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【第回】ゞャヌナリズムの掻性化のために

    東京倧孊倧孊院情報孊環を拠点ずする「プラットフォヌム研究䌚」は、囜内倖のさたざたなプラットフォヌマヌの経営、歎史、思想、創業者矀像、政治ずの関係、生成AI戊略などに぀いお、2025幎5月たで24回の䌚合で議論を重ねおきたした。

    本noteでは、西村陜䞀・客員教授による「情報瀟䌚論」講矩2024幎床の䞀郚を再録するずずもに、研究䌚での議論内容を特集蚘事ずしお順次玹介しおいきたす。

    初回講矩2024幎4月再録の第回配信は、フェむクニュヌスや停・誀情報、操䜜情報が氟濫する時代におけるゞャヌナリズム掻性化の道に぀いお考えたす。フォヌラム機胜、知的謙虚さ、発芋の倧切さ、ゞャヌナリズムのむンテグリティに぀いお論じたあず、西村氏が蚘者生掻のなかで集めおきた囜内倖の先人、同時代人の発蚀を玹介しお初回講矩を終えたす。

    (▶)AIモデレヌタヌによる芁玄を聞く・7:51min

    本蚘事をもずに、NotebookLMGoogleを䜿っお生成したポッドキャストです。
    読み䞊げ内容には耇数のミスが含たれたす。あくたで理解の補助ずしおお䜿いください。

    ゞャヌナリズムの掻性化

    「ほんもの」の情報ぞの枇望

     フェむクニュヌス、停情報、誀情報、操䜜情報の氟濫や安易なレッテル貌りに芋られる状況は、メディア界に倧きな困難を突き぀けおいたす。
     
    同時に、これは倧きなチャンスでもありたす。この状況は、ゞャヌナリズムに「透明性」や「説明責任」ずいった点で倧いなる反省を迫るず同時に、ゞャヌナリズムの掻性化をもたらす可胜性があるず私は信じおいたす。
     
    このような危機の時代、䜕が正しい情報で、䜕が間違っおいるのか、瀟䌚䞍安も重なっお、刀断するのが難しい状況を迎えおいたす。いわゆるむンフォデミックの時代です。


    今幎2024幎は、秋のアメリカ倧統領遞は蚀うたでもなく、䞖界各囜で重芁な遞挙が目癜抌しの幎ずなりたす。1幎間に䞖界の人口の半分近い囜で遞挙が行われるこずになりたす。日本でも今幎は郜知事遞などが予定されおいたす泚この幎は結局、総遞挙や兵庫県知事遞なども行われた。そしお、AIが生成する政治広告、停情報や誀情報が遞挙を混乱させるずいう、民䞻䞻矩に及がすリスクは倧いにありたす。

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    そんな時代だからこそ、読者は、刀断の材料ずなる「ほんもの」の情報を探しおいたす。
     
    珟堎を培底的に歩く「足」。起きたこずを歎史的な文脈に眮いお冷静に論評する経隓ず知識を備えた「頭」。こうしたこずに察する期埅はいたも残っおいる、いや高たっおいるず実感しおいたす。そんな期埅に応えられるか、それずも期埅を裏切っおしたうのか。䞖界のメディアにずっお、今幎2024幎の遞挙報道は分岐点になるず思いたす。

    「フォヌラム」を同質化させるな

    培底しお事実を螏たえた調査報道や怜蚌報道に力を入れるのは蚀うたでもありたせん。デヌタゞャヌナリズム、瀟䌚課題の解決のための゜リュヌション・ゞャヌナリズム、デゞタルの特性を存分に生かした新しい衚珟方法、倚様な意芋をたたかわせ、読者ずの双方向コミュニケヌションを深めるフォヌラム機胜。これらのニヌズに応えられなければゞャヌナリズムに明日はありたせん。
     
    ずくに、メディアが甚意する議論のフォヌラム空間が媒䜓ごず、メディアごずにどんどん同質化、画䞀化しおは、時代に取り残されるだけです。安易な䞡論䜵蚘も、単玔な善悪二元論に䟝った䞡論䜵蚘糟匟も、フォヌラム空間を先现りさせるだけです。


    これらは叀くお新しい問題ですが、囜家を凌駕する巚倧な力をもったプラットフォヌマヌず、ゞャヌナリズムを実践するメディアが、どのような関係にあるのか、その関係はどうあるべきか、ずいうのは、たさに珟圚進行圢の新しいテヌマであり、メディアの将来を芏定するテヌマでもありたす。
     
    むントロの本日はゞャヌナリズムをずりたくこんにちの問題を指摘したしたが、次回以降の授業でゞャヌナリズムの芳点から巚倧プラットフォヌマヌの圹割を取り䞊げる理由がここにありたす。

    民䞻䞻矩ずゞャヌナリズム

    知的謙虚さに぀いお

     バむデン政暩2024幎圓時は民䞻䞻矩ず専制䞻矩の察立ずいう構図で䞖界を切り取っおいたす。しかし、民䞻䞻矩が簡単に専制的な色圩を垯びたり、暩嚁䞻矩的な䜓制に倉わったりしうるずいう危険性は、別にワむマヌル共和囜を芋るたでもなく、぀い最近のトランプ䞀次政暩時代のアメリカを芋おも明らかです。
     
    民䞻䞻矩はいったん圢が敎えば自動的に氞続するような生易しいものではありたせん。油断するずい぀倉質するかわからないもろさを抱えおいたす。だから、民䞻䞻矩が暩嚁䞻矩、専制政治に転化しないようチェックする、歯止めをかけるこずが倧事であり、そこにゞャヌナリズムの圹割がありたす。


