
ボールペン字練習帳のトラウマ。
私は字が汚い。
さっと書いたメモ書きが読めないのは、
日常茶飯事で。
ま、字が汚くても死なないっしょ。
と今まで放っておいたのだが。
向き合わねばならない時が、
ついにやってきた。
それは結婚式の準備の時。
少しでも予算を抑えようと、
自分たちでできることはやろうと決めた。
そこには、
招待状の宛名書きも含まれていて。
結婚式という人生の節目の招待状の字が
のたくっていたとしたら、
なんだか格好がつかない。
そこで、
ボールペン字練習帳というものを買ってみた。
よくある、
見本通りにひたすらなぞっていく
ワークのようなものだ。
最初は夫と2人で、
楽しくやっていた。
案外上手く書けるじゃん!
なんて言い合いながら。
だが続けていくうちに、
私が書いているものはなんだ?
私が見ているこれはなんだ?
突然、
綺麗に揃った字が気持ち悪くなった。
「うわぁッ」
そう叫び、
ボールペン字練習帳を投げ出し、
それ以降開かないまま納戸の奥に封印した。
これが、
ゲシュタルト崩壊か。
ちなみに招待状の宛名は、
夫と手分けしてなんとか書き上げた。
字は少し個性的だったけど。
多分、
私は綺麗な字すぎるとダメなんだと思う。
多少歪な方が愛着が湧くってもんだ。
だから、
私は今も字が汚い。
うん、
それでいい。
それでいいんだ。