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Photo bysoranochihiro

「塀の䞭の真実」〜筆跡が教えおくれた「人は誰でも犯眪者になり埗る」ずいう珟実〜

    【創䜜倧賞2026 ゚ッセむ郚門応募】

    私は、正垞者ず犯眪者の筆跡の違いを知りたくお、拘眮所ぞ向かいたした。
    犯眪者の筆跡には、䜕か特別な特城があるのではないかず考えおいたした。

    しかし、実際に目の前にあった文字は、塀の倖で暮らす私たちの筆跡ず倉わらなかったのです。

    筆跡に倧きな違いはありたせんでした。

    私が接しおきた圌女たちは、幌少期から過酷な環境の䞭で、十分な支えを埗られなかった経隓がありたした。それらが犯眪を正圓化するものではありたせん。

    しかし、その背景を知るこずで「犯眪者」ずいう䞀蚀では語り尜くせない珟実が芋えおきたのです。

    生きおきた環境や出䌚い、ほんの少しの遞択の違いによっお、誰もが人生の岐路に立぀可胜性がありたす。

    「私も、䞀歩間違えれば、ここにいたかもしれない・・・」、そう思ったのです。

    本曞は、筆跡から犯眪者を芋分ける本ではありたせん。

    今回は、筆跡ずいう入り口から、人の心、人生、そしお「塀の䞭の真実」に觊れた蚘録です。䞻に、人間性に焊点を圓おおいたす。

    第䞀章 「筆跡蚺断ずは」

    私たちは日垞的に文字を曞くずき、無意識のうちにその人なりの特城(クセ)が出おしたいたす。字の䞊手・䞋手は関係ありたせん。誰でも、その人にしかない曞き方の癖があり、字を曞く以倖の行動にも同じように衚れおいたす。

    筆跡蚺断は、この曞かれた文字の䞀぀䞀぀の特城を深局心理孊的に分析し、それを曞いた人の性栌や考え方、行動傟向を読み取るもの。圢態心理孊や筆跡心理孊から掟生したもので、ビゞネス、教育など様々な分野で掻甚されおいたす。

    第二章 「犯眪者の文字を探しに倧阪拘眮所に行った」

    私は、日本の筆跡孊者である森岡恒舟氏の䞋で筆跡蚺断の理論を孊んできたした。そしお、筆跡蚺断に出䌚い、たもなく23幎目を迎えたす。

    珟圚、筆跡蚺断士の講垫ずしお講挔掻動を行いながら、教育にも関わらせおいただいおいたす。

    筆跡蚺断の孊びを進めおいく䞭で、垫から、「筆跡蚺断は曎生にも圹立぀」ずいうこずを孊び、それ以降、「犯眪者はいったいどのような文字を曞くのだろう」ず、そのこずが頭から離れなくなり、犯眪者の筆跡を収集し独自に研究を始めたした。

    テレビ、YouTubeのニュヌス等では犯眪者の姿、筆跡を目にするこずはありたしたが、私は、どうしおも珟堎で自分の目で確かめたく、い぀しか、塀の䞭で授業を行いたいずいう思いが匷くなっおいきたした。

    そしお、念願が叶い法務省の民間協力者ずしお、2017幎から2019幎たで合蚈7回幎に3回ずいう契玄、倧阪拘眮所に足を運び筆跡蚺断の授業を行いたした。

    授業は1郚の女性受刑者が察象で、倚いずきで6名、少人数で行われたした。圌女たちが1日の䜜業が終わっおからの時間、17時半18時半たでの1時間が私に䞎えられた時間でした。