     民䞻䞻矩においおは、批刀の自由、思想の自由が保蚌されなければなりたせんが、ここでゞャヌナリストが原点に据えるべきは、「自分たちはしばしば過ちを犯すものだ」ずいうこずを受け入れる謙虚さ、自分の䟡倀や尺床を盞手に抌し付けない寛容さだず思いたす。これがこんにちのメディアに最も求められるこずだず思いたす。
     
    蚘者個人も媒䜓各瀟もしばしば誀りを犯したす。講矩の別の回ではフェむスブック珟メタの倧きな倱敗を取り䞊げたす。過ちを犯さない人間がいないように、過ちを犯さないメディアもありたせん。
     
    民䞻䞻矩ず専制政治を分か぀基準の根底にある知的謙虚さ、寛容さずいうのが、実はメディア人に最も求められる芏範です。それがゞャヌナリズムの「むンテグリティ」、぀たり誠実さ、高朔さ、ずいうこずにもなりたす。

    確認で終わるか、発芋するか

    ここにいる皆さんが将来、もし蚘者や線集者になったら、ある問題に盎面したす。
     
    知的謙虚さずいう堎合、「虚心坊懐に事実に向き合えずいう意味だ」ずいう蚀葉をよく聞きたす。しかし、私たち凡人に文字通りの虚心坊懐はありえたせん。
     
    䞀定の解釈を介圚しない事実はありたせん。時間ずの競争のなかで、蚘者は、あるいはデスクは、特定の解釈に基づく仮説をもっお取材にのぞんだり、あるいは珟堎の蚘者にそうした指瀺をしたりしたす。


    埀々にしお蚘者が珟堎で陥りがちな眠がありたす。
     
    それはせっかくの珟堎取材が、立おおみた仮説、蚀われた仮説の単なる確認になっおしたうこずです。そこに「確認」はあっおも「発芋」はありたせん。
     
    皆さんが、将来、メディア業界に進むなら、たず仮説を立おおみるこずです。しかし、それは簡単に裏切られたす。仮説を裏付ける事実が足りなかった、説埗力のある反蚌にあった、仮説がひっくり返った、そんなこずはよくありたす。毎日がそんなこずの積み重ねです。それを受け入れるこずが先ほど話した知的謙虚さであり、他人の反蚌ぞの寛容さです。
     
    蚘者の堎合、そんなこずをしおも真実には氞遠にたどり着かないかもしれたせん。しかし、仮説、取材、反蚌、再取材、再仮説・・・ずいうプロセスを重ねおいくこずこそが、真実に肉薄する、真実に䞀歩でも近づくプロセスずなりたす。フェむクニュヌスがあふれるいた、それが本来のゞャヌナリズムに求められるこずであり、そうした報道の蓄積こそが民䞻䞻矩を支えるものず信じたす。

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    先人、同時代人の蚀葉から

    私が蚘者時代にメモにずどめおきた囜内倖のさたざたな蚀葉の䞀端を玹介しお初回の講矩を終えたす。
     
    最初は、玄100幎前の朝日新聞蚘者、杉村楚人冠の蚀葉です。

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    どうでしょうかデゞタル時代のこんにちもそのたた通じる䞍倉の原則ではないでしょうか。
     
    次の䞉぀を順次玹介したす。

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    最初は、私が日本蚘者クラブの䌁画委員長ずしお東京での蚘者䌚芋にお招きした米囜のAP通信の女性蚘者の蚀葉です。調査報道でピュリツァヌ賞を受賞した圌女が日本の蚘者に察するメッセヌゞずしお述べたのがこの蚀葉でした。
     
    その次は、私がワシントンに勀務しおいたころに取材した、実際に起きた事件をテヌマに制䜜された映画「Truth」のなかのせりふです。映画の䞭でベテランニュヌスキャスタヌが若い蚘者に蚀ったのがこの蚀葉でした。
     
    最埌が共同通信の線集䞻幹を務め、ゞャヌナリズム界の長老ずしお発蚀を続けた故・原寿雄さんの蚀葉です。
     
    ここたでが問いを発するこずの倧切さです。


    次はノヌベル平和賞受賞のフィリピンのネットメディア「ラップラヌ」代衚マリア・レッサさん。私は圌女の話を、コロナ犍前、いく぀かの囜際䌚議で盎接聞く機䌚がありたした。

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     最埌がニュヌペヌク・タむムズ発行人、アヌサヌ・グレッグ・サルツバヌガヌ氏。私がニュヌペヌクで圌にむンタビュヌしたずきの蚀葉です。

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     本日の初回講矩はここたでです。
    では皆さん、質問をどうぞ。
    第回配信ぞ続く

    初回講矩「むントロダクションプラットフォヌマヌずメディアを取り巻く朮流に぀いお」
    第1回配信 初回講矩その 䞉぀の革呜ず䞉぀のトンネル
    第2回配信 初回講矩その 巚倧プラットフォヌマヌの砎壊力
    第3回配信 初回講矩その 倉革の移り倉わりをずらえるためのキヌワヌド
    第4回配信 初回講矩その メディアのパワヌシフトずAI
    第5回配信 初回講矩その 未来に぀なげるための倉換䜜業
    第6回配信 初回講矩その ゞャヌナリズムの掻性化のために
     
    第7回配信 初回講矩の「」、「講矩を聎いお今思うこず」

     
     
    東京倧孊を拠点ずする「プラットフォヌム研究䌚」は、東京倧孊倧孊院情報孊環で幎にわたり「情報瀟䌚論」の講矩をした西村陜䞀・倧孊院客員教授朝日新聞ワシントン・モスクワ特掟員、政治郚長、線集局長を経お垞務取締圹線集担圓、元ザ・ハフィントン・ポスト代衚取締圹が䞻催する研究䌚です。

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