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25年目のソウルメイト

    銀婚式だって。
    私たち、かれこれ25年一緒にいるんだ。
    夫が休みをとって、一緒に公園をウォーキング。お昼はお気に入りのタイ食堂でランチ。カジュアルな休日。特別なことをいろいろ考えてみたけど、結局二人の日常が一番気に入ってるから、こうして過ごすことにした。

    夕方から夜にかけて私は数時間の仕事に出る。仕事終わりで夫に迎えに来てもらい、お気に入りの焼肉屋さんへ。これまたこじんまりとしたお店で、早い時間や休日に来ると人が店の外まで並んでる。でも平日の夜、店内には数組のお客だけで、お店の方ものんびりと客席に座ってテレビを観たりしてる、緩い感じ。少し暑い日、入り口ドアは全開で私たちはなんだかアジアのどこかの国の食堂にいる様な気分になる。しっぽりと。そんな言葉がピッタリ。夫はいも焼酎、私は水で乾杯をして肉やホルモンを焼きながら食べる。会話が少なめになってることなんか気にならないくらい、自然な流れ。時々私が思わず「美味しい」と言ったら夫が「うん」と言い、夫が「これ食べて」と焼いた肉を私の前に置いて、私が「ありがと」と答える。

    二人でベッドに横になって「25年だって」と交互に言う。いろいろあったね、よく頑張ったよね、なんてねぎらい合う。お互い顔も見たくない日もあったし、それぞれ静かに苦しんだ日々もある。でも、それも全部笑えるのがいい。それが全部二人の歴史になっているのがいい。苦しかったのは私一人じゃなくて、夫もそう。
    スマホに入った子どもたちが小さい頃の写真を見て、ひとしきり可愛い可愛いと愛でる。子どもたちが小さい時に言っていた言葉を、一緒に思い出す。

    チャッピーに「結婚25周年の二人が答える質問10個」を出してもらって、それに二人で答える。お互いが結婚当時から変わったところ、変わらないところ。二人だけの「うちの定番」になったこと。一番笑った思い出。なんだろね〜って言いながら。
    若い頃の二人に一言アドバイスは、二人一致で「そのまま頑張れ!」だったな。きっと良くなる、と希望を持つに値する関係を築けているはずだから、そのまま信じていけ、若い私たちよ。

    話している間に夜中12時を過ぎて、「結婚25年と1日に突入」と夫が言った。これからは、もっとこうして一日一日を慈しみながら生きていきたい。父と母はもう十分やったから、私たちはただのカップルとして生きていきたいんだ。

     
     
    一棚店主 2fish books / zine書き ❤️:尹東柱 / 茨木のり子 / ボブ・グリーン / 小山奏一朗 / 工藤祐次郎 / 旅 zine : 「笑い方を教えてください」「目覚めたら、羊でした」 思考:https://note.com/namio_educator

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