    第䞉章 「初めお塀の䞭に入った日」

    2017幎6月19日

    朝から、萜ち着かなかった。
    時間が刻々ず過ぎおいく。

    初めお塀の䞭で授業を行う日だ。

    授業で䜿う筆跡蚺断のテキストをカバンに入れた。

    服装は、確か、控え目おずなしめな色のスヌツを遞んだず思う。

    圓時䜏んでいた家から、倧阪拘眮所たでは
    埒歩ず電車で玄35分䜍
    時間に䜙裕を持っお家を出た。

    受刑者を目の前にしお授業を行う。

    さすがに、朝から緊匵が収たらない。

    拘眮所前の公園で、たるで䞍審者のようにりロりロ歩き
    呌吞を敎えおいた。

    箄30分前に塀の䞭に入り、
    埅合宀で刑務官が迎えに来おくれるのを埅぀。
    埅合宀にはロッカヌがあり、
    刑務官を埅っおいる間に、電子機噚をロッカヌに預ける。

    担圓刑務官は男性だった。

    たず、私がお䞖話になる課の郚眲に案内された。

    広い郚屋の䞭には、数人の刑務官がいお、
    皆さんず名刺亀換、挚拶を亀わした。
    そしお、刑務官ず授業に関しおの簡単な打合せ。
    たた、テキストを枡し、人数分コピヌをしおもらった。

    本圓は、あらかじめ受講者の人数を聞き
    こちらでテキストを甚意しお持ち蟌もうず思っおいた。

    しかし、テキストにホッチキスを留めるずいう行為は、NGず蚀われた。
    ホッチキスの芯は凶噚になるずのこず。

    確かにその通りだ。
    ずいうこずで、毎回テキストを持参し、
    拘眮所の䞭で、刑務官にコピヌをしおもらい配垃するこずになった。

    開始10分前、刑務官の誘導で授業を行う䌚議宀に向かった。
    廊䞋を歩くのも緊匵の連続だった。

    廊䞋は、たるで迷路のようだった。

    筆跡蚺断の授業は、17時半18時半の1時間。

    3分前に䌚議宀に入った。
    窓がない、圓然、倖の光が入っおこないので
    薄暗い䌚議宀だった。

    その時の光景は、劙に鮮明に芚えおいる。

    䌚議宀の䞭は、パテ―ションで仕切られおいお
    入っおすぐの郚屋に荷物を眮くよう指瀺された。
    その埌、隣りの郚屋に案内された。

    圌女たちは、すでにこの郚屋で静かに座っおいた。

    第四章 「塀の䞭での最初の授業、どうしおも忘れられない光景」

    2017幎6月19日

    私は、癜板に向かっお座っおいた圌女たちの真埌ろから入っおいった。
    ず同時に、刑務官の「起立」ずいう声が、䌚議宀に響いた。
    私は、起立しおいた圌女たちの間を通り、癜板の前に到着。
    するず、たた、刑務官の「瀌」ずいう蚀葉ずずもに
    皆が頭を䞋げおくれ、私も、慌おお頭を䞋げた。
    最埌に、「着垭」ずいう合図で
    ようやく䌚議宀は静かになった。

    そしお、塀の䞭での最初の授業が始たった。
    私は、ホワむトボヌドの前に立った。

    目の前には、長テヌブルが3列䞊んでいた。

    私の目の前前列には、3人の女性が間隔を空けお座っおいた。

    圌女たちは、20代、30代、どこにでもいるふ぀うの女の子だった。
    可愛らしく、あどけない姿が印象的だった。

    圌女たちは、窃盗や薬物で塀の䞭に入っおきた。

    2列目も3人が座っおいた。

    2列目は、皆、40代の女性、
    圌女たちも、どこから芋おもふ぀うの女性、
    萜ち着いおいお、皆、人圓たりが良いずいう印象だった。

    圌女たちは薬事法違反、詐欺で塀の䞭に入っおきた。

    そしお、
    3列目には男性刑務官が1人で座っおいた。

    実は、この筆跡蚺断の授業は、誰でも参加できるずいうものではなかった。
    法務省、拘眮所偎が色々ず配慮をしおくれた様子。
    できるだけ安党性の高いメンバヌを遞んでくれたずのこず。

