メインコンテンツへスキップ
見出し画像
Photo bysnafu_2020

今年に入って、もう胃カメラは2回目

    痛いのが嫌で、ずっと検査を避けてきた。
    けれど2月から、私はずっと病院に通っている。

    内科、内科、内科、婦人科、また内科。

    採血、検便、検尿、胃カメラ、採血、採血、エコー、CT、エコー、胃カメラ

    最近は、
    「痛いのが嫌」より、
    「何も見つからない方が怖い」
    に少し変わってきた気がする。

    今年に入って、もう胃カメラは2回目。
    人生初で大騒ぎしていたのが、ついこの前だったのだが。

    今日は、人生2度目の胃カメラだった。
    頻度だけなら、もう歯医者の定期検診である。

    看護師さんが、
    鎮静剤の準備なのか、
    青いゴムベルトをぶらぶらさせながら待っていた。

    椅子に座って、説明を受け、
    荷物を置き、スリッパに履き替える。

    再び椅子に戻ると、
    「どちらの腕でもいいですよ」と言われた。

    迷うことなく左腕を採血台にのせる。
    前回の経験で、左側を向くことを覚えていたからだ。

    青いゴムベルトがきつく締められる。
    グッと力を入れて手を握る。

    針が刺さったまま、消泡剤を飲む。

    そして、前の人が終わるのを待つ。

    すると、検査室の奥から声が聞こえてきた。

    「いいよ、上手ですよ」
    「もう少しね」

    ——あれ?

    前の人は、鎮静剤なしなのだろうか。

    それとも、眠っている人にも、
    あんなに何度も声をかけるものなのだろうか。

    それと同時に、パーテーションで区切られただけの簡易な待合室。

    私の次に診察を受ける予定らしき方の会話が、そのまま聞こえてくる。

    「前回はコロナ禍で、鎮静剤が使えなかったんです」
    「歯医者の麻酔でも気持ち悪くなってしまって……体に合わないのかもしれなくて」

    そんな声が聞こえていた。

    そのたびに、こちらまでドキドキしてくる。

    ——やはり私は、
    検査そのものより、
    待ち時間が苦手だ。

    そんなことを考えているうちに、

    「はい、お疲れ様でしたー」

    と前の方が終わった声。

    いよいよ次は私だった。

    緊張していないふりをしていたが、
    ベッドに横になってからの動きが、あまりにも硬かったらしい。

    血圧計を巻かれたあたりで、
    もうバレていた。

    「緊張しますよね」

    その共感の声にふっと力が抜け、
    任せようと思った。

    左向きになると、
    すぐに喉の麻酔が始まった。

    飲み込めたかを確認される。

    この後から記憶無し。


    「オエッとなっていた」

    …気がする。

    看護師さんに聞くと、
    「とても穏やかでしたよ」と言われた。

    ってことは、夢?

    寝ていたのか、
    起きていたのか、
    よくわからない。

    ただ、気づけばまた、
    ナースコールを横に、
    ベッドに寝かされていた。

    そして今回も、

    異常なし。

    どうやら私は、
    少しずつ検査に慣れてきているらしい。

    それが良いことなのかは、
    まだ、よくわからない。

    ただ、
    心なしか、検査のあとから、
    お腹の痛みは全くない。

    ——精神的なものなのか?

    #日常エッセイ


    過去の検査記事は、こちら▼

     
     
    ずっと、学びの途中。卒業予定なし。40代、2児の母。 小さな挑戦や心が動いたことを、自分の言葉でゆるっと書き留めています。 不器用だけど一生懸命。 2025「#今年学んだこと」グランプリ受賞。 今日の注目記事に3回取り上げていただきました。

    あなたへのおすすめ