
【叙情詩】はるのひ
車通りの少ない
穏やかな陽射しの道
小さな花束を抱えた学生たちと
すれ違う
未来への希望と不安
言えなかった言葉や
忘れたくない思い出の欠片たちを
いっぱい
いっぱい抱えて
まるで
体のまわりに
プリズムが生まれているみたいに
その光は
ただ
眩しいままで
ずっと
ずっと
前に、noteではないのですが本を読んだ感想のなかで「青春とは記憶の中で永遠に輝く、失われた煌めきのことかもしれない」と書いたことがありました。
春の光の中、卒業式を終え惜別の思いとダイヤモンドダストのような煌めきを振りまく瞬間の眩しさ。
そんなものを表現してみました。
この詩も視点が2つあり、最後のずっとずっと、は意味が3つあります。
今日から叙情詩スペシャル3daysと銘打って、3日連続で叙情詩を載せていきます。
ほぼ一筆書きの詩の中に、ひとつでも何かを動かすものがあれば嬉しいです。