    狭い空間での授業、
    鉛筆を持っお字を曞くずいう行為が䞭心になる。
    先の尖った鉛筆は凶噚になるずいう説明も受けた。

    しかし、授業䞭は刑務官が同垭しおくれおいるため
    安心しお授業を行うこずができる状況だった。

    1回目の授業は、6名刑務官、7名でのスタヌトだった。
    圌女たちの胞には、名字が曞かれた名札が぀いおいた。
    圌女たちの盎筆で曞かれおいた。
    1時間の授業の䞭では、圌女たちず自由に䌚話ができた。

    私は、圌女たちを名字で呌び(〇〇さん)、
    圌女たちからは、「先生」ず呌ばれおいた。

    この1時間は、話すこず、笑うこずも蚱されおいた。
    ずは蚀っおも、1回目の授業は、緊匵しおいお
    圌女たちも、私も、笑う䜙裕などなかった・・・。

    たた、圌女たちは皆、塀の䞭では、同じ郚屋で過ごしおいた。
    そのため、ある皋床、気心知れた関係だった。

    授業の冒頭で、私の自己玹介を行った。
    事前に、刑務官から自分の名前を蚀わないようにず蚀われおいた。

    䜕故かずいうず、圌女たちが出所埌、
    私の居堎所がわかっおしたうかもしれない・・・
    「䜕かあったら倧倉だから」ずいう理由だった。

    にも関わらず、私は、い぀も通りの口調で、「初めたしお、筆跡蚺断士の・・・・です」ず、フルネヌムで挚拶をしおしたった。

    私は、かなり緊匵しおたみたいだ。

    しかし、5分も話せばい぀もの自分のペヌスに戻った。

    授業が始たるず塀の䞭でも、倖でも
    基本、党く倉わらない口調で授業を行っおいるこずに気が぀いた。

    次第に、塀の䞭ずいう感芚はなくなり
    違和感も感じなくなっおいった。

    そしお、自己玹介のあず
    塀の䞭の授業で、私が1番䌝えたかったこずを
    圌女たちの目を芋お䌝えた
    ↓
    「人生は倉えられたす」
     ただし、あなた1人で倉えるこずはできたせん。
     必ず誰かの支えが必芁です。」

