M-1の3回戦を観てきました
たまーに大阪の漫才劇場に足を運ぶ私です。
なんばに行ったり、森ノ宮に行ったり。
中学生の頃はbaseよしもとに通い、もちろんLIVE STANDにも参戦。『LAUGH! LAUGH! LAUGH!』だって歌えるくらい、お笑いはずっと生活のそばにありました。
毎年「いつかM-1の準決勝を観に行きたい」と応募しているものの、なかなか当選せず。
そんなわけで、今年は3回戦を観に行ってきました。
いやあ、やっぱりお笑い芸人さんってすごい。
開演は平日の17時。
仕事帰りと思われるサラリーマンの姿も多く、平日にもかかわらず会場は満席。
改めて、M-1という大会の人気の高さを感じました。
Xでは早速レポ祭りが開催されていますが、どうやら私の感性は、Xのお笑い勢とは少し違うらしい。
せっかくなので、印象に残った芸人さんたちについて書いてみようと思います。
綺麗な漫才が好きなんだと思う
かつてコマンダンテをずっと追いかけていた私としては、東雲がすごく良かった。
すべてのボケに無駄がなくて、言ってほしいことをちゃんと言ってくれる。
観客が置いてけぼりになるようなボケもなく、ひとつひとつが丁寧に回収されていく。
もちろん、展開が少し予想できてしまうところもある。
爆発力という意味では、物足りないと感じる人もいるのかもしれません。
でも、すごく綺麗な漫才だった。
私はきっと、こういう漫才が好きなんだと思います。
会場の空気を変えるフースーヤ
それでいうと、フースーヤはまったく別の意味ですごかった。
面白いかどうかという個人の好みはいったん置いておいて、間違いなく会場を一番巻き込んでいたと思います。
登場した瞬間から、空気が変わる。
彼らがもし東京NSCを卒業し、早い段階から東京のテレビで活躍していたら。
今の若手芸人の雰囲気も、少し違っていたんじゃないか。
そんな世界線を想像してしまうくらい、彼らが大阪のお笑いに与えている影響力は大きいのだと感じました。
良い意味で裏切られた、たらちね
松竹芸能のたらちねも、すごく良かった。
正直、冒頭の設定には多少無理があるように感じてしまって。
「ああ、狙いにいってるな」
なんて、少し冷めた目で観始めてしまいました。
ところが、そこから見事に裏切られた。
しかも、一度や二度ではなく、何度も。
最初に感じた違和感なんて、気づけばどうでもよくなっていました。
Aグループでの登場でしたが、かなりのインパクトを残していたはず。
ぜひとも勝ち残ってほしいコンビです。
今日イチの拍手笑い、幸のとり
そして、Xでも「イチウケ」と言われている幸のとり。
いや、めっちゃ笑いました。
これをM-1に持ってくるあたり、なかなか尖っている。
でも、かつてマヂカルラブリーが優勝した大会でもあるわけで。
こういう漫才だって、もっと認められてほしい。
少なくとも、私が観た中で一番大きな拍手笑いが起きていたのは、間違いなく幸のとりだったと思います。
あの会場の空気は、なかなか忘れられそうにありません。
今年こそ、ももに頑張ってほしい
そして、個人的に今年こそ応援しているのが「もも」。
本当に面白いコンビだと思っています。
ただ、最初のトーンのまま最後まで進んでしまうところは、少しもったいない気もする。
一方で、あの勢いを一切落とさず、4分間突き抜けることができたら。
それはもう、相当な脅威になるんじゃないかと思うんです。
コマンダンテを追いかけて劇場に通っていた学生時代。
たくろうを追いかけて劇場に通っていた社会人時代。
そして今、次に頑張ってほしいと思っているのが、もも。
こうして振り返ると、私の人生にはいつも、その時々で応援している漫才師がいたんだなと思います。
3回戦はきっと突破できると信じています。
だからこそ、その先で誰かの記憶に強烈に残るような漫才を、まだ手札に残していてほしい。
大阪出身の人間としては、やっぱり関西からM-1王者が誕生すると嬉しいんです。
今年も、年末が始まった
中学生の頃、baseよしもとに通っていた私も、気づけばアラサー。
あの頃とは生活も、仕事も、劇場に足を運ぶ頻度も変わりました。
それでも、舞台に立つ漫才師を観て笑っている時間は、あの頃と何も変わらない。
毎年、新しい芸人さんに出会って、誰かを応援して、勝手に期待して、勝手に悔しがる。
そして、年末にはテレビの前で一喜一憂する。
今年もまた、そんな季節がやってきました。
M-1が始まると、いよいよ年末が近づいてきたなと思います。
さあ、今年もここから忙しくなりそうです。