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ぼくの神さま

    神さまを信じなくなって、初詣にも行かなくなって、御守りの効用を信じられなくなって、しばらく経つ。

    大学生になって、ひとり暮らしをはじめてから、信心みたいなものがなくなってしまった。

    ぼくの実家には神棚があって、父は毎朝、猪口の水を替えて供え、手をあわせていた。その習慣がいまもつづいているのか、実家に帰っていないからわからないけれど、きっとつづいているんだと思う。

    毎日やっている習慣をやめるのって、勇気の要ることです。歯みがきをせずに眠るみたいな心地わるさがある。


    ぼくも毎日書き物をすることを習慣にしています。

    毎日まいにち書いていると、いくら好きなことでもつかれてしまったり、気乗りしないなんてこともある。

    そういう日は休もう。思いきって、今日は何も書かないぞ! とこころに決めるんですけど、いつもきょろきょろと辺りをみまわしながら「書きたいこと」を探してしまっている。

    で、「書きたいこと」がみつかると記録して、記録しているうちにそれが文章になってしまっている。今日は何も書かないぞ! とこころに決めたのになぁ……

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    作家、演出家。ぺぺぺの会メンバー。『信仰、未知と差異のデマゴーグ』(呆然戯曲賞自由部門)、『信号』(朝日新聞・あるきだす言葉たち掲載)、『No. 1 Pure Pedigree』(こりっち舞台芸術まつり!最終審査ノミネート)、『夢の旧作』(SAF vol.14優秀賞)など。

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