんですけど
我もまた 昔は路に捨てたタバコ
禁煙できたので 今は言い放題である
いい度胸だな 境内に吸い殻すてる
オマエのこと 明日の朝6時に来い
けふこそは ポイステ族に対峙するぞ
熊スプレー準備する 午前4時
それからバールとドライバー
これはゴミ拾いの道具です
無意味だと 人は言うなれど 知らんがな
好きでやってる 放っておけ
ご苦労様と 言われて生返事
オマエもやれよとは口には出せず
御利益 見返りに 表彰状
くれるならナンボでもやるわゴミ拾い
空缶とペットボトルと吸い殻を持ったわたくしが山を下っている
褒められる ことをしている はずなれど
人に見らるの恥ずかしいのは何故だ
家に帰り そっと分別する 拾いゴミ
悪事でなけれど 秘密にしたい
昔自分もやった タバコのポイ捨て
資格を問わるも 今拾ってるからいいの
シシュポスの神話に似たり
山に登りてゴミ拾う我
暁に ほのかに聞ゆる ゴミの声
今朝は雨なり また睡る
スイガラと空缶とペットボトル
とてきてけんじゃ
吸い殻で 文字描くの 受け狙ってねぇか
参道に 水が溢れる 長雨に
こりゃ珍しと蟹と戯むる
カマキリも 猿田彦に祈願す 交通安全
ジャマすんな 振り向くカマキリの複眼
カマキリも 拝殿の前で 手を合わせ
