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融けてまじわる “CHU” と “きらり” ――駒形花火,山田真緑 from いきづらい部!『チュリ♡CHUちゅきらり♪』

    こんにちは。かみなりひめです。

    いっきに季節の変わり目を体感せずにはいられない
    日々に放り投げられてしまって困惑しています。
    少しずつコートが恋しくなってる今日この頃です。

    でも、楽しいイベントだったら、
    そんな寒さも何のそのなのがオタクの性。

    末永香乃の #かのんぱふぇRadio
    第12回生放送
    観てまいりました!

    『末永香乃の #かのんぱふぇRadio』

    第12回配信!
    ご視聴&ご来場ありがとうございました♪

    ゲストは
    「イキヅライブ! LOVELIVE! BLUEBIRD」
    いきづらい部!
    藤野こころ(駒形花火役)さん
    小戸森穂花(山田真緑役)さん
    でした!… https://t.co/U3o9yxA7ST pic.twitter.com/SfSkBDDZil

    — 『末永香乃の #かのんぱふぇRadio』 (@Kanon_Radio_) October 28, 2026

    ラジオの公録といえば、文化放送サテライトに
    行ったことがあるくらいのワタクシ。
    ワタクシの青春はアニラジとともにありました。

    もちろん、イキヅライブ!にお熱なもんで、
    藤野さんと小戸森さんのお二人もお目当てでした。

    でも、いざ番組が始まってみると、
    いままでの歩みを振り返るお二人のエモトークを
    引き出してくれる末永さんのパーソナリティ能力に
    だんだんと聞き惚れていくワタクシなのでした。

    そして、極めつけはおたよりのコーナー。
    「藤野さん演じる駒形花火ちゃんはお着物文化、
     小戸森さん演じる山田真緑ちゃんは地球環境を
     守ろうと奮闘しているのですが、末永さんには
     何か守りたいものはありますか?」という投稿。

    末永さんの答え――、それは「日本語」でした。

    もうね、感動しましたよワタクシは。
    さすがは作詞家だなぁ! と感じ入るとともに、
    日本語と深く関わる職に就いているひとりとして
    これほど嬉しいことはありません。

    嬉しすぎてチェキ撮っちゃいました。

    末永神〜〜!!

    真緑は地球環境を守りたい、
    花火はお着物文化を守りたい。

    末永神が守りたいもの、
    それは、「日本語」とのこと。

    本日イチ感動してしまいました‥‥!
    ここに、“神” だと認定いたします😭

    そして、日本語に深く関わる職に就いているワタクシ、つまりは末永神と戦友ってコト――!? pic.twitter.com/mz11dj5jI3

    — かみなりひめ / ひめさん (@Himesan_LL_AK) October 28, 2026

    そして、同時に思ったのです。
    末永さんの表現する日本語世界の妙を、
    ちゃんと日本語でもって表現してみたい! と。

    よ! ということで!
    長い前置きでしたが、今回の分析対象となる曲は

    駒形花火,山田真緑 from いきづらい部!
    『チュリ♡CHUちゅきらり♪』

    でございます。

    2ndライブを経たL高生にはドッキドキの一曲。
    パフォーマンスだけじゃなくて、歌詞世界を覗いて
    もっと一緒にドキドキしてみましょう!

    末永神――もとい、作詞家 “こむぎ” の描き出す
    歌詞世界の作り方のワザを紐解いていきましょう。

    1. 聴覚、そして星のマリアージュ

    まずこの曲の歌詞を追いかけて気づくのは、
    前半部において聴覚に基づく表現が多いことです。

    愛しさの合図に合わせ
    ​チューニングして
    願いを響かせて

    (『チュリ♡CHUちゅきらり♪』)

    ”​意識してくれてる?”
    ​止まらない鼓動届く思い

    (『チュリ♡CHUちゅきらり♪』)

    夜空と
    囁きの声ふたりの世界

    (『チュリ♡CHUちゅきらり♪』)

    これに対して、曲が進んで後半にゆくにつれ、
    聴覚的表現は鳴りをひそめてゆき、そのかわりに
    「夜の星空」を感じさせる語が増えてゆきます。

    夜空と
    囁きの声ふたりの世界

    (『チュリ♡CHUちゅきらり♪』)

    ​チュチュリ チュリチュリチュリ
    CHUちゅきらり♪
    ​流れ星燃えていた空
    もしもなんてFor me

    (『チュリ♡CHUちゅきらり♪』)