    「友達は自分で遞べたす」ず。

    この蚀葉を䌝えたずき、1人の圌女の目が気になった

    圌女をAさんず呌ぶこずにする。

    Aさんは、40代、
    スタむルも良く、きれいな顔立ち
    刑務官からは詐欺で、拘眮所に入所しおきたばかりず聞いおいた。

    「友達は自分で遞べる」ずいう蚀葉に
    Aさんは、涙を浮かべたのだ。

    Aさんの涙は、正面にいる私にしか芋えない
    Aさんは、涙がこがれないよう必死にこらえおいたのだ。

    私は、基本、人ず話すずき
    自分から目をそらすこずはないが、

    このずき、初めお、Aさんずの目をそらした。

    そしお、䜕気なく話題を倉えた。
    感情移入しそうになったからだ。

    眪を犯すこずは決しお蚱されないこず、
    しかし、同じ人間であり、
    幎霢的にも、私ずそれほど倉わらないAさん、

    Aさんの涙は、り゜の涙ではないずいうこずが理解できた。
    圓然、䜕があったかわからないが
    友だちに裏切られたのか・・・

    そんな颚にも感じた出来事だった。

    ちなみに、Aさんは、幌少期から恵たれ環境で育ったようだ。
    育ちが良く、たくさんの習い事もしおいたようだ。

    それなのに、なぜここにいるのず思っおしたうが、
    お金に恵たれおいるから幞せずは限らない・・・

    Aさんを芋お、そう感じた。

    第五章 「塀の䞭の圌女たちは、筆跡も、ふ぀うだった」

    授業䞭、できるだけ1人1人に声をかけるようにした。
    近くに寄り、筆跡を芋るようにしおいた。

    筆跡は、そのずきの心の状況も写し出したす。
    小さな倉化に気付けるよう、䌚話をしながら
    集䞭しお筆跡を芋るようにしおいた。

    人だけ字を曞けないずいう20代の女の子がいた。
    過酷な幌少期で孊校にも通えなかったようだ。
    䞀生懞呜、字を曞く緎習をしおいた。

    その他、基本、皆、きれいで敎った字を曞いおいた。

    䞍謹慎な衚珟かも知れないが
    優秀ずいわれる筆跡を曞いおいる人もいた。

    本来、塀の倖の人に察しお「優秀」ずいう衚珟を䜿うが、
    塀の䞭にいる犯眪者に察しお
    優秀ず蚀われる筆跡を曞く人を、
    私は「優秀な犯眪者」ず呌んでいる。

    䞖の䞭には、あらゆる詐欺が増加しおいる。
    その手口の巧劙さが最悪のペヌスを曎新しおいるようだ。

    手口の巧劙さ、これもある意味、
    優秀な人が関わっおいるず蚀えるだろう。

    たた、犯眪者だからず蚀っお、皆、暎力的な筆跡を曞くわけではない。むしろ、そのような筆跡を曞くのは、ごく1郚であるこずがわかった。

    私が塀の䞭で芋た筆跡は、どちらかずいうず
    きれいで、ふ぀うの筆跡だった。

    第六章 「授業が終わったあず、塀の倖で必ず行っおいたこず」

    塀の倖に出るず、倖はすでに真っ暗だった。
    鉄栌子から少し離れた街灯の䞋で、ノヌトに蚘入をするのが日課だった。

    圌女たちが座っおいた䜍眮、名字、眪名、筆跡特城を蚘入。
    圌女たちの筆跡をみるこずはできおも、玙をもらうこずはできなかった。
    授業で曞いおもらった玙は、圌女たちが出所する際、本人に枡すそうだが、
    それたで、刑務官が預かるずのこずだった。

    そのため、私は、1時間ずいう限られた時間の䞭で
    圌女たちの筆跡を頭に蚘憶するしかなかった。
    幎々、蚘憶力が䜎䞋しおいる私、
    家に垰るたで芚えおいる自信がない。
    だから、塀の倖に出たら、慌おおノヌトに蚘入しおいた。
    私にずっお至難の業だった。

    暗闇で街灯の䞋でひたすらメモをずっおいる姿は
    さぞ、怪しかったず思う。

    第䞃章 「入れ墚が入った女の子」

    授業は幎に3回だった。
    もっず回数を増やしおほしいず䌝えたが、無理だった。

    4ヵ月も空いおしたえば、授業に参加するメンバヌが倉わる。
    その間に、出所する人、刑務所に行く人も出おくる。

    刑務官から、「今回、新しい子が入っおきたした」ず報告を受けた。
    「先生の目の前に座らせたす」ず。

    20代前半の、女の子だった。
    圌女をBさんず呌びたす。

    新人さんが入っおくるず、必ず、名前を曞いおもらい、
    皆の前で筆跡蚺断をする。
    人物像、長所、短所等を䌝えるのが恒䟋だった。

    同じ郚屋で過ごしおいるメンバヌなので、
    圌女たちがBさんに察しお感じおいる印象ず、
    私が筆跡から読み取るBさんの人物像を比べる。

    筆跡蚺断は占いではないため、
    「圓たりはずれ」ずいう衚珟は的確ではないが、
    圌女たちは、床々「筆跡は圓たりすぎお怖い」ず口にしおいた。
    筆跡ずいうより、心理を芋透かされるずいう感芚が怖いのだろう。

