
「やりたいこと」がコロコロ変わってきた私。やりたいことを見失い流れ着いた、モヤモヤだらけの現在地
「将来、何になりたいんだろう?」
「周りはみんな夢や目標に向かって進んでいるのに、自分だけが迷子になっている気がする……」
そんな風に、自分のキャリアや将来に対して漠然とした不安を抱えていませんか?
「やりたいことが一つに絞れない」「自分には何が向いているのか分からない」と悩む夜は、心がキュッと重くなりますよね。
ポイントや正解を探す毎日に疲れてしまうこともあると思います。でも、「夢がコロコロ変わること」も、「一本の道をまっすぐ進めないこと」も、決して悪いことではないと私は思うんです。
はじめまして、Pegonです。
私は、昔から将来の夢がコロコロと変わり続けてきた人間の一人です。今回は、そんな私の「将来の夢」の変遷から、どう迷い、どう歩いてきて、今の非常勤講師という働き方にたどり着いたのかをお話しさせてくださいね。
※あ!最初に言っておきますが、サクセスストーリーではありません!
今回の記事は「How to本」としては機能いたしません。(笑)
「How to」は次の記事で!
「忍者になりたい」から始まった、私のコロコロ変わる夢
SNSや本を開くと、「昔からの夢を叶えました!」「やりたいことに向かってまっすぐ突き進んでいます!」という素敵な活躍を目にすることがありますよね。
そんな姿を見るたびに、「自分にはそこまで熱中できる夢がないな…」「やりたいことがコロコロ変わってしまう自分ってダメなのかな…」と焦ってしまう気持ち、すごく分かります。
何を隠そう、幼い頃の私はとにかく夢が変わりやすい子どもでした。しかも、方向転換の「諦め」だけは人一倍潔かったのです。
一番古い記憶にある夢は、「忍者」でした。
幼少期からスーパー戦隊シリーズの『忍者戦隊カクレンジャー』が大好きで、主人公のサスケに猛烈に憧れていました。当時の私にとっては、「敵を倒し爆破の粉塵の前でかっこよくポーズを決める忍者になること」が本気の夢だったのです。
母が着せたがる女の子らしい服装を拒み、兄のおさがりが大好物。サンタさんには「忍者の服」をお願いする始末で、母は「この子どこに向かってるんだろう…」と本気で不安だったといいます(笑)。
もちろん成長するにつれて「あ、忍者は現実的じゃないな」と悟るわけですが、ここからの私の夢の変遷も、かなりの迷走ぶりでした。
・小学校高学年〜中学生:ヤマハのエレクトーン講師
3歳から続けていたけれど、「毎日練習するのが絶望的に嫌い」という自分の性格に気づいてサクッと断念。(先生とレッスン時間にシール交換やお菓子パーティーをしていた思い出は宝物ですが笑)
・高校生:フランスかぶれのパティシエ
フランス留学経験のある素敵な英語の先生に憧れて「パティシエになってフランスに行く!」と意気込むも、製菓の世界の厳しさと語学の壁、そして自分のコミュ障ぶりに打ちのめされて断念。
・進路選択:建築模型の職人?それとも服飾?
ミニチュア好きが高じて建築模型に魅せられたり、綺麗なドレスを見て服飾に惹かれたり……頭の中は常に目移りと方向転換の連続でした。
結局、「興味のあった建築・被服系が両方学べる」という理由で大学の学部を選びました。この時点で、私の胸にあった将来の夢はすっかり消えていました。
そこで私が選んだのが、「念のための保険として教員免許を取っておく」ということでした。
「持っておけば、将来何か役に立つかもしれない」という、ごく現実的で、なんとなくの選択だったのです。
就活からの逃避、属性としての大学院進学
就活からの逃避、属性としての大学院進学
大学生活が進む中、いよいよ本格的な「就活」の波がやってきました。
周りの友人が次々とスーツを着て就活に励む中、なぜか私だけはどうしても身が入りませんでした。
エントリーシートを書こうとしてもピンとこない。説明会に行こうとしても「無事会場にたどり着けるか」「大勢がいる場所が嫌だな」という不安が勝ってしまい、企業の人と話すのがずっと怖い。おそらく、就活のプロセス自体が自分の特性に合っていなかったのだと思います。
「この苦しい場所から逃げたい……」
そう思った私は、必死で逃げ道という名の「免罪符」を探しました。
幸いにもゼミで行っていた生理機能系の実験や研究はすごく面白かったため、教授からの勧めもあり、「まだやりたい研究があるから」という免罪符を握りしめて大学院へ進学したのです。
当時は、まっすぐ就活に向き合えない自分を「なんてダメな奴なんだろう」とずっと卑下し、蔑んでいました。
うしろめたい思いを抱えたままやってきた、大学院1年生の終わりごろ。相変わらず「本当にやりたいこと」は見つからないままでした。
そこで私は、大学で取ったあの「保険(教員免許)」を使うことを本格的に考えはじめます。
実は私、大学時代の教育実習でパワハラを受けており(このトラウマ話はまた別の機会に…笑)、教職現場というものが恐怖でしかありませんでした。だからこそ、「この保険を使うなら、まずは自分が本当に学校現場で働けるのか試してみるべきじゃないか?」と思ったのです。
こうして私は、藁にもすがる思いで「非常勤講師の登録」へと向かいました。
ここから、私の人生を大きく変える「運命のいたずら」が始まるとも知らずに——。