
process
接客業をしていて、自然と身についてしまった癖がある。
人と接するには、まず「挨拶」から。
自分から挨拶をすることを、日頃から心掛けている。
相手の返し方や表情、声のトーン、そして「間」。
挨拶というキャッチボールが始まる前から、実は相手の様子を見ている。
そのわずかなやり取りの中で、相手がどんな人なのかを想像する。
いくつもの仮説を立てる。
「人は見た目ではわからない」
まさに、その通りだと思う。
だからこそ、接客という限られた時間の中で、相手を深く知ることは簡単ではない。
広く、浅く。
まずはいろいろな角度から相手を想像してみる。
どんなことに興味があるのか。
どんな距離感なら心地よく話せるのか。
今、何を考えているのだろうか。
もちろん、想像したことが正しいとは限らない。
だからこそ、相手の反応を見ながら、少しずつ仮説を更新していく。
初対面の人と接点を持つことに、あまり抵抗はない。
その一方で、良くも悪くも「この人は今、こう考えているのではないか」と、つい考えてしまう癖がついた。
自分から話を切り出すこともある。
でも、まずはその場の空気や雰囲気を感じ取ることを大切にしている。
年齢に関係なく、誰とでも自然に接することができる。
そんなふうに言ってもらえることがある。
自分では特別に意識してきたつもりはないけれど、これも接客を通して身についたものなのかもしれない。