    ミルキーウェイ飛び越えたなら
    ​夢の先へ行こうよ

    (『チュリ♡CHUちゅきらり♪』)

    この「聴覚」と「夜の星空」という二つの要素は
    サビにおいてしだいに交じり合ってゆくのです。

    たとえば、1番のサビでは、

    ​夜空と
    囁きの声ふたりの世界
    ​光を集めて…
    ​チュチュリラ
    おやすみなさい☆

    (『チュリ♡CHUちゅきらり♪』)

    という部分が該当するといえます。
    「おやすみなさい」というフレーズの末尾にある
    「☆」は、夜空の星を意味するものなのでしょう。

    また、ラスサビにおいても、

    ​チュチュリ チュリチュリチュリ
    CHUちゅきらり♪
    ​恋の 音色奏で

    (『チュリ♡CHUちゅきらり♪』)

    夜空と
    好きの妄想キミに内緒

    (『チュリ♡CHUちゅきらり♪』)

    とつながる点に看取できるでしょう。

    このように全体を眺めてみると、
    歌詞の前半部に集中する聴覚的な表現たちと、
    後半部に頻発する「夜の星空」を思わせる語句は、
    サビにおいてマリアージュを奏でてくれるのです。

    ところが、いま挙げた1番サビとラスサビとでは、
    同じマリアージュでも決定的な差異がありました。

    1番では「​続きは夢で交わそう」である箇所が、
    ラスサビでは「​続き今ここで交わそう」となり、
    夢の中で願っていたことが現実のものとなった
    「今ここ」を観測することができます。

    では、ラスサビにいたって、
    「夢」が「今ここ」へと変化したのには
    どのような要因が考えられるでしょうか?

    ここで、先に紹介した歌詞を再度掲げてみます。

    ミルキーウェイ飛び越えたなら
    ​夢の先へ行こうよ
    大好きが止まらないの
    ​キミの笑顔がまぶしい

    (『チュリ♡CHUちゅきらり♪』)

    「ミルキーウェイ」つまり天の川を「飛び越える」
    というのは、七夕伝説に基づいた表現であるのは、
    もはや言うまでもないでしょう。

    七夕伝説は日本と中国とでは異なるものですが、
    日本の七夕伝説に寄り添うならば、この伝説では
    天の川を「飛び越える」ことは、最も愛する相手と
    対面することを意味しています。

    つまり、「キミ」のことが好きな歌詞の主体は、
    ミルキーウェイを飛び越えることによって、
    ラスサビの世界においては「キミ」と「今ここ」を
    願えるまでの「キセキ」を実現するのでした。

    七夕という年一回の「キセキ」を織り込み、
    「夢」を叶えるという「キセキ」を生む。
    それが『チュリ♡CHUちゅきらり♪』なのです。

    2. キセキのフレーズ "チュリ"

    ここまでは、歌詞世界を大局的に眺めながら、
    聴覚世界と夜の星空との調和を読み取りました。

    さて、ここまでに「キセキ」なる語を
    複数回使用して歌詞を語ってまいりました。
    この語も、歌詞に頻発するワードですよね。

    最初に我々が出会うのは、

    魔法だって叶うキセキを
    ひらめく瞬間 (とき) 煌めく

    (『チュリ♡CHUちゅきらり♪』)

    という冒頭のフレーズでしょう。

    とりわけ「魔法だって叶うキセキ」という文言は、
    それぞれのサビでは必ず繰り返して登場します。
    これは果たしてどのようなものなのでしょうか?

    この謎を解き明かすために、1番Bメロに注目です。

    絡み合うフレーズ重ね合い
    ​今この瞬間に輝く

    (『チュリ♡CHUちゅきらり♪』)

    ここでは、先ほど挙げた冒頭の歌詞と、
    「瞬間」という同じ文字列が使用されていたり、
    「煌めく」「輝く」という動詞の類似だったりと
    重なり合う部分が多く見られることに気づきます。

    ならば、以下のような対応関係が成り立ちます。

    「魔法だって叶うキセキをひらめく」
    =「絡み合うフレーズ重ね合い」

    つまり、「魔法だって叶うキセキ」とは
    「絡み合うフレーズ」のことではないでしょうか?

