
補い合う〜テイカーにはなるな〜
みなさんテイカーという言葉をご存知でしょうか?
自分はしてもらってばかりでそれを当然だと思い、返すことはしない人のことです。なお、表立って態度に出すパターンもあれば、言葉に出さずに顔に出したり泣き出したりといわゆる察してちゃんとして表すこともあります。元々は、アメリカの心理学者アダム・グラント氏が提唱したもので、対義語のギバー(与える人)やバランス型のマッチャーという言葉もあります。今回はテイカーにまつわる話をしていきたいと思います。
前述のとおり、テイカーには大きく2つのパターンがあると私は経験上から考えています。
①自己顕示欲が強いジャイアニズムタイプ
②自己肯定感を低く見せかけて自己憐憫をアピールし、やってもらえるように仕向けようとするタイプ
です。
まずは①から考えていきましょう。
自己顕示欲、自己愛の強いタイプは読んで字の如く「俺は一番なんだ」「俺を認めろ」です。一方でその心理には「俺が認められないはずがないけど実はひょっとして…?」というような劣等感も潜んでいます。こういう人は周囲と表立ってトラブルを起こします。仕事でもSNSでもしばしば炎上し、指摘されたりするとその人に対して逆恨みして攻撃してきたりします。ひどいと犯罪予告…予告どころでなく犯罪そのもの(ストーカー等)をすることもありますので関わると物理的に危険です。ですので、基本的にこのタイプは友達がいません。いてもイエスマンあるいは次に紹介するかまってちゃん、察してちゃんくらいでしょう。そういう人はかまってあげると喜ぶので、相手を助けていると思い込める自己顕示欲・自己愛タイプは自分はすばらしい人間だと思えますからね。
ちなみに私は実はこの①のタイプの被害(ストーカー的行為)に遭ったことがあり、引越しまですることになりました…こういう人には努めて構わない、それでも害が及ぶようなら最大限警察等の処置も考えるべきかと思います。

では次に②の察してちゃんタイプを見てみましょう。
このパターンは自己肯定感が低いように見せかけ、実は私のために周りの人は動きなさいと考えています。そのため、自分の欲求すら察してもらおうと振る舞い、時には涙も使うといった特性があります。被害者意識も強く、「何で私はこんなに不幸なの」「私は◯◯してはいけないの?」というような言動をします。このタイプは表立っては態度に出しません。しかしながら、親しくなればなるほどその人にだけはそういう態度を見せます。なお、SNSにおいてはいつもそういう態度を見せますが…SNS上ではよく「メンヘラ」と言われるタイプです。
表向きの態度は真逆ですが、結局自分の欲求を満たすために他人を利用するということは変わらず、実は自己愛が強いのではないかと思います。
このタイプも複数人会ったことがあり、特に仕事においては非常に困らされたことがありました。なお、私の会った人たちだけかもしれませんが、このタイプには共通点がありました。色々な人から「その態度友達とかにもするの?」と聞かれると「私には友達なんていない」と明確に言いました。同じ友達がいないでも自己顕示欲・自己愛タイプとはここが若干違うのですが。まぁ今にして思えばそれはそうだろうと思います…他人の善意を利用しようとする人と誰が友達になりたいのでしょう?
このタイプの人は前述のとおり、最初は努力しているように見えます。努力しているのに何で…みたいな感じです。ですから手を差し伸べたくなってしまいます。ですが、それが罠なのです。努力しているように見せかけて助けをもらおうとするわけです。でも実際何の努力もしていないことに大抵の人は途中で気がついて離れます。ちなみにというか、言われたら当たり前かもしれませんがこのタイプも実は利用していた人が離れる、あるいは突き放されると恨みを感じ、自己顕示欲型と同じくストーカー等に走ることがあり得ます。

ここまで見てみるとお分かりだと思いますが、①も②も欲求を達成するための根底の考え方は同じなのです。やり方が違うだけです。
そして、お気づきの方もいると思いますが、この両者は実は相性がいいのです。前述しましたが、①の自己顕示欲・自己愛タイプは②の自己憐憫タイプを助けて欲求を満たしているので自分はすごいと思える、②の自己憐憫・察してちゃんから見ればそれこそ釈迦の手のひらの孫悟空みたいなものです。おまけに願いも叶えてくれる。
ですが、この両タイプの組み合わせは「補って」はいません。互いに寄生虫のように吸いあっているだけです。周りから見ればそれがわかりますので奇妙な存在に映るものですが、当人は気づかないでしょう。ですので、両タイプは引き合うのですが、当然、基本的に他に友達がいない者同士の組み合わせなので自分たちの世界が全て正しいと考えます。ですので不適切な言動等を指摘されると侵略者と判断して逆恨みするか逃げるかで謝ることはありません。ですから、成長もありません。
では、本来人間関係はどうあるべきか?
人間誰でも得意不得意、できることとできないことはあります。ですから、お互いにしっかり意志を明言して、相手のためにできることをやればいいのです。そして、やってもらったら必ず何かできることで返そうとする。そうやって互いに補い合えればいいのです。補い合おうとすると必ず成長もします。逆に、補い合おうとしない関係だなと気がついたらテイカーか?と疑うべきだと思います。
テイカーに関わると心も時間も、果てはお金さえも失ってしまいます。お金を失うのもつらいですが心がすり減ると他人を信用できなくなります。これは本当に不幸です。テイカーをしっかり見抜いて、テイカーにならないよう気をつけてお互いに補い合える、補い合おうとする関係を構築しましょう。
では、今回はこの辺で。いつも読んでいただきありがとうございます。もしよければ「スキ」等よろしくお願いします。フォローも気軽にしてください。詐欺等でなければフォロバもするかもしれません。