
【海外現地ラジオ】米国では「コールサイン」がキーワード
こんにちは、ラジオと地理です。
今回も、米国(US)のラジオ事情を取り上げて参りますが、ここでは「コールサイン」について触れてみます。
コールサインって何?
USのラジオ事情を理解するには幾つかのポイントがありますが、一番身近な点と言えばコールサイン(call sign)だと私は思いますので、今回紹介してみましょう。
USでは日本より遥かに頻繁にアナウンスされますし、URLに入れたり、局ロゴなどのPRで使われるケースが非常に多いからです。
邦訳では「呼出符号(よびだしふごう)」となり、本来は当局が無線局を識別するために割り当てるアルファベット(たまに数字)の組み合わせです。
他の国と重複しないように国際間の取り決めで定められ、航空機/船舶/アマチュア無線などでも使われますから、ご存じの方も多いと思います。
もちろん日本の放送局(送信所)にも割り当てられていまして、ラジオ局は「JO」で始まるアルファベット4文字となり、TV局はこの4文字の後に「-TV」が付加されます。
(ご参考 Wikipedia : 呼出符号)
ちなみにNHKは「JOAK」として、東京放送局が最初に指定されました。
NHKラジオ放送では、毎時0分や番組が変わる際にラジオ東京第一なら「JOAK NHK東京第一放送です」とアナウンスされると思います。
(ご参考 NHKのコールサイン説明)
USはどうなってる?
さてUSの場合ですが、頭のアルファベットが(原則として)ミシシッピ川より東がWで、西がKの4文字。
身近な北マリアナ諸島(グアム島やサイパン島など)やハワイ州もKの範囲ですね。
これは、日本の総務省に相当する行政機関のFCC(連邦通信委員会/Federal Communication Commission)によって指定される仕組みです。
どうやって探すのか?
FCCのサイトでは、ラジオ局も含めライセンスされている放送局が様々な条件で検索可能です。
基本的にコールサインがキーワードとなって管理されていますが、例えば、「Broadcast Radio Links」のページから、ハワイ州の中波(AM)ラジオ局一覧を表示してみましょう。
なお、海外で中波はAMまたはMW(Medium Wave)と表記されるのが一般的です。

ここの「AM Radio Broadcasting」にある「AM Query」を選ぶと「AM Query - Search on Any Fields」(検索条件設定画面)という、様々な条件をセット出来るフォームが出ます。
ここではハワイ州の一覧を出すとして「State」(州)を「HI - Hawaii」として、下の方にある「Results to This Page/Tab」のボタンをクリックしてみます。ボタンが小さめですが、3つ並んでいる一番左となりますね。

すると、大きい画面に小さい字で(少し見にくいのですが)「AM Qurery Results」と題して結果の一覧が出ますが、ここの一番左がコールサインで「KNUI」「KUAI」など、ズラッと並んでいると思います。
都市名も出ますが、やっぱり人口が多いホノルル「HONOLULU」が目立ちますね。

ハワイの日本語ラジオ局「KZOO」
ちなみにですが、こちらのリストにも出ており、現地在住日本人の間で有名なのがKZOO局でして、通称ケーズー。
お恥ずかしいながら私はハワイに行ったことがなく、地上波で聞いたことは無いのですが、中波の1210kHzにて大半の番組が日本語で行なわれ、ネットでも簡単に聞けます。
番組表を見ると、日本のラジオ番組「森本毅郎 スタンバイ!」も含まれていますし、地元ハワイ州公認の緊急時日本語対応ラジオ局でもありますね。
KZOO局もそうですが、コールサインを自局のPRに用いることはUSでは日常茶飯事!
是非覚えておいて下さい。
引き続き、海外の現地ラジオ事情について書いて参ります。