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【閲覧注意】『Aqours Documentary』を見てきました…が…

    はじめに

    今度友人たちとこの映画に関する感想を語り合う会が開催されることになりました。それに先立って、自分がこの映画を見た率直な感想を文章にしておきたいと思い、この記事を書きました。

    先にお伝えしておきますが、かなりネガティブな内容を含みます。この映画に対して「素晴らしい映画だった!」という感想をお持ちの方はいますぐブラウザバックしてください。その感想に水を差したくありません。ここから先を読んだ上での苦情は一切受け付けません。

    感想を書くにあたり

    noteやXでの感想をざっくり見て回ってみましたが、「良かった」と「悪かった」の割合は8:2くらいに感じました。ただ「悪かった」と思った人はその感想を公開しない人も多いのではないかと思います。

    実際に、かなりネガティブ寄りの感想を投稿していた人が激しい批判にさらされていたのを見かけました。それを見た人は、たとえ今回の映画に対して「う~ん…」と思ったとしても、発信することは避けるでしょう。

    そのため実際の比率は7:3か、6:4か…?ただおそらく間違いないのは、「良かった」を「悪かった」が上回る事はないのではないかと思います。

    それだけに、私が少数派と思われる「悪かった」寄りの感想に落ち着いたのは意外でした。基本的に単純な人間なので。

    Aqoursを初期から10年間追いかけ続けていた自分の、ありのままの感想を書きます。もう一度お伝えしておきますが、ネガティブな感想を見たくない人はここでブラウザバックしてください。ここから先を読んでからの苦情は一切受け付けません。

    私はこの映画で感動した人を否定しません。だからあなたも私の意見を否定しないでください。










    Aqoursを追いかけてきた時間も違う、どれだけ真剣に追いかけてきたかも違う、そのため100人いれば100人違う感想がある映画だと思います。なのでこれはあくまで私1人の感想として捉えていただければ幸いです。

    結論

    結局、「見るからに偏った編集をしたわりに、オチがつかない映画だった」という結論に落ち着きました。その理由をこれから紐解いていきたいと思います。

    今回の映画、私が感じた「良かった点」を2つ、「悪かった点」を3つ挙げていきます。

    まずは「良かった点」から。

    良かった点1「キャストのありのままにフォーカスしたこと」

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    美人すぎるだろ…

    アイドルのドキュメンタリーということで、これは当たり前といえば当たり前なのですが、かなりドス黒い内容も含まれていました。初期はμ'sについて話すことを禁じられていた事や、コロナ以降はキャストの気持ちが1つになっていなかったことなどですね。前者はともかく、後者は「ここまで見せるのか」と驚きました。それだけに「この流れで最後どう着地させるのか」について期待していました。残念ながらその期待は裏切られることになりますが…。

    良かった点2「貴重な映像が見られたこと」

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    小林愛香さんが着ているTシャツ、持ってます

    キャストがダンスの練習をしているシーンや、リハーサルに関する映像など、これまでは見ることができなかった映像がたくさん見られたのは良かったです。そしてこれまで出てくることはなかったスタッフ陣もガッツリ出てきました。こういった方々のおかげでコンテンツを楽しめてきたんだと思うと、思わずスクリーンに向かってお礼を言いたくなりました。

    では次に「悪かった点」です。

    悪かった点1「モヤモヤを残したまま終わったこと」

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    Finale直前練習の杏ちゃんのシーンがつらすぎる

    Aqoursはコロナ禍以降キャストの気持ちが1つになることはないままでした。そしてそれはFinaleライブを迎えても変わりませんでした。

    私は最初「ドキュメンタリー映画」と聞いて、Aqoursのこれまでの軌跡を描き、困難を乗り越えて見事Finaleを迎える、という明るい終わり方をする映画だと思っていました。しかし最後までキャストの気持ちが1つになることはありませんでした。

    Aqoursとしての活動はこれからも続きます。11月には沼津で地元愛まつり2025が開催されます。きっと楽しいイベントになると思います。しかし心のどこかで「でもキャストの心は繋がっていないんだよな」と思ってしまうと思うんです。Finaleライブの感動にも水を差されたような気持ちで、正直この終わり方は全く納得いかなかったです。

    エモいシーンを流して、「想いよひとつになれ」を流せば良いエンディングですか…?このような終わり方では「想いよひとつになれ」という曲名こそが皮肉のようにすら感じられてしまいます。(←さすがに捻くれた解釈だとは自覚しています)

    あと、今回重要な位置づけだと思われる「円陣」について。ある時期を境に行われなくなっていた「円陣」を、スタッフの「最後だから」の言葉でやることになりましたが、あれもかなり引っかかりました。

    「最後だから」という言葉、これって綺麗なようで結構ずるい言葉だと思っていまして。結婚式の打ち合わせでプランナーの人が「一生に一度の事ですから」と言って高い選択肢を選ばせようとする、あの感じに似ていると思っています。言われた側は「断りづらい」のです。有無を言わさぬ強制力、みたいなものがある言葉というか。

