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血まみれのベッド、そして優しい先輩。0か100かで決めていた。先輩との付き合い方【91】

    こんばんは。
    夜の嬢🌙月島みとです。

    10代から夜職歴18年。
    風俗店の経営にも携わり、
    現在は夜職や恋愛のカウンセラーをしています。

    今回は、夜職で経験してきた女性同士のいじめと、私が新人時代に出会った、忘れられない先輩のお話です。

    今宵もよろしくお願いします🌙


    深夜の仕事で出会った、忘れられない出来事

    「女の子同士の付き合いってどうしていましたか?」というご相談もいただきます。

    夜職の女性同士って、本当にいろいろあります。
    特に、先輩からのいじめや妬み、嫉妬。
    もちろん優しい人もいますが、陰湿な嫌がらせを受けることもあります。

    優しい先輩なんて、ほんの一部です。

    前回は「深夜のタワマン」について書きましたが、出張型のお仕事をしていると、本当にさまざまなお客様に出会います。

    その中には、薬物を使用していると思われる方もいました。

    深夜の街で、そうした人を見かけることはあっても、実際にお客様として向き合うのは、また違う緊張感があります。

    初めてそうしたお客様に出会ったのは、M性感で働いていた新人時代。

    女性2人で来るようにお客様に呼ばれて、先輩と一緒に、お客様が宿泊しているラブホテルへ向かったときのことでした。

    その先輩は、とても優しく、私自身も大好きな先輩でした。

    だからこそ、その先輩と一緒に同行できたことは、今思えば本当に良かったと思います。

    ホテルに着くと、事前に「入室したら、そのまま部屋に入ってきてほしい」と言われていました。

    扉を開けると、玄関も部屋の中も真っ暗。

    先輩は、何も気にせずに
    「おじゃましま〜す。どこにおられますか?」
    と声を掛けると、かすかに小さな返事が聞こえてきました。

    でも、真っ暗でどこにいるのか分かりません。

    スマホの明かりをつけてもいいか確認すると、小さく「はい」と返事がありました。

    私がスマホのライトで部屋を照らすと、ベッドに男性が一人、横になっていました。

    起き上がろうともせず、瞬きもほとんどせず、ただ天井を見つめている。

    何か様子がおかしい。

    先輩はベッドに近づいていきました……

    ベッドが、血まみれだったのです。

    驚いて後ずさりした私は、スマホで先輩とお客様を照らしたまま、固まってしまいました。

    先輩は、そんな私とは対照的に、とても冷静でした。

    お客様に声を掛けながら、ケガをしているようだから救急車を呼ぼうかと尋ねました。

    しかし、お客様は断固として拒否。

    それでも先輩は、少しでも手当てをさせてほしいと伝え、了承を得てから部屋の電気をつけました。

    そこで、さらに驚く光景を目にしました。

    ベッドには、人の形が分かるほど血が染みついていて、お客様が着ていた白い半袖Tシャツも、真っ赤に染まっていたのです。

    起き上がってもらうと、背中一面が血でびっしょり。

    シャツをめくると、背中から腰にかけて、刃物で切られたような大きな傷があり、そこから出血しているようでした。

    お客様に何があったのか尋ねても、本人もよく覚えていない様子。

    瞳孔が開いているように見え、ぼんやりとしていて、話もはっきりしませんでした。

    薬物を使用していたのかもしれませんが、当時の私には、何が起きているのかさえ分かりませんでした。

    先輩は再び救急車を呼ぶことを勧めましたが、やはり拒否されました。

    薬物の使用が知られることを恐れていたのかもしれません。

    私は、先輩の指示に従い、そばで手伝うことしかありませんでした。

    その先輩は看護師の経験があり、状況を見ながら応急的な対応をしていました。

    私は言われたことを手伝い、血で汚れたシャツから、部屋にあったバスローブに着替えてもらい、目の前で起きていることが信じられず、私はただただ驚いていました。

    その後、お客様は一人でぶつぶつと話し始めました。

    結局、接客やプレイは何もせず、先輩は1時間ほど、その男性の話に耳を傾けていました。

    私は、その姿をただ見ていることしかできませんでした。

    時間が来て、私たちはホテルを後にしました。

    ところが翌日、その男性がラブホテルではなく、道端で倒れて亡くなっていたと警察から知らされたのです。

    ホテルの防犯カメラに私たちの姿が映っていたため、警察の方がお店に事情を聞きに来ました。

    私たちは、現場で見たことや、応急的な対応をして話を聞いていたことなどを説明しました。

    その後、男性の死因など、詳しいことは分からないままです。

    この出来事を通して、私は深夜の仕事の怖さと、目の前で何が起きてもおかしくない現実を知りました。

    そして何より、あのとき一緒にいてくれた先輩の存在が、強く心に残りました。


    「大丈夫、大丈夫」と言ってくれた先輩

    その先輩は、見た目もかわいらしく、普段から笑顔で接してくれる人でした。

    それなのに、あんな状況でも取り乱さず、目の前のお客様に落ち着いて向き合っていたのです。

    私だったら、きっとパニックになっていたと思います。

    そんな私に、先輩は、
    「深夜ってさ、いろいろなことがあるんだよ」
    と教えてくれました。

    緊張していた私にも、

    「大丈夫。大丈夫」

    と声を掛けてくれた。

    その姿を見て、私は思いました。

