
【海外現地ラジオ】私が考える「海外の現地ラジオ」とは?
こんにちは。ラジオと地理です。
ここでは、新しく作ったカテゴリ「海外の現地ラジオ事情」について説明させて下さい。
ところで、海外の現地ラジオに関する情報を日本で得ることは難しく、僅かな技術指向の愛好家や短波の愛好家、現地に長く滞在する人が知っている程度…が現状だと思います。
年代的に50代後半以上(私もですが・・・)の方でしたら「海外ラジオ」と聞けば、1970年代のネットやスマホも無い時代に大流行した「BCL」(海外短波放送聴取)を思い浮かべるでしょう。
短波は遠くまで飛ぶものの、電離層の状況に左右されやすく音質も良くないので、受信には多少なりとも知識やノウハウが必要となります。
ネットとスマホの急速な浸透で既に放送局は激減し、今はアマチュア無線家や少数のマニアが嗜んでいる…現状でしょう。
単に番組を楽しむだけなら、ラジコやPodcastのようにネットで簡単に聞けますしね。
ちょっとマニアックですが、「リモート受信」と呼ばれる、ネットを利用して遠い国にあるサーバー(ラジオ付き)にログインして操作し、近隣の地上波を聞く・・・なんてことも可能でございます。
短波が今でも社会的なニーズがあるのは、ネット環境が良くない発展途上国や紛争地域等に向けた、またはこういった所からの放送で、例えば身近な所では北朝鮮の放送ですね。
ちなみに、以下の外務省のサイトでは、こういった国/地域に渡航する際、短波ラジオを持参するようPRしています
https://www.anzen.mofa.go.jp/c_info/oshirase_tanpa.html
「~短波ラジオの重要性を見直してください~」
前置きが長くなり失礼しましたが、私が意図する海外の現地ラジオとは、
中波(AM)、FM、デジタルラジオで現地から送信され、地元のリスナー向けに放送している局を指します。
つまり、日本でいうこところのNHKの国内向け放送、民放AM(ニッポン放送、文化放送、TBSラジオとか)やFM(TOKYO FMとかJ-WAVEとか)に相当するものです。
実際どうなの?といった所を簡単に列記しますと・・・
・特に先進国や中国では、数え切れないほど多くの局がオンエア
・FMは殆どの国で日本と周波数帯が異なり、日本向け機種では聞けない
・中波は、一部の国々で周波数ステップが日本と異なり、やはり日本向け
機種では聞けない
・欧州や一部のアジアは(シンガポールとか)既に中波を廃止
・地上波デジタルラジオは欧米を中心に普及段階(日本では頓挫)
こんな感じで、日本と異なる面が結構あるのですね。

もちろん番組を楽しむだけならネットで簡単ですし、何でわざわざ分からない言葉の放送を地上波で聞くの?と思われるでしょう
私は、どんなに技術が進歩しても「どこでもドア」のようなものが登場しない限り、現地に行かないと味わえないことが多いと思うのです。
すなわち、地上波ラジオでないと味わえない醍醐味というのがあって、いわば「普段着」の地元、独特の雰囲気、地域のカラー・・・があって、かつ地理的なセンスも必要とされますから、とても楽しいのです。
私自身もこれまで多くの国に参りましたが、海外移住や長期滞在に限らず、現地国の民俗・言語・習慣などを探求し発信されている方々にとっては、差別化出来る有用な話題を提供出来ると思っているのです。
私は日本人では数人に過ぎない、英国最大のラジオ受信愛好家クラブ(BDXC)に2009年から加わり、2016年から2017年にかけてはクラブの月報
「Communication」で連載コラムも担当させて頂きました。
もちろん原稿は英語で、外国人に分かるような書き方をしなければならず、何回も書き直したり文面に突っ込まれたりと、そこそこ苦労しましたが(苦笑)今となっては良き思い出です。
BDXCは名前の通り英国を拠点にする約500名のクラブですが、メンバーは英語圏の国々を中心に世界中に散在しています。
ですから、世界中にラジオに明るいメンバーが多数おりまして、情報が得られます。
この活動で得たコンテンツを基に展開する予定ですので、ご贔屓のほどよろしくお願いします