
【開催レポート】医療・介護をもっと身近に。「ぬまづケアEXPO2026」で考える地域の未来
9月13日、プラサヴェルデで「ぬまづケアEXPO2026」が開催されました。
医療・介護従事者の人材不足に歯止めをかけ、地域の医療・福祉を盛り上げることを目的に、沼津市と医療・福祉関係者が連携して昨年から開催しているイベント。
今回は、子どもから大人まで楽しみながら医療や介護、健康について学べるさまざまな体験ブースが並び、多くの来場者でにぎわった「ぬまづケアEXPO2026」についてレポートしていきます。
入口では西浦めめちゃんがお出迎え

エントランスでは、沼津市の認知症・介護予防アンバサダーを務める沼津市ご当地Vtuber「西浦めめ」ちゃん等身大パネルがお出迎え。
二次元コードを読み込んで「認知症を知ろう」ページを読んだ方に、オリジナルマグネットクリップがプレゼントされました。
「医療・福祉をもっと身近に」 体験型ブースが登場

会場には、医療・福祉・健康・予防をテーマにした4つのブースが展開されました。
「医療ブース」では、エコー検査やリハビリを体験できるコーナーを用意。
「福祉ブース」では、VRを使った介護体験やコミュニケーションロボットとの会話など、普段なかなか体験する機会のない福祉の世界を楽しみながら知ることができました。
「健康づくりブース」では大腸がんクイズラリーや乳がんモデルを使った体験、
「予防ブース」では高さの異なる椅子からの立ち上がり体験や早口言葉など、日常の健康について考えるきっかけとなる企画が行われました。

診療室を模したフォトブースも登場し、親子で写真を撮影する姿も見られました。
「ペナルティ」「レギュラー」などよしもと芸人によるステージも
ステージでは、静岡県住みます芸人の「ぬまんづ」の原カテキンさんとうえたけさんが総合司会を務め、吉本興業の「ペナルティ」と「レギュラー」がお笑いステージを披露。

レクリエーション介護士1級や健康ウォーキング指導士、介護職員初任者研修(旧ヘルパー2級)の資格を持つ「レギュラー」の2人は、リズムネタ「あるある探検隊」で会場を盛り上げました。

お客さんと一緒に
「ハイ、ハイ、ハイハイハイ!」
「あるある探検隊! あるある探検隊!」
楽しい声が会場いっぱいに広がりました。
レギュラー×高校生。「ホンネで聞かせて!医療・介護・福祉のイメージ」
今回のイベントのの見どころの一つとなったのが、ステージで行われた特別企画。

「ホンネで聞かせて!医療・介護・福祉のイメージ」 と題して、地元高校生と吉本興業の芸人「レギュラー」が、医療・介護・福祉についてのイメージを共有しました。
調理特化型デイサービス「ハーモニーキッチン」のスタッフが登壇し、高校生からの質問に答える場面も。
介護を「お世話をする仕事」としてだけではなく、その人がこれまで培ってきた経験や得意なことを生かし、その人らしい時間をつくる仕事として捉える視点が語られました。
「介護の仕事は、その人の人生に彩りを与えられる」という言葉も印象的でした。
「介護は人ごとではない」 来場者からも声

沼津市内から訪れた40代の女性は、
「診療室を模したフォトブースで写真を撮ることができ、娘がとても喜んでいました。高校生たちが医療や介護の課題について真剣にディスカッションする姿にも感動しました。介護は人ごとではない。介護職を目指す人の労働環境が改善していくといいなと感じました」と話していました。

子どもにとっては楽しみながら医療や健康を知る機会に。
高校生にとっては、自分たちの未来について考える機会に。
そして大人にとっては、医療や介護を「自分ごと」として考えるきっかけに。
世代を超えて医療・福祉について考える一日となりました。
「医療×笑い」で、地域医療に光を

医療や介護は、誰にとってもいつか関わる可能性のある身近なテーマ。
だからこそ、難しい課題を難しいまま語るだけではなく、「笑い」や「体験」を入口に、世代や立場を越えて考える。
「ぬまづケアEXPO」が、沼津の医療・福祉について考え、未来をつくる人たちが出会う場として、これからどのように育っていくのか。
今後の展開に、期待が高まります。

ライター:宮川真由美(沼津経済新聞)