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三条の湯と紅葉(旧ブログサイトより移動)

    2018/11/23に旧ブログサイトに掲載
    2026/11/4 修正編集して再掲載
    コロナ禍以後、訪れていませんでした。山小屋の経営も変わり、足が遠のいていましたが、機会あり楽しむことができました。山歩きが中心となり、以前のように走ることはありませんが、そうすることで気づくことがたくさんあります。(2026/11/4 記)

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    温泉を起点終点とするトレイルは、首都圏から日帰りできる箱根湯本や、お手頃な高尾山口にも天然ではありませんが、温泉施設はあります。もう一歩進んで、山の中の温泉、となると、ぐっと秘湯感が増してきます。今回はトレイルランナーなら登ったことはあるであろう雲取山から西へ、三条ダルミを下ると、素晴らしいお湯が湧き出る三条の湯を紹介します。
    分水嶺トレイルに参加したことがあるならば、奥秩父主脈縦走路を走っているときに、道票を見て、すごく気になっていたはず。自分も気になってはいたが、訪れたことがなかった。数年前ある友人夫妻に誘われたことがきっかけで、毎年一度は訪れるようになりました。

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    三条の湯へのアプローチには、いくつものルートがある。今回は最も短い後山(うしろやま)林道でのアプローチを選んだ。林道はトレイルランナーにとって退屈などとは言わず、紅葉に目を移すもよし、走りやすいサーフェースを利用して心拍をあげるトレーニングをしてもよし、山の遊び方次第。
     

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    林道を抜けてトレイルに入ると、山梨森林百選に選ばれた広葉樹林が広がっている。温泉から上の稜線にかけても美しい広葉樹林が広がり、一風呂浴びる前に、ここでトレーニングするのが自分は好きだ。
     
    三条の湯の小屋のご主人はディア・ハンターでもある。増え続ける鹿が笹を食べ、保水力が落ちて土壌浸食が進み、トレイルが崩落するという現象が起きている。実際、雲取からの稜線から降りてくるルートは現在、昔の尾根道を復活させた山地図にはないルートにリボンによって誘導されている。そんな山を守りたい気持ちでハンティングを始めたというだけあって、命を無駄にすることはせず、鹿の燻製などで登山客をもてなしている。今年は若い小屋番の方が新たに入られていた。少しづつ、若い登山客の感性にも対応できるような努力も見受けられた。小屋番の方のブログの写真がとても美しい。
      

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    鹿が傷を癒していたことが由来とされているこの温泉は、アルカリ泉で湯上りはつるつるである。薪で炊くため、感じることはできないが、源泉はわずかな炭酸を含んでいるとのこと。もちろん、ここは標高1,100mの山の中、石鹸やシャンプーを使うことはできないが、山の中で温泉に浸かる幸せは、なにごとにも代え難い。

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    沢沿いのテント場はかなり冷え込む。温泉に入って、ダウンシュラフにもぐりこむ。(平日のテント泊者の入浴は要予約)

    紅葉の季節が終わると、冬はすぐそこ。三条の湯は雪に覆われるが、この小屋は静かに営業している。ここに来たらガツガツと走らず、ゆっくりとした山の時間を楽しんでほしい。


     
     

    kugi

     
     
    山歩き、スキー、ロードバイク、信州BWブースター 元ウルトラトレイルランナー Nike alumnus

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