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【切実】社報が書けない

    「次回の社報を担当してくれませんか?
    6月1週目を目処にお願いしたいです」

    今から2週間ほど前。デキる先輩から社報執筆のお願いのメールがきた。断れる訳がない。

    私は、
    「5月中には必ずお送りします(キリッ)」
    と返信した。

    〜〜〜

    昨日、5月29日(金)。
    私は白紙のワードファイルと向き合っていた。

    記事のテーマは決まっている。
    私がリーダーを担当するチームについて。
    このチームが何をやっているか、社内に広く知ってもらうことが目的である。

    その目的地に向かうための言葉が、
    マ★ジ★で★出てこない。何も。

    相手が提示した締切よりも前に「必ずお送りします」って宣言するの、マジで何の意味があったの?
    未来に対して「必ず」なんて、言うもんじゃない!

    「ま、まあ?6月1週目って言ってくれてたし?」
    「5月中に出しますは「意気込み」であってだね?君」
    脳内で言い訳をループ再生しながら、5月最終出勤日のオフィスからそそくさと立ち去った。

    〜〜〜

    問題は、
    「面倒くさいから書けない」
    のではなく、
    「なんか書けない」
    ということである。

    何というか、便秘に近い。
    お腹が弱いあたし。出る時は意識せずともあんなに出るのに、みたいな。

    言葉にならない思考のドロドロが、いつまで経っても綺麗に固まらない。

    〜〜〜

    学生時代、文章を書くことがそれなりに多かった。
    特に高校では「大勢の前で得意げに喋って拍手を浴びたい」という承認欲求を握りしめて生徒会長になったので、
    各行事の「生徒会長の挨拶」には全力を注いでいた。

    あの頃は、原稿を考え始めた途端、
    音楽を奏でるように次々と単語が浮かんでいた。(音楽を奏でるように?)

    浮かぶだけでなく、我ながら(エッヘン!)聞き手の心を動かす構成の文章を書けていた。

    (話は逸れるが、最近学生時代がちゃんと恋しい。当時、色んな大人にかけられて無視した言葉、「学生時代の今しかできないことがあるからね」「本当にあっという間だから」って道行く学生に教えてあげたいくらい痛感している)

    〜〜〜

    27歳の今、もうね、どん詰まり。
    ドン・ヅマーリ。驚白の原稿。

    まず、文章のスタンスから決まらない。
    堅い感じか、柔らかい感じか。

    性格上、お堅い場で己の柔軟さを演出することが好きなので、堅苦しい雰囲気は避けたい。

    ただ、嫌な思い出がある。

    入社時、新入社員全員の自己紹介記事が社報に載った。
    当時ガンギマリだった私は、
    『就活名物・己という人間を何かに例える構文』を使い、
    「私はメロンパンのような人間です」
    といった旨を書き綴った。

    記事のタイトルは、
    【メロンパンナ♦︎〇〇(自分の名前)】

    こんなにガンギマッた文章、イジられることで成立するようなものだが、
    鬼スベリし過ぎていて、誰も触れてこなかった。
    数年経った今も、社報アーカイブにメロンパンナが漂っていると思うと、恥ずかしくてやってられない。あたしの赤面を、ロールパンナが顔に巻いてるやつで隠したい。

    つまり、くだけた印象を目指すのは大変リスキーである。
    とか色々考えていると、時間が経って、それでも何も思いつかない。

    〜〜〜

    昔は呼吸するように出来ていたのに、
    今では意識しても出来ないこと、
    皆様にはありませんか?ねえ、皆様。

    あゝ、文字を書いてスッキリしたい。
    快便の後の便器を眺めるように、
    したためた文章を読んでウットリしたい。

    このnoteの文章を書くにも相当時間がかかっているので、
    「この時間、社報に充てられたのでは?」
    とイマジナリーパイセンが指摘しているが、
    いったん無視無視♪

    来週には、必ずお送りします。

     
     
    プライドの高い人間がなるべく弱さを見せたい日記

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