
短所。
「話が長い」
「結局、何が言いたいの?」
「要点をまとめてくれる?」
自分でも分かっている。
これは自分の短所だ。
しかし、今回話したい一番大事な部分は、そこじゃない。
高校時代の友人と飲みの席。
妻との会話。
気の合う友人との何気ない会話。
そういう「調子いい時」に、僕は話が長くなる。
3年ぶりに再会して、昔のくだらない話をする。
「あの時さ……」
と話し始めると、相手も笑う。
まるで、あの頃に戻ったかのように。
すると、もっと思い出話をしたくなる。
気付くと、一つの話題で自然と話す時間が長くなっている。
そして後から、
「結構、話し過ぎていたな。」
と思うことがある。
皆それぞれの思い出話に、花を咲かせてもよかったんじゃないか。
相手の話を聞く。
相手が何を求めているのかを考える。
仕事では、「全部伝える」よりも「相手に届くように伝える」ことを覚えてきた。
それでも、妻からは言われる。
「あいかわらずじゃない?」
じゃあ、この「話が長い」という癖は、本当にただの短所なんだろうか。
皆で楽しい時間を過ごしたい。
あの頃の思い出を、もう一度みんなで共有したい。
その気持ちは大切にしたい。
でも、その気持ちが強すぎて、自分ばかり話してしまうこともある。
話が長い自分を消したいわけではない。
「場を盛り上げたい」と思う自分まで、否定したくない。
ただ、その気持ちを持ったまま、相手に話す時間も渡せる人になりたい。
今、noteを書いている自分は、文章を考える時も、
あれも伝えたい。
これも伝えたい。
この経験も入れたい。
となる癖がある。
でも、分かりやすく伝えるには、削ることも必要だ。
一番伝えたいものを選ぶ。
だからこそ、短い言葉でイメージを伝えるコピーライターの方を、僕は心から尊敬している。
このnoteを書くこと自体が、自分にとって言葉を選ぶ練習なのかもしれない。
たぶん、これからも話は長いと思う。
妻から「あいかわらず」と言われるかもしれない。
それでも、話したいと思えるくらい楽しい時間を、これからも大切にしたい。
これからは、自分の話だけで終わるんじゃなくて、相手の話も聞こうと思う。