    私も、こんなふうに肝の据わった先輩になりたい。

    ただ怖い経験をしただけではなく、誰かを安心させられる人の強さを知った出来事でした。

    それから私は、少しずつ、さまざまなお客様に対応できるようになっていきました。

    もちろん、何があっても平気になったわけではありません。

    ただ、以前よりも落ち着いて状況を見ることができるようになったのです。

    そして、いつしか自分が新人に教える立場になっていきました。


    夜職の女性同士のいじめは、本当に陰湿だった


    夜職の先輩には、いろいろな人がいました。
    ヒステリックに怒鳴る人。
    嫉妬してくる人。
    叩いてくる人。

    もちろん、一部ですが、優しくて面倒見のいい先輩もいました。

    でも、私が経験してきた女性同士のいじめは、本当に陰湿なものも多かったです。

    例えば、
    ・私物をゴミ箱に捨てられる、隠される、盗まれる。
    ・掲示板に、あることないこと悪口を書かれる。
    ・ほかの女の子やお客様に悪口を言いふらされる。
    ・叩かれたり、暴言を吐かれたりする。
    ・挨拶しても無視される。
    ・店長に「あの子にお客様をつけるな」と言われる。
    ・誰が座ってもいい待機室なのに、「そこは私の定位置だから」と文句を言われる。
    ・「私のブログが目立たなくなるから、お前はブログを上げるな」と言われる。
    ・直接「早く店を辞めろ」と言われる。
    など……書き出したら、きりがありません。

    仕事をしに来ているはずなのに、どうして同じ職場の女性に、ここまで嫌な思いをさせられなければいけないのか。

    そう思うことが何度もありました。

    もちろん、すべての女性がそうではありません。

    でも、先輩という立場を利用して、後輩を傷つけたり、自分の嫉妬心をぶつけたりする人がいるのも事実です。

    そんな環境にいると、仕事そのものよりも、人間関係で疲れ果ててしまいます。


    嫌いな人に、時間を使いすぎなくていい

    そんな経験を重ねて、私は思うようになりました。自分を傷つけたり、邪魔してきたりする人に、良い顔をし続ける必要はない。

    嫌がらせをしてくる人に好かれようとしたり、機嫌を取ろうとしたり。

    そんなことに時間を使うくらいなら、自分が大切にしたい人と過ごす時間を増やした方がいい。

    私は、好きな人と嫌いな人を無理に同じように扱わなくてもいいと思っています。

    もちろん、仕事上の挨拶や最低限の礼儀は必要です。

    でも、嫌いな人と無理に仲良くする必要まであるのでしょうか?

    私は、そうは思いません。

    自分を傷つける人とは、できるだけ距離を取ればいい。

    相手を変えようとするより、自分が安心して過ごせる環境を選ぶことの方が大切です。

    人生の時間は限られています。

    誰にでも好かれようとするより、自分を大切にしてくれる人を大切にしたい。

    そう思うようになりました。


    スネ夫になるより、お客様と向き合おう

    職場の人間関係を見ていると、まるでジャイアンとスネ夫のような関係になっている人を沢山みかけます。

    強い立場の人にごまをすり、嫌われないように気を遣い、周囲の顔色をうかがう。

    でも、そんなことばかりしていたら、自分の仕事に集中できなくなってしまいます。

    私にとって大切なのは、同じ店の女の子の機嫌を取ることよりも、目の前のお客様と真剣に向き合うことでした。

    「あんな地獄のような待機室に帰りたくない!」そう思うこともありました。

    だったら、お客様に喜んでもらえる接客をしよう。

    自分を必要としてくれるお客様を大切にしよう。

    そう考えることで、仕事への向き合い方も変わっていきました。

    もちろん、無理をして働き続ければいいという話ではありません。

    嫌がらせがひどいときは、信頼できる人に相談したり、店長に対応を求めたり、場合によってはお店を変えることも必要です。

    自分を壊してまで、その場所に居続ける必要はないのです。


    優しい先輩が、私に教えてくれたこと

    夜職の世界には、厳しい先輩もいれば、優しい先輩もいます。

    私自身、つらい経験をたくさんしてきました。

    それでも、あのとき出会った先輩のように、優しくて、面倒見がよくて、誰かを安心させられる女性になりたいと思っています。

    新人の頃、私は先輩に助けてもらいました。

    そして今度は、自分が後輩にとって、少しでも安心できる存在でありたい。

    あの経験があったからこそ、お客様に対しても、働く後輩や同期に対しても、優しくありたいと思うようになったのかもしれません。

    夜職は、お客様との関係だけでなく、女性同士の人間関係にも悩まされることがあります。

    もし今、職場の人間関係で苦しんでいる方がいたら、伝えたいです。

    あなたは、嫌いな人に好かれるために働いているわけではありません。

    自分の人生を守りながら、自分を大切にしてくれる人を大切にすればいい。

    誰とでも仲良くできなくてもいい。

    0か100でもよくないですか☺

    誰かの機嫌を取るために、自分の心をすり減らさなくてもいい。

    私たちの時間には限りがあります。

    だからこそ、自分を傷つける人に執着するのではなく、自分を大切にしてくれる人との時間を大切にしてほしいと思います。

    そして私も、あの先輩のように、誰かの心に安心を与えられる人でありたいです。

    最後まで読んでくださり、ありがとうございました🌙✨


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