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Q.どうして平安名すみれが好きなんですか?

    A.

     Liella!と出会ったのはプロジェクト発表時だったので6年前なんですけど、キービジュアルが解禁されて1期生5人が公開されたときも、特段誰が好みみたいなのはまだ無かったんですよね。
     気になり始めたのは「始まりは君の空」のMVで、幼少期のすみれが映った時。はっきりとした好きではなかったけど、何か暗い過去がありそうなところに無性に惹かれたんですよね。

     いや、「暗い過去がありそう」で惹かれるって何だよって話なんですけど…ただ、割といつも思うのは、すみれが好きな人ってたぶんちょっと変なんですよね。もちろん、すみれが好きであること自体に否定的な意見ではなく、そして自己紹介込みとして。
     だって、俗っぽい言葉で言うと「お当番回」ってやつが1期第10話と2期第9話なわけですけど、苦しいじゃないですか。個人的な印象としては、『ラブライブ!スーパースター!!』のなかでもダントツに苦しい回だと思います。でも好きだから向き合わないといけないし、すみれが好きな人はこの2話を好きだと言う。なんというか、やっぱりちょっと変じゃないですか?

     じゃあ、どうして苦しみと向き合う道を選んだのかってなると…それは人それぞれだと思うんですけど、僕の場合は元々「好きなキャラクターは苦しむ方が良い」と思っているからでしょうか。人の心なさすぎ発言か?
     いや、それはもちろん、最終的に救われることを前提に置いた話です。ただ個人的な好みとして、眩い世界を自由に輝いて飛んでいくよりは、深い海の底に差した一筋の光をもがきながら掴みとろうとする方が好きだということ。
     だからこそ、すみれを象徴するもののひとつに「グソクムシ」がいることは偶然ではないと思いますね。

     さて、自分がすみれを好きな理由を挙げるなら、まずは「反ラブライブ!的である」というところかな。スクールアイドル・Liella!のなかでも随一の実力者として力になっていくわけですけど、その原点は1期第4話で知ってのとおり、ラブライブ!でこれまで大事にされてきた価値観の対極なんですよね。
     そんなキャラクターが現れたことに、ラブライブ!シリーズの新時代の到来を感じずにはいられなくて。ラブライブ!という大会を軸にした時に、μ'sによる黎明期、Aqoursによる発展期を経た後だからこそ、これまで描かれてきた従来の価値観に一石を投じることができる。そして何より、「実力」という価値観がはっきりと描かれることで、ラブライブ!がさらに発展したことも感じさせてくれる。めちゃくちゃ面白いなって思ったんですよね。
     その点でマルガレーテとは重なる部分が多いし、互いに強く意識してきて、そして3期第12話で想いを受け継いだのが本当に嬉しかったなあ…。

     それから、もうひとつは「信念」。これは自分が好んで使う言葉でもあるんですけど、その原点はすみれにあるような気がします。
     すみれを好きになった大きな転機はやっぱり1期第10話。「勝たなきゃいけないんでしょ!?」の叫びは、それまでのラブライブ!シリーズを見てきたからこそ衝撃的だった。
     たぶん、これまでのラブライブ!シリーズであれば、仲間がピンチだったら努力して乗り越えよう、となるはずなんですよ。でもすみれは、仲間の危機を目の前にして、だからセンターには立てないと言い放った。すげえなって思いましたね。それは独りよがりな思い込みだったかもしれないけれど、それと同時に「仲間を守る」という高潔な信念そのものでもある。昔からライバルだらけの世界を歩んできた中でようやく手にした仲間を。それはとても苦しくて、そしてとてつもなく美しいなって。
     そんなすみれは、1期第10話、そして2期第9話でも、「みんなで叶える物語」であるラブライブ!だからこそ救われることもできた。そして、自分の信念を曲げなかったからこそ救われた姿に、「私を叶える物語」であることも同時に感じる。反ラブライブ!的でありながら、ある意味『ラブライブ!スーパースター!!』を象徴しているようにも思います。

     自分が好きになるキャラクターは、基本的に憧れの対象のような気がします。そして憧れだからこそ手を伸ばしたくもなる。noteに度々、Liella!にこのまま突き進んで欲しいという趣旨の内容を書いているけど、その信念はこれまでの道程から得たものであり、そして平安名すみれというキャラクターから受け取ったものでもあるとも思います。
     6th LoveLive! Tour、特に「Special Color」「ファイティングコール」「笑顔のPromise」で2期生が輝く姿に本気で心打たれて涙したことは、2期第9話で2期生の4人への愛情に苦しんだすみれを愛してきたから。「ファイティングコール」で4人の重なった歌声が響き渡ったとき、あの時4人の想いを受け取ったすみれの気持ちが分かったような気がして、自分がすみれに一歩だけ近づけたような気がして。それからもっと2期第9話が好きになって、今では一番好きな話として挙げています。

     とりとめもない話になったけど、とにかく平安名すみれが持っている信念が好きっていうことになるのかな。自分を信じること、努力を信じること、そして仲間を信じること。その信念に惹かれて、6年近くすみれを好きでい続けたような気がします。
     そして信じているものを貫いてほしいという想いは、自分のLiella!に対する想いそのものでもあって。もちろんこれまで受け取ってきたものがあるからこその信念だけど、そこにすみれへの憧れも少し重なってきたのかな…と最近思うようになりましたね。
     だからこそこれからも、すみれが大事にしてきた核心的なものに目を向け続け、少しでも自分の力にできたら嬉しいな。すみれみたいなストイックな人間では全くないんだけどね。

     
     
    埼玉県川越市出身、静岡県沼津市在住。AqoursとLiella!が好きなお出かけクラスタ。食・温泉・街歩き・コーヒーなど。X(Twitter)はライフログ、Instagramは気が向いた時の日記、noteは文章をストックするときに。

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