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    ある意味一番汚されたシーンかもしれません

    その結果、「円陣が行われなくなった理由」が解決することなく、円陣は行われました。演出としての円陣と考えれば良いのですが、Aqoursの各キャストの心中はどのような感じだったのでしょうか。

    悪かった点2「キャストの扱いの差が極端すぎたこと」

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    2年生+降幡愛さんはインタビュー以外にも個別に特殊なシーンが存在します

    この点については多くの人が感想で書いていましたね。今回は2年生の3人と降幡愛さん、この4名にスポットが当たっていました。それ以外の5名のインタビューシーンはほとんど使われていなかったような印象があります。冒頭に9人出てきましたが、そのあと他の5名ってインタビューシーンありました!?ってレベルです。

    「悪かった点3」で詳しく書くのでここでは簡単にしておきますが、「編集があからさますぎた」のです。映画は興行ですから、作り手の求める方向性に導くように内容が編集されます。その方向性に導くのに都合が良かったのがこの4名だったのではないかと思います。

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    ある意味ラブライブの顔とも言える存在にまでなった降幡愛さん

    他の5名はどんな発言をしていたんでしょうね。私は降幡愛さん推しなので、彼女の出番が多いことにはとても満足していたのですが、人によっては「推しが全然出てこないんだが…」という気持ちになったのは間違いないかと思います。

    特にコロナ禍以降「幻日のヨハネ」という外伝的なコンテンツでラブライブ!サンシャイン!!の熱を継続させるべく頑張っていた小林愛香さんにスポットが当たることがなかったのは信じられない、というレベルです。その時期のAqoursが抱えていた心情を最もよく知る人物だと思うのですが…。

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    彼女の功績は本当に大きいと思います

    私が一番印象に残っている点として「FinaleライブでAqoursの区切りをつけることに賛成か、反対か」みたいな質問がされたシーンがあります。

    私はこの質問ってすごく重要なものだと思いました。Aqoursのキャストそれぞれが抱えていた思いに答えを出すような問いだと思ったからです。ある意味この映画で最も重要な「インタビュー」だったのかもしれません。

    しかしこれに答えたシーンが使われたのは3,4人だったと記憶しています。(もし間違っていたらコメントで教えてください)

    いやいやいやいや、これこそまさに9人全員の答えを見せるべきでしょ!?と思いました。「編集の関係で、残りのキャストの答えは後で出てくるのかな?」と思ったらそんなこともないまま映画は終わってしまいました。

    このこともあって、「Aqours全員の想いを伝えるドキュメンタリーみたいな宣伝してませんでした!?全然全員の想い見せてくれないんですけど!?」と不信感だらけの状態になってしまいました。他の尺削っててもこの質問には全員の答えを見せるべきだったと思うのですが…。それとも何ですか?残りのキャストはとても使えないようなヤバい回答をしていたんですか!?っていう。

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    9人それぞれの想いとは

    実は今回私がこの映画に対してネガティブな感想を持ったのはこの「キャストの扱いの差」からいろいろ推測してしまったからなのです。一番不満だった部分と言っても良いでしょう。そしてそれに関連する形で最後の悪かった点に繋がっていきます。

    悪かった点3「作り手の目的が最後まで不明確だったこと」

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    制作陣が見せたかったものとは

    恣意的な編集が行われていたのは間違いないと思われます。でも、そこまで編集して作り手が結局「どこに着地させたかったのか」が全くわかりませんでした。5人のキャストをほぼ無視に近い状態で進めておいて、最後は「結局キャストの心は1つはなりませんでした、おしまい」ってオイ!!!!という感じです。

    だったら編集なんかしないで9人全員のインタビューを垂れ流して、あとは見た人の判断に委ねます、くらいのほうがむしろ潔くて有意義だったのではないかと私は思いました。

    映画を見終えて思ったこと

    Aqoursと沼津が大好きな私ですから、これからもAqoursの活動は全力で応援していきたいと思います。ただ、正直この映画はあまりにも残念でした。最後に残った疑問は「この映画で得をするのは一体誰なんだろう?」でした。

    すごく汚い言い方をすれば、興行収入が入る人たちです。基本的にはメイキング動画とインタビュー動画の組み合わせの映画なので、制作費は一般的な映画に比べればそこまで多くはかかっていないでしょう。Aqoursが好きな人は間違いなく映画館に足を運ぶタイトルですし、人によっては2回でも3回でも見に行くことでしょう。少ない制作費でお金を稼げると考えられなくもありません。そのため、「Aqoursを使った最後の金儲け」みたいに見えなくもありません。極端な事を言ってしまえば、最後だからオチはどうでも良いのです。…まだAqoursの活動は続くのに。