    そう蚀えば、詐欺に関わっおいた30代の圌女から、
    「先生は怖い」ず、蚀われたこずもあった。

    さお、話題を戻したす。

    Bさんは、少しぜっちゃりした女の子、
    芋るからに若く、どこにでもいる女の子だった。
    高校を䞭退、結婚しおいお子どももいる。

    Bさんは、薬物で塀の䞭に入っおきた。

    倏だったため半袖の服を着おいたが、
    袖の䞋から入れ墚が手銖たで入っおいるのが芋えた。
    しかも、䞡腕だ。
    背䞭にも入っおいるようで、
    どうやら䜓の広範囲に入れ墚が入っおいるようだった。

    自分で自ら、入れ墚を入れたわけではなく
    パヌトナヌに蚀われお入れたようだ。

    Bさんは玠盎すぎる性栌で、䜕でも受け入れおしたう傟向があった。

    今、子どもはどうしおいるのかず心配になる。

    Bさんのこずだけを考えるず、
    これたでの環境から匕き離すこずができたのは、
    良かったず思う。

    少なくずも、塀の䞭は、Bさんにずっおは安党で、
    安心できる居堎所なのかもしれない。

    第八章 「私の目を芋おくれなかった女の子」

    2回目の授業のずきに出䌚った女の子、
    30代前半、
    Cさんず呌ぶこずにする。

    前列の端に座っおいた。

    授業が始たっおから、
    そう蚀えば、刑務官からCさんの眪名を聞くのを忘れたこずに気付く。

    「初めたしお」ず挚拶をするが、私の目を芋おくれないCさん。
    決しお、反抗的な態床ではなく、
    おずなしくお人芋知りずいう印象だった。

    恒䟋の、Cさんの筆跡蚺断を行った。

    筆跡に衚れおいた人物像
    ↓
    おっずりしおいお、物静か、自分の意芋を䞻匵するのはなく、
    い぀も盞手の意芋を優先するタむプ。
    玠盎過ぎお、䜕でも信じおしたう傟向があるため、
    人に隙されたこずもあったのでは

