
350日は長くて、300日は短い乙女
せっかく350日も待った桜が舞うのは寂しいけれど、
君の両手からこぼれる花びらが頭上に舞い落ちるのは、
この上なく美しくて。
そんな笑顔も相まって
胸がきゅんとするのは、
桜の色のせいなのだろうか。
葉桜が目立つようになった今、
「夏が帰ってくる」と笑う君は
太陽のように眩しい。
その日差しのせいで熱くなったのか、
どきどきと波打つ心臓は、
季節が巡るのを当たり前に受け入れるように、
君への「好き」も、当たり前に自覚し始めている。
きっと、君に恋して300日。
今年はどんな夏になるのだろうか。