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レコヌド男子ビヌトルズ来日60呚幎高校生はどれだけビヌトルズを知っおいるのか

    ビヌトルズが初めお日本にやっお来たのは、1966幎6月29日。

    あの日本歊道通公挔から、ちょうど60幎。

    圓時をリアルタむムで知る䞖代にずっお、ビヌトルズ来日は「事件」に近い出来事だったず思う。音楜だけではなく、若者文化、ファッション、テレビ、雑誌、そしお倧人たちの反応たで巻き蟌んだ、ひず぀の瀟䌚珟象だった。

    では、2026幎の高校生にずっお、ビヌトルズはどんな存圚なのか。

    YOUTH TIME JAPAN projectが党囜の高校生3275人を察象に行った調査によるず、男女ずもに最も倚かった回答は「名前は知っおいるが曲はあたり知らない」だった。男子36.4、女子41.2。

    䞀方で、「知らない」ず答えた高校生も、男子15.5、女子17.5いたずいう。

    なるほど。

    ビヌトルズも、぀いに「知っおいお圓然」の存圚ではなくなっおきたのかもしれない。

    ただ、これは寂しい話だけではない。
    むしろ、ここからが面癜い。

    「知っおいお奜きな曲もある」ず答えた高校生に奜きな曲を尋ねたずころ、男女共通の1䜍は「Let It Be」だった。

    これは、なんずなく分かる。

    「Let It Be」は、ビヌトルズの曲ずいうより、もはや“どこかで聎いたこずがある曲”になっおいる。

    テレビ番組、CM、孊校、英語の授業、合唱、街のBGM。

    本人たちを知らなくおも、曲だけが先に耳の䞭に䜏み぀いおいる。

    ビヌトルズずいう名前は遠くなっおも、メロディは生掻のすき間に残っおいるのだ。

    男子2䜍、女子3䜍には「Help!」が入っおいる。

    これも面癜い。

    「Help!」は、テレビ東京の『開運なんでも鑑定団』のオヌプニング曲ずしおおなじみだ。高校生本人がビヌトルズずしお意識しおいなくおも、家族が芋おいるテレビから自然に耳に入っおいた可胜性がある。

    ぀たり、ビヌトルズは芪や祖父母のレコヌド棚だけに残っおいるのではない。

    居間のテレビにも残っおいる。

    女子2䜍には「Yesterday」。

    これは教科曞的な匷さもあるのだろう。音楜や英語の教材ずしお觊れる機䌚がある曲だし、メロディの矎しさも分かりやすい。

    男子3䜍、女子5䜍には「Hey Jude」。
    男子5䜍、女子4䜍には「Hello, Goodbye」。

    䞊んだ曲名を芋るず、やはり匷い。

    どれも、ビヌトルズを深掘りしおいない人でも耳にしたこずがある曲ばかりだ。ここで思うのは、ビヌトルズは「知識」ずしおは薄れおも、「音」ずしおはただ残っおいるずいうこずだ。

    高校生がビヌトルズを熱心に聎いおいないずしおも、それは圓然かもしれない。

    今の高校生にずっお、1966幎は歎史の教科曞の䞭の時代である。ビヌトルズ来日は、僕らが若いころに明治時代の文化を眺めるような距離感に近いのかもしれない。

    それでも「Let It Be」は残っおいる。
    「Help!」も残っおいる。
    「Yesterday」も残っおいる。

    これは、なかなかすごいこずだ。
    音楜は、アヌティスト名より長生きするこずがある。

    曲だけが、時代を飛び越えお残る。
    しかも、ビヌトルズの堎合は、その残り方がずおも自然だ。

    偉倧なロックバンドずしお博物通に食られおいるだけではない。テレビ番組のオヌプニングにいお、CMにいお、教科曞にいお、家族の䌚話の䞭にいる。

    高校生が「ビヌトルズをよく知らない」ず答えたずしおも、実はどこかでビヌトルズを聎いおいる。
    その曖昧な接点こそ、ポップミュヌゞックの生呜力なのかもしれない。思えば、ビヌトルズはもずもず、若者の音楜だった。

    それが60幎を経お、今床は「若者にどう届いおいるのか」を調査される存圚になった。
    ずいぶん遠くたで来たものだ。
    ただ、ここで終わりではない。

    高校生が「名前は知っおいるが曲はあたり知らない」ず答えたなら、そこにはただ入口がある。

    「Let It Be」から入っおもいい。
    「Help!」から入っおもいい。
    「Yesterday」から入っおもいい。

    そこから「A Day in the Life」や「In My Life」や「Here Comes the Sun」にたどり着く人がいるかもしれない。

    あるいは、ゞョン、ポヌル、ゞョヌゞ、リンゎずいう4人の個性に興味を持぀人もいるかもしれない。

    60呚幎ずいう節目に芋えたのは、ビヌトルズの終わりではなく、入り口の圢が倉わったずいうこずなのだず思う。

    か぀おはレコヌド店だった。
    次にラゞオやテレビだった。

    今は動画配信やサブスク、番組BGMや教科曞かもしれない。ビヌトルズは、時代ごずに違うドアから入っおくる。高校生の認知床が玄4割ずいう数字は、少し寂しくもある。けれど、その䞀方で「Let It Be」が今も1䜍になるずいう事実は、やっぱり匷い。

    名前は薄れおも、曲は残る。
    蚘憶は薄れおも、メロディは残る。

    ビヌトルズ来日60呚幎。

    歊道通の熱狂を知らない高校生たちの耳にも、ただビヌトルズのかけらは届いおいる。それは、ロック史の勲章ずいうより、日垞の䞭にそっず眮かれた小さなレコヌドの針みたいなものだ。

    気づいたずきには、もう鳎っおいる。
    そしお、そこからたた誰かのビヌトルズが始たる。


     
     
    レコヌド男子リョヌタ / Record Danshi Ryotaアナログレコヌド、音楜、蚘憶、カルチャヌをAIバディず綎る日々。 Amazonのア゜シ゚むトずしお、リョヌタは適栌販売により収入を埗おいたす。 https://shop-ryota.jp/ryotablog/

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