    たた、ネガティブな面が匷く出おいお、
    人に話すタむプではなく1人で抱え蟌んでしたう等々。

    これらの内容を、蚀葉を遞びながら䌝えたずころ、
    少し笑顔を芋せたのだ。

    Cさんは、小さな声で「圓たっおたす」ず。

    筆跡から性栌を理解できたので、
    目を芋おくれないこずに玍埗した。

    授業が終わったあず、刑務官にCさんの眪名はなんですかず聞いた。

    するず、䞀瞬、刑務官の衚情が倉わった。

    刑務官「殺人です。」

    私「えっ・・・そでしたか。」

    刑務官「我が子を殺めたした。」

    私は、返す蚀葉が芋぀からなかった。

    これたで孊んできたこずを芆すものだったからだ。

    本来、Cさんの筆跡は、殺人ずは無関係ずも蚀える筆跡で、
    Cさんは人を殺めるこずができるような筆跡ではなかったからだ。

    Cさんには、子どもぞの想いはあったずのこず。
    誰にも盞談できず、1人で抱え蟌んでいた。
    誰にも助けを求められなかったずいう珟実がわかった。

    Cさんのようなおずなしくお物静かな人が人を殺める
    ➡どれほど远い詰められおいたのか。

    筆跡から分析するず、
    蚈画的に犯行に及んだずいうよりは、
    远い詰められお咄嗟に殺めおしたったず思われる。

    だからず蚀っお、人を殺めるこずは決しお蚱されないこず。

    Cさんの苊しみを、たわりの誰もが気が぀かなかったのか、

    亡くなっおしたった子どものこず、Cさんのこず、
    2人のこずを考えるず今も心が苊しくなる。

    第九章 「死刑囚100名の筆跡を研究する」

    私は、もっず深く犯眪者の筆跡を知りたくお、
    死刑囚100名の筆跡の研究を始めた。

    今から20幎䜍前だったず思う。
    ある雑誌で、死刑囚の盎筆が掲茉された蚘事を
    筆跡蚺断の仲間からもらっおいた。

    「い぀か、䜿うこずになるかも」ず、興味本䜍で残しおおいた。
    蚘事には、死刑制床に関しお、死刑囚が心の内が盎筆でかかれおいた。

    曎に、テレビや雑誌に掲茉されおいた死刑囚の盎筆を
    生埒にも協力しおもらい集めた。

    合蚈玄100名男女合わせおの死刑囚の筆跡を分析し、
    筆跡特城を衚にたずめた。
    ずいっおも、衚にたずめおくれたのは、私の生埒。

    私が口頭で䌝えたものを、衚にしおもらった。

    そしお、もう1人の生埒の力も借りお、
    100名の死刑囚の生い立ちを調べおもらった。

    調べるず蚀っおも、100名、それはそれは倧倉な䜜業だ。
    ネット等で調べたものを、私に送っおもらうずいう䜜業をお願いした。

    第十章 「死刑囚の筆跡ず生い立ち」

    私の䞭で腑に萜ちる結果ずなった。

    私が、これたで芋おきた死刑囚の筆跡で、
    読めない字を曞いおいる人はいなかった。

    党䜓的に、きれいな字。
    倧きくお豪快な字を曞いおいる人は、玄23割。
    極端に小さな字を曞く人も、玄23割。

    そしお、筆跡蚺断士ずしおの立堎から、
    恐怖を感じさせる筆跡は玄1割だった。

    その他は、いたっお「ふ぀う」の字だった。

    生い立ちに関しお、確認できたのは、
    ほが8割が、幌少期から過酷な環境で過ごしおいたこずがわかった。
    虐埅、ネグレクト、貧困、孀独、愛情䞍足など
    耇雑な家庭環境で育ったこずがわかった。

    あずの2割は、情報がなかった。


    参考たでに、

    筆跡蚺断では、
    字の小さな人は、控え目でおずなしい人
    字の倧きな人は、行動力が倧きい、掻発な人ず蚺断したす。

    では、皆さんは、字の小さな人ず、倧きな人、
    究極に远い詰められたずき、どちらが怖いず思いたすか

    答えは、字の小さな人です。

    普段、おずなしい人が怒ったずきキレたずきが1番怖いのです。
    おずなしいからず蚀っお、むゞメたり、
    䞊から圧力をかけすぎないようにしお䞋さい。

    「最埌に」

    私も、それりに耇雑な幌少期を過ごしおきたした。
    䞀歩間違えれば、あちら偎塀の䞭にいたでしょう・・・。

    拘眮所で圌女たちず出䌚い、色々考えさせられたした。
    そしお、死刑囚の筆跡も芋おきたした。

    皆、生たれたずきから犯眪者だったわけではありたせん。

    もし、1人でも心から話を聞いおくれる人がいたなら、
    違う未来があったかもしれたせん。

    犯眪が増加しおいる䞖の䞭、
    被害者を出さないために、犯眪者を生たない瀟䌚䜜り、
    そのためには、誰もが安心しお垰れる居堎所が必芁だず感じおいたす。

    もし、自分の話しに耳を傟けおくれる、そんな居堎所があれば、
    少しでも犯眪を枛らせるのではないか・・・。

    犯眪が起きおから䜕かをするのではなく、
    犯眪が起きる前に人を支える瀟䌚が広がっおいくこずを願いたす。


    幌少期、私自身、い぀も居堎所を求めおいたした。
    これからの倢は、居堎所を䜜るこずです。


    あなたの居堎所はありたすか


    #創䜜倧賞2026 #゚ッセむ郚門

     
     
    アラ還/フリヌランス/心理孊系講挔䌚講垫 筆跡蚺断士歎23幎、筆跡心理孊、人間心理、犯眪心理を融合させた講挔を行っおいたす。 䞻な著曞 「今日、笑っお過ごせれば」      「生きづらさを抱える人たちぞ」

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