    これは推測も入りますが、Aqoursのキャストがこの映画を推している様子が見られないのも引っかかりました。ラブライブ史上初の「キャストにスポットを当てたドキュメンタリー映画」ですから、出演者はもっと浮き足立って宣伝しまくるイメージがありました。しかし、キャストの告知からはその熱量が伝わってきませんでした。劇場版ラブライブ!サンシャイン!!の時はもっと熱量凄かったですよね!?と。(さすがにあの時と比べるのは極端かもしれませんが)

    確か逢田梨香子さんは映画の完成版は映画館で見たいから公開前は見ていない、みたいな事を言っていた記憶があります。彼女は映画館でこれを初めて見てどう思ったのか、というのは気になるところです。

    おそらくキャスト達にとっても「手放しで人に薦められるような映画ではない」という気持ちがあったのではないか、というのが私の推測です。その証拠に、この映画を見にいくほどAqoursが好きで好きでたまらない人からもネガティブな感想を持つ人(私を含む)が出ているわけで。

    とはいえ、映画の感想をざっと見た感じでは、Aqoursの姿を見て、彼女たちの葛藤を見て、こんな気持ちでFinaleライブを迎えたんだな、良い映画だったな、って喜ぶ人が多かったように見受けられます。そういう意味では、この映画は成功だったのではないでしょうか。(何度も言いますが、そういう人の感想を否定しているわけではありません)

    ただ、私はAqoursのFinaleに泥を塗られたような気持ちになりました。

    だから2回目を見にいく気にはなれませんでした。

    時間の制約について

    今回の映画がこのような形になってしまったのは「制作時間」も大きく関わっているのではないかと思いました。

    Finaleライブが6月、この映画の公開が9月、いくら映像の素材はほぼ集まっており、編集も並行していたとしても制作期間に無理がありすぎます。インタビューがFinaleライブの前後どちらで行われたのかは(確か)明言されていなかったと思いますが、仮にFinaleライブ前だったとしても、(インタビューの内容を考えれば)ライブの直前くらいに行われたものだと思います。

    つまりこの映画は「インタビューを終えないと制作に着手できない」のです。先ほど「編集も並行していた」と書きましたが、大枠となるのは9人へのインタビューの内容なわけですから。

    制作陣はインタビューの内容を大急ぎで精査し、制作陣の思い描く方向に合ったシーンを使って全体を整えていくことになると思います。そう考えると、事前に作れるシーンというのはある程度限られてくるように思われます。

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    これが発表されたときの反響は凄まじかったです

    しかし映画の公開は9月と決まっています。となるともう突貫作業に近かったのではないでしょうか。その結果(キャストの出番に大きく差があるという誰が見ても歪な形であっても)制作陣の思い描く内容に作り上げていったのではないかと思いました。

    その無理やり感が、「偏った編集した割に何にもオチがついてなくない?」という私の感想に繋がってしまったように感じられました。鉄は熱いうちに打て、と言います。Finaleライブから間を空けずに映画を公開したかった気持ちはわかります。しかしこの内容では、もう少し制作時間をとって作って欲しかったと言う他ありません。

    また、ラブライブ史上初のドキュメンタリー映画ですから、それに関するノウハウが無かったのではないかという考え方もできます。そういう点も含め、いろいろ無理をして作ってしまったのではないかと思います。

    最後に

    楽しみにしていた『Aqours Documentary』でしたが、このような内容だったことは非常に残念でした。これからもAqoursを応援していくにあたってノイズのようなものが混じってしまったというか。

    Aqoursを「アイドル」ではなく「人」として見せたかったのであれば、せめて最後は晴れやかな気持ちで終わらせて欲しかったと思います。

    長々と書いてきましたが、結局のところ私の感想の大半は「キャストの出番に大きな差がある」ことからの邪推に過ぎません。実際のところはAqoursや制作陣にしかわからないのです。なので、「お前考えすぎだよw」って笑ってもらっても構いません。

    ただ私という1ファンが映画を見てこういう感想を持った、ということは(今度行われる感想会に向けて)言語化しておきたかったのです。

    ここまで読んでいただき、ありがとうございました。私の感想についていろいろと思う事がある方もいらっしゃると思います。そういった方は是非コメントを記載していってください。しっかりと読ませていただきたいと思います。

    ところで…今度の感想会に参加するメンバーの方々…。

    私こんな感じの感想なんですけど出席して大丈夫ですか…!?

    余談

    感想を書くにあたり、様々な方の感想を読んできました。その中で最も自分に近い感想を持っていたのがこの方でした。

    今作について否定的な感想を述べている文章ってほとんど見かけません。もしご存知でしたらコメントにて教えていただけると幸いです。

    それと、ここまで読むような熱心なAqoursファンの方にはまさかいないかとは思いますが、Finale円盤の予約はお忘れなく…。


    2026年2月11日にこの映画のBlu-rayが発売されました。その特典ディスクには映画では使われなかったインタビューが収録されているということで、それも見ました。その感想がこちらです。


     
     
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