
「豊臣兄弟!」第2回 願いの鐘 歴史解説
NHKの大河ドラマ「豊臣兄弟!」の第二回「願いの鐘」の、簡潔な歴史解説です。
前回と同じ1559年の話となります。
ただ、藤吉郎と小一郎の足軽・農民時代の話で、登場人物も少なめのため、あまり解説することはありません……
直と小一郎の関係はどうなるの? 史実なの?
ここまでのヒロインを務めている「直」はドラマの創作の人物で、史実の人ではないようです。
よって直が関わっている事柄は、野党の襲撃から祝言の件まで、ぜんぶドラマのフィクションです。
よって第一回と第二回は、ほぼほぼフィクション……
ただ、歴史ドラマというものはフィクションなしだと単に史実をなぞるだけになって、歴史を知っている人にとってはつまらないものになります。
彼女のような人物がどう動くかで、その面白さが変わってきます。
初登場の城戸小左衛門とは?
槍の稽古で秀吉をコテンパンにしていた人物。
当時の織田信長には「六人衆」と呼ばれる側近がいて、そのうち三人は槍の名手として知られており、その一人が城戸小左衛門です。
信長が攻めた岩倉城と、そこにいた織田伊勢守とは?
岩倉城は名古屋城の北にある尾張の城。
当時の織田家は、南側を支配した織田信長の織田弾正忠家と、北側を支配した織田信安という人の岩倉織田家(織田伊勢守家)に二分されていました。
1556年、ドラマの三年ほど前、織田信長の弟の織田信行(信勝)が、信長に対して反乱を起こした「稲生の戦い」があったのですが、ここで岩倉城は織田信行に付きます。
以後、信長の敵となるのですが、ドラマの前年である1558年頃に跡継ぎ争いが起こって弱体化し、信長に攻められて敗北。
そしてドラマの年である1559年に滅ぼされています。
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今回登場した織田家の皆さん
※オープニングで名前が出てきた順です。
・寧々
織田家の武士である浅野家の養女。
誕生年がよくわかっていませんが、1549年頃と言われていて、1559年時点ではまだ10~11才ほど。
えらく貫禄のある10才ですが、後年のことを考えた配役にしている模様。
・浅野長勝
信長の父である織田信秀の代から織田家に仕えていた武士。
寧々を養女にしていました。
秀吉の家臣として知られる浅野長政の養父であり、彼に浅野家を継がせた人です。
・佐久間信盛
「退き佐久間」の異名を持つ信長の家臣。軍議のシーンでちょこっと登場。柴田勝家より信長に近い位置にいたのが、当時の立場を物語っています。
・林秀貞
織田家の筆頭家老。以前は林道勝と呼ばれていました。
信長の弟である織田信行を擁立しようとして信長に反乱を起こしたこともあります。
ドラマでは軍議で信長に怒られており、今後も保守的な意見を述べて信長に一喝される役どころだと思われます。
・森可成
十文字槍を使う「攻めの三左」。軍議のシーンでちょこっと登場。
・丹羽長秀
のちに米五郎左(米のようになくてはならない)と呼ばれるほどの重臣ですが、この頃はまだそこまでではなく、ドラマでも一番後ろの席から書状を持ってくる役。
・佐久間盛重
織田家の重臣。元は織田信行の家老。軍議のシーンでちょこっと登場。
・柴田勝家
織田家の猛将として知られる重臣。大の秀吉嫌いで、これから秀吉と様々な関わり方をすると思いますが、今回は軍議のちょい役。
・市
織田信長の妹。東国一とされたほどの美貌の姫。
こういう表現はだいたい大袈裟ですが、実際に織田家は長身の美男美女が多かったようです。
秀吉があこがれるのが歴史ドラマのお約束。
割と今回の大河ドラマは、信長や秀吉を扱う歴史ドラマのテンプレ通りの作りになっている印象です。少なくともここまでは。
・織田信長
言わずと知れた戦国の改革者。今回は岩倉城で老若男女を殺戮するという、その残虐性を表に出していました。
織田伊勢守の一派を壊滅させ、ようやく信長は派閥争いが続いていた尾張一国を統一しますが、すぐに新たな試練が襲うことになります。
名前だけ出てきた人
・松下嘉兵衛
今川家の家臣で秀吉の恩人。村を飛び出した秀吉が最初に仕えた人物。
第二回の「豊臣兄弟! 紀行」で紹介されています。
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