    そして、この「絡み合うフレーズ」とは、
    楽曲タイトルや歌詞冒頭に登場している語である
    「チュリ」であるといえるのです。

    昨日、チェキを撮る際のお話の中で、
    「チュリ」とは「CHU」と「きらり」を
    縮約した造語であると語ってくださいました。

    言うまでもなく、
    「CHU」とはキスの際の擬音語でしょうし、
    「きらり」は星などが輝く際の擬態語でしょう。

    ここで、前節の内容を想い出してみてください。

    この曲の歌詞は、聴覚と「夜の星空」との調和が
    サビを中心に見られるのでしたよね。

    キスの擬音語と、星が瞬く擬態語が重なり合った
    「チュリ」とは、まさにこの曲全体を象徴している
    「絡み合うフレーズ」であるといえるのです。

    特に、ラスサビにおいては、
    七夕伝説に仮託することで「キミ」に会うことが
    「今ここ」のものとなっているわけですが、
    これを叶えたのも「キセキ」のフレーズである
    「チュリ」がひらめいたことが一因でしょう。

    そう考えれば、2ndライブ・Day2において、
    藤野さんと小戸森さんがこの曲の終わりで
    ”ちょっと刺激的な演出” で閉幕したのは、
    まさに「チュリ」であったわけでした――。
    (だからL高生の心をつかんで離さないのです)

    これが花火ちゃんと真緑ちゃんの、
    そして、藤野さんと小戸森さんの「答え合わせ」
    ってコトなんですか‥‥???(錯乱)

    ‥‥閑話休題。

    『チュリ♡CHUちゅきらり♪』という
    7拍(モーラ)ゆえに綺麗な楽曲タイトルの冒頭で
    燦然と、我々の耳に残ってくれてしまう語である
    「チュリ」こそが、この曲のすべてだったのです。

    こんな耳に心地よいオノマトペを生み出し、
    歌詞世界との相乗効果でさらに意味を創造する
    こむぎ(末永神)の作詞力――感服でございます。

    3. 補遺――藤野こころを感じろ

    正直、今日を迎えるまで不安が大きくて。自分のなかで。‥【中略】‥花火ちゃんって、すごく大きな野望があると思うんですけど、花火ちゃんって絶対にめげないんですよ。なので、私もそんな花火ちゃんに負けないように、じゃないですけど。不安なこともあるんですけど、私もめげずに、皆さんにどんどん成長した姿をお見せできるように頑張りたいなと思って。今日、特に実感しました。

    (1st LIVE ~ What is my L?~Day.2でのMCより)

    L高生は、すでにこのMCを知っています。
    野望達成への野心を抱いて突き進む駒形花火と、
    不安を抱えてステージ上で駒形花火を具現化する
    自身との違いを涙ながらに話す藤野こころさん。

    そんな二人を知っているからこそ、
    この歌詞を駒形花火――もとい、藤野こころさんが
    歌うのは、何か宿縁があると思えてなりません。

    ”強気に見えるかな?”
    ​本当は少し不安だよ

    (『チュリ♡CHUちゅきらり♪』)

    もちろん、ここは続く歌詞に登場する
    「優しい駆け引き」にもつながるような
    ひとつのフレーズにすぎません。

    しかし、2次元のキャラと3次元の声優との
    シンクロが重視され続けているこのシリーズで、
    ふとした拍子に声優がキャラを超えて発現する
    経験を、私たちはたくさん目にしてきました。

    藤野こころさんが演じる駒形花火ちゃんを
    奇しくも表現している名フレーズであると
    感じずにはいられないワタクシなのでした。

    4. おわりに

    ここまでの論の運びの中で触れられていない箇所が
    まだまだあるのがこの曲の恐ろしいところ。

    たとえば、「Give me」「For me」などのフレーズは
    まだ何も考えられてはいないのが現実。

    ユニットソングCDの発売までに聞き込んで、
    なにか納得できる解釈を見つけたく思いますので、
    その際は! よろしやす!!

    ‥‥なんてウキウキで筆を運んでおりましたら、
    もうすでにてっぺんを超えてしまいましたか。

    それでは皆様ご一緒に! 「おやすみなさい☆」

     
     
    【興味のあるもの】 水樹奈々 / 小宮有紗 / 村上奈津実 / 小泉萌香 / 佐々木琴子 / 奥村優季 / 天沢朱音 / 藤野こころ / μ's / Aqours / 虹ヶ咲 / 蓮ノ空 / イキヅライブ! / Prima Porta

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