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本気の戦いごっこしたら救われた

    どうもこんにちは。平成一桁ガチババアです。

    つい10年くらい前までは
    「えー!平成生まれなんだって?!」
    なんて職場でちやほやされたりしていた。

    それが今や
    10年も前のことを
    「つい10年前」
    なんてさも数日前のように言ってしまうようになったし、

    「お母さんって何歳?」と聞いたとき
    母親が 
    「えー何歳だっけな?」
    と答えるのに対して、
    幼い私は
    (白々しく演技をしているわ〜)
    と思っていたけれど、それは演技ではなく
    本当に自分が何歳なのかわからない
    と理解できるくらいには大人になった。

    そんな私も2児の母親となった。

    私が幼い頃、幼稚園で流行っていたのはセーラームーンごっこだった。

    可愛くて自信満々なえりちゃんが
    「私セーラームーン!」
    と高らかに宣言すると

    えりちゃんと仲の良いななちゃんが
    「じゃあ私セーラーヴィーナス」
    と順当に2番目人気のキャラクターを選び、

    次々に他の女の子がちびうさ、セーラーマーズ、セーラーマーキュリーを選んでいく。

    幼い頃から自己主張の強くない私がもたもたしていると

    「Toyちゃんはセーラージュピターね!」

    と私の配役は勝手に決められていた。
    私は大抵ボーイッシュで幼稚園児にはあまり人気がなかったセーラージュピター。良くてセーラーマーキュリー。
    セーラームーンになることは一度も叶わなかった。

    平成一桁から早30年。

    時代は変わっても幼児の遊びは変わらないらしい。
    3歳児から毎日
    「戦いごっこしよう!」
    と拒否権のないお誘いを受け、突然
    「スーパードラゴンみずでっぽう仮面ライダーーー!!」
    3歳児のありったけの強さを盛り込んだ謎の攻撃を浴びせられる。

    いつもは大体
    「ママビーム! ビビビビビーー!」
    やらなんやら適当に攻撃を出して、適当な頃合いを見計らって3歳児の攻撃でやられる。

    その日、私の中の女児が
    「セーラームーンになりたい!」
    と言った。
    のかどうだか知らないが、

    そうだ、セーラームーンになろう

    と思った。
    3歳児相手になら自己主張できる。
    いや、2児の母になり厚かましくなった私なら同い年のおばさん相手にも自己主張できる。

    「ママ、セーラームーンね!!」

    初めて聞く単語に3歳児はきょとんとしながらも、戦いごっこに参加したことが伝わると

    「スーパーバニッシュパーーーンチ!!」

    と攻撃を繰り出してくる。

    こうなったらこっちのもんだ

    「出たわね!仮面ライダー!
     月に代わってお仕置きよ!
     ムーンヒーリングエスカレーション!!!」

    いつもより白熱した戦いごっこだった。
    お互い一生懸命戦った。
    なかなか満足しない3歳児が満足していた。
    私も人生で初めての楽しい戦いごっこだった。

    3歳児のおかげで私の中の平成一桁ガチ女児が
    セーラームーンになって救われた。


     
     

    Toy

     
     
    真面目な顔してふざけるのが好きです。 特に意味はないけれど、 ちょっと面白かったことや考えたことなど 家族に話すようなことを書いています。 気が向いたときに読んでください。 アラサー2児の母、ソーシャルワーカー

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