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【海外現地ラジオ】米国の気象(警報)情報ラジオ

    こんにちは、ラジオと地理です。
    これまで、米国 (US)を中心に、様々な日本との相違点について触れて参りましたが・・・まだまだ有りますよ!
    今回は日本の気象庁に相当する政府機関「NOAA」(National Oceanic and Atmospheric Administration/ 海洋大気庁)によって運営されている、NOAA Weather Radio(気象情報ラジオ)を取り上げてみます。
    これはUS独自のラジオ放送でして、自然災害が頻発する昨今は重要な位置づけでしょうが、日本では全く知られていないと思います。
    (参考 NOAA Weather Radio サイト)

    ところで、昨年末から先月にかけてロサンゼルスで発生した大規模な火災には、改めてUSは自然災害が多い国だ!と再認識されられました。
    ハリケーン、トルネード(竜巻)、寒波、地震など、日本と同様に様々な災害リスクが存在し、それに対する備えが大変重要になっていますね。
    在US日本大使館のサイトでも「生活・安全情報」の項目があって、自然災害への対応策などが詳細に記載されています。
    (参考 在アメリカ合衆国日本国大使館 生活・安全情報)

    https://www.us.emb-japan.go.jp/itpr_ja/anzen.html#3

    ここに「安全対策資料」がありますが、この中の「自然災害対策」の中には、「(1)情報収集に努めましょう」の3つ目に「NOAA Weather Radio All Hazards 」の説明もありますね。(以下のPDF)

    https://www.us.emb-japan.go.jp/j/download/natural_disaster.pdf

    この気象情報ラジオは略称で「NWR」、または「WX」や「WB」と呼ばれ、基本的には24時間/365日休みなく、それぞれの地域の気象情報などが発出されています。
    サービスエリアはUS本土に加え、ハワイやアラスカは勿論のこと、グアム、US領西サモア、プエルトリコ、バージン諸島も含まれます。
    電波は「VHF」と言われる162MHz帯の周波数帯で、特定の7つの周波数(チャンネル1~7)が使用され、聞くにはこの周波数をカバーしているラジオ(受信機)が必要となります。
    FM放送の周波数帯(76~108MHz)より高く光の性質に近くなりますが、各送信局のカバー範囲は上記のNWRのサイト「NWR Coverage Map」で確認することが出来ますね。
    私は、NWRが独自の地上波ラジオであることがミソだと思います。
    すなわち、携帯網が停電でダウンしてスマホが使えず、通常のFM/AMラジオやTV/CATVまでもがダメになったとしても、NWRが聞けるラジオがあれば情報断絶リスクの対策になりますよ・・・ということかと。

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    ハワイ州の送信局とカバー範囲

    テロや不審者情報等も含め、重要な情報を発報する際は「Attention Tone」と呼ばれる起動信号が送出され、「Public Alart」とも呼ばれる警報音がラジオから流れる仕組みになっています。
    (参考 YoutubeにUPされていた Promotion Video - 各30秒)


    さて対応機ですが、USアマゾンで検索すると相当数がヒットしますね。
    照明や充電用バッテリーも備えた防災ラジオ、持ち運び用の超小型機、アウトドア向けのポータブル機など、様々なメーカーから発売されています。
    私が投稿した各記事にて、何度となくご紹介した台湾のメーカーSANGEAN(サンジーン/山進)からも出ていました。
    いずれにせよ、幅広いラインナップからチョイスすることが可能で、機種によっては日本にも発送OKのようですね。

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    SANGEANのNWR対応機「CL-100」
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    USアマゾンで見つけた「Greadio NOAA Weather Radio」という機種
    3行目にある「WB」がNWR選局用のラインです


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    C.CRANE社の中上級者向け機種「CC Skywave SSB2」の正面
    表示部の下にある「WX」がNWR対応という意味です

    大変お恥ずかしいながら、私はまだNWRを直接聞いたことがないのですが、次回のUS訪問が決まりましたら、早速対応機を買うつもりです。
    特にUSに中長期滞在のご予定がある方は、是非ご購入を検討されてみてはいかがでしょうか?

     
     
    ラジオ受信から、地理・地形・文化を読み解いています。 なぜ海岸で遠くの局が聞けるのか? なぜ山一つで聞ける局が変わるのか? 「電波で地理を見る」面白さを発信。 ラジオ関連記事執筆100本以上(三才ブックス等) /英国ラジオ受信愛好会(BDXC) /日本地図学会/地理学専攻

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