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🐱「猫 投薬マニュアル」(追記あり)

    はじめに
    猫に薬を飲ませた経験はありますか?
    昨今猫を飼っている方は多いので、猫の投薬を経験した方もそれなりにいらっしゃるとは思うのですが。

    ご飯に混ぜて薬を飲んでくれる猫ちゃんの飼い主様、苦い薬も水に溶かしてスポイトで飲める猫ちゃんの飼い主様、とりあえずストレスなく上手に猫に薬を飲ませられるという飼い主様、この記事は読む必要ありません。

    これは、猫の投薬に苦戦している飼い主様、猫ちゃん達のためのマニュアルです。

    猫の投薬って難しい

    3年前、飼い猫が甲状腺亢進症にかかりました。毎日の投薬が必要になりましたが、私は十数年前に猫の投薬に非常に苦労したことがありました。その経験は実際トラウマで、今回は投薬のために毎日病院通いすることを検討したほどです。
    しかし病院通いも猫にとってはかなりのストレス。年老いた猫の余生を穏やかに過ごさせたいと一念発起、なんとか自分でできる投薬方法を考えようと思ったのでした。
    幸い、この病気は薬が飲めれば元気に生活できるとのこと。そして試行錯誤の末、この手順を踏めばできる、という方法にたどり着きました。

    そのような訳で、以前の私のように困り度MAXな方のために猫の投薬方法を、記事にすることにしました。
    当たり前なことをこれでもかと細かく書いていますが、一つ一つに意味があります。きちんと手順を踏んで実践することで、私のような無器用でも気負わずに投薬ができるようになりましたので、猫の投薬が苦痛、どうしても苦手、という方の参考になれば大変うれしいです。
    なお、薬は粉状のものを想定した内容になります。

    猫の(細かすぎる)投薬マニュアル

    目次
    ・用意するもの
    ・具体的な手順1~6
    ・成功率を上げるさらに細かいポイント①~④
    ・最後に

    🧰 用意するもの

    • バターナイフ(薄くてシャープな物)

    • クッキングペーパー

    • 指サック(人差し指用/PIP指サックラテックスフリー推奨)

    • チュール系のおやつ

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    シャープなバターナイフは必須アイテムです
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    ゴムのにおいがあまりしないのでお勧めです

    📝 具体的な手順

    1 薬を粉にする
    クッキングペーパー(約7×7cm)で錠剤を挟み、底が平らなものでつぶして粉にします。ペーパーが破れやすいので注意。意外と広がって飛び散るので、ペーパーは少し大きめです。


    2 おやつと混ぜる
    バターナイフにチャオチュールを1cmほど出し、クッキングペーパーの上で薬としっかり混ぜます。よく混ぜるほど体積が減りまとめやすくなります。


    3 薬玉を作る
    指サックをつけた指の腹に丸めた薬をのせます。

    • 固すぎ → 舌で押し戻される

    • 柔らかすぎ → 口に入れづらい

    目安は
    「指を下に向けても落ちない固さ」

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    逆さにしても落ちない程度の固さ

    4 猫の後ろに静かに回る

    落ち着いているタイミングを狙いネコの背後に回り、後ろからそっと膝をつきます。しっぽの長い猫は、ちょうど膝の下あたりにしっぽがあることが多いので、膝で踏まないように注意します。そっと包み込むような姿勢で猫が逃げない程度に緩く保定します。この時膝をつかずしゃがむだけだと後ずさりして後方に抜けだしてしまいます。


    5 口を開けて薬を入れる

    利き手と反対の手で下あごを包み、歯のあたりに指を差し込むと口を開くので、その瞬間を逃さず口角を狙って薬を口の中に入れます。猫は頬の内側ほとんどないですが、人間で言うと頬の内側に薬をなすりつけるようなイメージです。
    ※口をすぐ閉じようとするので、素早く行います。

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    角度変ですが、背後から手を回している状況です
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    薬を矢印の口角を狙って口の中へ
    ※利き手が右の場合、実際は口を開けるのは左手です。
    一つ上のイラスト参照

    6 飲み込みを確認する

    猫は薬玉を飲み込もうとして舌を大きく動かしますが、その時に薬玉が飛び出すことがあります。防止策として、薬を入れた瞬間に咀嚼は阻害しない程度に手で顎から口全体を緩~く囲うようにすると、薬玉が飛び出るのを防げます。
    飲み込んだのを確認できたら完了です。

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    舌は動かせる程度に、口が全開にならなければ大丈夫です

    🔍 成功率を上げる “さらに細かいポイント”


    ① 焦らずタイミングを見極める
    逃げても追わず、待つ。飼い主の気持ちのゆとりも影響します。朝に投薬する場合は、少し早起きして余裕をもつこと。自分で薬を割る場合は何日分か作り置きしておくことも慌てないコツです。


    ② おやつのチョイス
    我が家ではチャオチューブ「とりささみ」 を使用。継続的に投薬するなら
    チューブタイプが便利です。(開栓後は要冷蔵)
    私見ですが、おやつの時間を嫌いにしないために一番お気に入りのおやつは投薬に使わない方が良いと感じます。

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    チューブタイプが便利です

    ③ バターナイフは必須アイテム
    混ぜる・まとめる・クッキングぺーパーからこそぎ取る・形を整える
    すべての作業がやりやすいです。


    ④ アプローチの工夫
    最初のころは指に薬を付けた状態で近づいていくと警戒して逃げてしまうこともありました。そのため、スマホを見るなど他のことをして様子を伺い、気を許すのを待ってから近づいていました。
    今は気持ちにも時間にも余裕をもって取り組んでいるのであまり気にしなくて良くなりましたが、慣れるまでは警戒感を持たせない工夫は必要かもしれません。



    🐾 最後に

    私は猫の口を開けて錠剤を喉の奥に落とすやり方を、どうしてもマスターできませんでした。一方「おやつに混ぜて飲ませる」という投薬方法は聞いたことがありましたが、実際にやってみるといくつもの小さな工夫が必要で、自分なりの試行錯誤を積み重ねることで今の方法に落ち着きました。

    この記事で飼い主様や猫ちゃんが、少しでも楽に投薬ができるようになれば嬉しいです。
    猫ちゃんとの幸せな時間が長く続きますように。

    最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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    飲み込んだ後の表情
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    一日二回、飲み忘れがないように
    この中に一回分をクッキングペーパーに
    包んだものを数日分入れています。

    ※本記事は一個人の体験談です。
    薬の種類や猫の性格・体調によっては適さない場合があるかもしれませんので実践する際は必ず獣医師にご相談ください。


    (追記)

    その後事情で動物病院を変わった際に、取り扱いの都合で
    薬を人間用メルカゾールから、猫専用チロブロックに変更しました。
    想像以上の小さい小粒で、上記と同じやり方ですがチュールの中に
    錠剤を割らずにいれても難なく飲み込むことができました。
    ただし、薬価がかなり上がりました。


     
     
    退職を2年後に控えた 子供のころから猫が好き、の60代

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